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”発電所の廃熱が温暖化の主因”とか言ってる人って、所々で見かけますね。でも温室効果ガスによる太陽エネルギーの吸収量の変化より、桁違いに小さいんですよね。下記のように。
世界の総一次エネルギー供給量(TPES,2008年):12267Mtoe = 12267x11.63TWh = 142665TWh Wに直すと 142665 / 365 / 24 = 16.3TW http://www.iea.org/textbase/nppdf/free/2010/key_stats_2010.pdf [iea.org] ちなみに電力需要量はもっと小さくて、2TWぐらい。
これに対して、太陽から地球に届くエネルギーは約174000TW。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ [wikipedia.org]地球のエネルギー収支 本当ならこれと同じだけのエネルギーが外に出て行って、地球の平均気温は一定に保たれるところ。
太陽の出力変動は無視できるの?
因果関係が逆では?
海水温が上昇したため、CO2の放出が行われたのでは?
ここでも読んどきなさい。ココが知りたい温暖化 [nies.go.jp](国立環境研究所 地球環境研究センター)
「逆では?」とか言って科学者にケンカ売るなら、相応に信頼性のある論文でも示しなさい。ほんとにあったら、ノーベル賞級の業績だと思うけどね。
あと1,2年でひっくり返るだろうけどね。そんな事いってるのは、日本だけ。
>あと1,2年でひっくり返るだろうけどね
論拠は?
声だけでかい奴の想像、じゃないのか。
いろんな二酸化炭素温暖化説を読んだけど太陽の出力変動に対して、まともに考察しているものはなかった。太陽って変光星なんだよ。知ってた?
>太陽の出力変動に対して、まともに考察しているものはなかった。
まず常識的に考えてみよう。太陽の光量が変動していることは非常によく知られた事実であり、それを考慮しないなんていう馬鹿なことをするだろうか?と言うわけで当然そんな物は昔から考察の対象になっている。
例えばIPCCの第4次報告書 [www.ipcc.ch]とそれに付随したtechnical paper [www.ipcc.ch](およびそれらで引かれている文献)でも当然考察に入っている。(量が多いのでリンク先(とその先)を参照のこと)
また現在では単に光量の変化とかだけではなく、そのスペクトル変化やそれが環境に及ぼす影響、などへも研究は展開されている。(例えばNature, 467, 696–699 (2010)など)
こういった物への言及を見たことがないというなら、それはさすがに勉強不足(読んでいる資料が少なすぎる)だ。
そこで思考停止してしまうわけか。
太陽観測に関しては日本がトップレベルなのに、その成果を気候変動に反映してないのが現状。少し前に出たブルーバックスに要約が出ている。また、太陽の出力変動と地球の気候変動の関連に関しては、やはり日本の研究者が南極から採取した氷柱に含まれるベリウムの同位元素比率から、その関連性を調査している。ようやく憶測ではなく、物的証拠での研究が始まった段階。
それから、高層大気での雲生成のメカニズムも、やっと議論され始めた。宇宙線の影響が大きいらしい。
二酸化炭素で結論するには、まだ早いんじゃない?それとも「権威のある論文」を崇拝しているんだったら別だけどね。
>そこで思考停止してしまうわけか。
いや、さすがにその批判はここでは的外れでは。#1895452 [srad.jp]のコメントは、#1895439 [srad.jp]のコメントでの
というのを受けてのものだから思考停止とかではないでしょう。内容・結論に関してはまだ議論があるけれども、(その時点で得られているデータで)まともに考察している物はたくさんあるわけですし。
>少し前に出たブルーバックスに要約が出ている。
ブルーバックスは冊数が多いんで、書名を出してもらえると助かります。さすがにあれ全部だと検索するのも大変……
>日本の研究者が南極から採取した氷柱に含まれるベリウムの同位元素比率から、その関連性を調査している。
柴田先生とか堀内さんとかのあの辺の仕事?だとしたら、「太陽光量の変動が気候変動の主原因では無いことを示唆しているものの、BeおよびC同位体の研究は太陽光量の見積もりには有効な手段」って結果だったと思うけど。(2009-2010頃の論文で読んだ覚えが)
>高層大気での雲生成のメカニズムも、やっと議論され始めた。宇宙線の影響が大きいらしい。
これに関してはその通りで、いろいろ面白い結果が出てきてますね。ただ、結局雲がどういう役割なんだ、というレベルですらまだ結論が出ていないんでまだまだやらなきゃならん事は多いのですが。
ふーん。
「ブルーバックスに出てる」から 「研究が始まった段階」だから 「やっと議論され始めた」から
が論拠?それだけ?それで、数千人が数十年かけて調べてきたことが否定できると?
既に書いたように、ノーベル賞級の業績だと思いますよ、もしほんとなら。でも、あなたの論拠の方が信頼できるという証拠を示されてませんね。
-----------
それどころか、あなたの出したネタは全部使い古しのネタですね。
・宇宙線の影響は、否定されてる。 http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/pages/236/all.pdf [u-tokyo.ac.jp]
・太陽の「変光」によるエネルギーの変動は0.1%程度。気温への影響も、0.1~0.2℃程度と見られてる。 http://www.nasa.gov/topics/solarsystem/features/solar_variability.html [nasa.gov]
釣りだかなんだか知らんけど。
>南極から採取した氷柱に含まれるベリウムの同位元素比率
ベリリウムであってますか?だとして、なぜベリリウムなのか知りたいです。同位体が太陽風で生成したりするのかな。
ベリリウム#同位体 [wikipedia.org]によると、そのようです。
地球大気に入射した宇宙線により生成され、7Be,10Beが最も多く作られ、生成量は宇宙線の線量に依存する。大気中の滞在時間は成層圏で1年程度、対流圏で1ヶ月程度とされており、極地方のアイスコア中に残された10Beは、14C(炭素14)と共に、太陽活動変動を記録しているため、過去の太陽活動の解析に用いられる[1]。
# ウィキペディアからの引用ですが、出典のついている箇所なのでいいよね
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
原子力発電所の廃熱で地球温暖化するというのとどちらが怪しいか (スコア:3, 興味深い)
その研究の方が有用かもしれない。
Re: (スコア:3, 参考になる)
”発電所の廃熱が温暖化の主因”とか言ってる人って、所々で見かけますね。
でも温室効果ガスによる太陽エネルギーの吸収量の変化より、桁違いに小さいんですよね。下記のように。
世界の総一次エネルギー供給量(TPES,2008年):12267Mtoe = 12267x11.63TWh = 142665TWh
Wに直すと 142665 / 365 / 24 = 16.3TW
http://www.iea.org/textbase/nppdf/free/2010/key_stats_2010.pdf [iea.org]
ちなみに電力需要量はもっと小さくて、2TWぐらい。
これに対して、太陽から地球に届くエネルギーは約174000TW。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ [wikipedia.org]地球のエネルギー収支
本当ならこれと同じだけのエネルギーが外に出て行って、地球の平均気温は一定に保たれるところ。
Re: (スコア:0)
太陽の出力変動は無視できるの?
因果関係が逆では?
海水温が上昇したため、CO2の放出が行われたのでは?
Re: (スコア:1, 参考になる)
ここでも読んどきなさい。
ココが知りたい温暖化 [nies.go.jp](国立環境研究所 地球環境研究センター)
「逆では?」とか言って科学者にケンカ売るなら、相応に信頼性のある論文でも示しなさい。ほんとにあったら、ノーベル賞級の業績だと思うけどね。
Re: (スコア:-1, 荒らし)
あと1,2年でひっくり返るだろうけどね。
そんな事いってるのは、日本だけ。
Re: (スコア:1)
>あと1,2年でひっくり返るだろうけどね
論拠は?
声だけでかい奴の想像、じゃないのか。
Re: (スコア:0)
いろんな二酸化炭素温暖化説を読んだけど
太陽の出力変動に対して、まともに考察している
ものはなかった。
太陽って変光星なんだよ。
知ってた?
Re:原子力発電所の廃熱で地球温暖化するというのとどちらが怪しいか (スコア:2, 参考になる)
>太陽の出力変動に対して、まともに考察しているものはなかった。
まず常識的に考えてみよう。太陽の光量が変動していることは非常によく知られた事実であり、それを考慮しないなんていう馬鹿なことをするだろうか?
と言うわけで当然そんな物は昔から考察の対象になっている。
例えばIPCCの第4次報告書 [www.ipcc.ch]とそれに付随したtechnical paper [www.ipcc.ch](およびそれらで引かれている文献)でも当然考察に入っている。
(量が多いのでリンク先(とその先)を参照のこと)
また現在では単に光量の変化とかだけではなく、そのスペクトル変化やそれが環境に及ぼす影響、などへも研究は展開されている。
(例えばNature, 467, 696–699 (2010)など)
こういった物への言及を見たことがないというなら、それはさすがに勉強不足(読んでいる資料が少なすぎる)だ。
Re: (スコア:0)
そこで思考停止してしまうわけか。
太陽観測に関しては日本がトップレベルなのに、その成果を気候変動に反映してないのが現状。少し前に出たブルーバックスに要約が出ている。
また、太陽の出力変動と地球の気候変動の関連に関しては、やはり日本の研究者が南極から採取した氷柱に含まれるベリウムの同位元素比率から、その関連性を調査している。ようやく憶測ではなく、物的証拠での研究が始まった段階。
それから、高層大気での雲生成のメカニズムも、やっと議論され始めた。宇宙線の影響が大きいらしい。
二酸化炭素で結論するには、まだ早いんじゃない?
それとも「権威のある論文」を崇拝しているんだったら別だけどね。
Re:原子力発電所の廃熱で地球温暖化するというのとどちらが怪しいか (スコア:1, 参考になる)
>そこで思考停止してしまうわけか。
いや、さすがにその批判はここでは的外れでは。
#1895452 [srad.jp]のコメントは、#1895439 [srad.jp]のコメントでの
>太陽の出力変動に対して、まともに考察しているものはなかった。
というのを受けてのものだから思考停止とかではないでしょう。内容・結論に関してはまだ議論があるけれども、(その時点で得られているデータで)まともに考察している物はたくさんあるわけですし。
>少し前に出たブルーバックスに要約が出ている。
ブルーバックスは冊数が多いんで、書名を出してもらえると助かります。
さすがにあれ全部だと検索するのも大変……
>日本の研究者が南極から採取した氷柱に含まれるベリウムの同位元素比率から、その関連性を調査している。
柴田先生とか堀内さんとかのあの辺の仕事?
だとしたら、「太陽光量の変動が気候変動の主原因では無いことを示唆しているものの、BeおよびC同位体の研究は太陽光量の見積もりには有効な手段」って結果だったと思うけど。
(2009-2010頃の論文で読んだ覚えが)
>高層大気での雲生成のメカニズムも、やっと議論され始めた。宇宙線の影響が大きいらしい。
これに関してはその通りで、いろいろ面白い結果が出てきてますね。
ただ、結局雲がどういう役割なんだ、というレベルですらまだ結論が出ていないんでまだまだやらなきゃならん事は多いのですが。
Re:原子力発電所の廃熱で地球温暖化するというのとどちらが怪しいか (スコア:1)
ふーん。
「ブルーバックスに出てる」から
「研究が始まった段階」だから
「やっと議論され始めた」から
が論拠?それだけ?
それで、数千人が数十年かけて調べてきたことが否定できると?
既に書いたように、ノーベル賞級の業績だと思いますよ、もしほんとなら。
でも、あなたの論拠の方が信頼できるという証拠を示されてませんね。
-----------
それどころか、あなたの出したネタは全部使い古しのネタですね。
・宇宙線の影響は、否定されてる。
http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/pages/236/all.pdf [u-tokyo.ac.jp]
・太陽の「変光」によるエネルギーの変動は0.1%程度。気温への影響も、0.1~0.2℃程度と見られてる。
http://www.nasa.gov/topics/solarsystem/features/solar_variability.html [nasa.gov]
釣りだかなんだか知らんけど。
Re:原子力発電所の廃熱で地球温暖化するというのとどちらが怪しいか (スコア:1)
>南極から採取した氷柱に含まれるベリウムの同位元素比率
ベリリウムであってますか?
だとして、なぜベリリウムなのか知りたいです。
同位体が太陽風で生成したりするのかな。
Re:原子力発電所の廃熱で地球温暖化するというのとどちらが怪しいか (スコア:1)
ベリリウム#同位体 [wikipedia.org]によると、そのようです。
# ウィキペディアからの引用ですが、出典のついている箇所なのでいいよね