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太陽の場合は核融合ってのは置いといても、燃料がいーっぱいあるからまだ燃え尽きてないだけ。
原子炉の場合は核分裂で、重い原子核をバラバラにするときにエネルギーが解放される。ウランやプルトニウムの核分裂では最初の、ウランやプルトニウムを割るときに解放されるエネルギーがほとんどなんだけど、ウランやプルトニウムを割ってできた核は不安定なので安定核種になるまで勝手に割れてく。この時に解放されるのがいわゆる崩壊熱。
ウランやプルトニウムは比較的安定なのでそれらを割る反応には中性子が要るから中性子を吸収してやれば反応を抑制できる。このとき中性子を吸収するのが制御棒...なんだけど、その後の反応は核自体が不安定で勝手に分解していくので制御できない。
だから主反応が止まっても暫く冷やしてやる必要がある...というわけだったのさ。
解説コメントありがとうございます。
いったん反応が始まった(不安定で連鎖反応が止まらない)状態を止めるのに冷却も一役買っているんだと思っていましたが、間違ってましたか・・・?
呼ばれもしないのに補足すると、放射性元素は確率的に崩壊して熱を出します。崩壊熱と言います。いつ崩壊するかはわかりません。半減期というのは、崩壊確率が50%になる期間です。
いつ崩壊するかわからない元素をかき集めることで秒間の崩壊数を高め、十分な熱源になるようにしたのが核燃料です。原子炉の中ではもっとたくさんの熱が出るように、崩壊が連鎖するように設計されています。崩壊によって中性子が放出されます。中性子が他の燃料に当たるとそれも崩壊してまた中性子を出します。崩壊が連鎖して、発生する中性子数が元の中性子数を上回った状態を臨界と言います。こう
ぎょええええ~!!超詳しい解説、ありがとうございます。
いつ崩壊するかわからない元素をかき集めることで秒間の崩壊数を高め、十分な熱源になるようにしたのが核燃料です。原子炉の中ではもっとたくさんの熱が出るように、崩壊が連鎖するように設計されています。
崩壊が連鎖するように設計。。。そんなことができるんですね('0')
私がうろ覚えで知っていた知識は
(これが崩壊という現象で説明されることは知りませんでした)
(臨界が制御できないことがヤバいのであって、臨界自体がヤバいのではない…ですよね)
という感じです。
そして、種火が消えることはない&まだ高温状態だとすると、やはり冷却し続けないといけないんですね。。今の状況がだんだん分かってきたような気がします。。
高校の理科で物理を勉強したはずなんですが、核反応についてはゼロからお勉強し直した方が良さそうですf^^;
十分な量の燃料を一箇所に集めるだけで臨界に達して、連鎖反応が始まります。東海村のバケツでウラン事故は正しい手順を守らなかったためにこれが起きました。
停止した炉で発生する崩壊熱を放置して冷やせないと、燃料集合体が溶け落ちて、制御できないまま臨界する量が底に溜まってしまうことになります。連鎖反応が始まると崩壊熱よりさらに大きな熱と放射線を発するようになるので、今よりもさらに近づけなくなります。というわけで、停止した炉が再臨界になるのを防ぐべく冷却を続けながら、電源修復を試みているのです。
コメントありがとうございます。
十分な量の燃料を一箇所に集めるだけで臨界に達して、連鎖反応が始まります
十分な量って…バケツ一杯分位だったりするんですよね…なんか怖いです(>_<)
現場はなんだか素人目にみても大変そうなので、頭のイイ人たちがいっぱい良い知恵を出して事態を収束させて頂きたいと思います。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
うーん、だいぶ違うかも (スコア:1)
太陽の場合は核融合ってのは置いといても、燃料がいーっぱいあるからまだ燃え尽きてないだけ。
原子炉の場合は核分裂で、重い原子核をバラバラにするときにエネルギーが解放される。ウランやプルトニウムの核分裂では最初の、ウランやプルトニウムを割るときに解放されるエネルギーがほとんどなんだけど、ウランやプルトニウムを割ってできた核は不安定なので安定核種になるまで勝手に割れてく。この時に解放されるのがいわゆる崩壊熱。
ウランやプルトニウムは比較的安定なのでそれらを割る反応には中性子が要るから中性子を吸収してやれば反応を抑制できる。このとき中性子を吸収するのが制御棒...なんだけど、その後の反応は核自体が不安定で勝手に分解していくので制御できない。
だから主反応が止まっても暫く冷やしてやる必要がある...というわけだったのさ。
Re: (スコア:1)
解説コメントありがとうございます。
いったん反応が始まった(不安定で連鎖反応が止まらない)状態を止めるのに冷却も一役買っているんだと思っていましたが、間違ってましたか・・・?
Re: (スコア:0)
呼ばれもしないのに補足すると、放射性元素は確率的に崩壊して熱を出します。崩壊熱と言います。
いつ崩壊するかはわかりません。半減期というのは、崩壊確率が50%になる期間です。
いつ崩壊するかわからない元素をかき集めることで秒間の崩壊数を高め、十分な熱源になるようにしたのが核燃料です。
原子炉の中ではもっとたくさんの熱が出るように、崩壊が連鎖するように設計されています。
崩壊によって中性子が放出されます。中性子が他の燃料に当たるとそれも崩壊してまた中性子を出します。
崩壊が連鎖して、発生する中性子数が元の中性子数を上回った状態を臨界と言います。こう
Re:うーん、だいぶ違うかも (スコア:1)
ぎょええええ~!!
超詳しい解説、ありがとうございます。
崩壊が連鎖するように設計。。。そんなことができるんですね('0')
私がうろ覚えで知っていた知識は
(これが崩壊という現象で説明されることは知りませんでした)
(臨界が制御できないことがヤバいのであって、臨界自体がヤバいのではない…ですよね)
という感じです。
そして、種火が消えることはない&まだ高温状態だとすると、やはり冷却し続けないといけないんですね。。今の状況がだんだん分かってきたような気がします。。
高校の理科で物理を勉強したはずなんですが、核反応についてはゼロからお勉強し直した方が良さそうですf^^;
Re:うーん、だいぶ違うかも (スコア:1)
十分な量の燃料を一箇所に集めるだけで臨界に達して、連鎖反応が始まります。
東海村のバケツでウラン事故は正しい手順を守らなかったためにこれが起きました。
停止した炉で発生する崩壊熱を放置して冷やせないと、燃料集合体が溶け落ちて、制御できないまま臨界する量が底に溜まってしまうことになります。
連鎖反応が始まると崩壊熱よりさらに大きな熱と放射線を発するようになるので、今よりもさらに近づけなくなります。
というわけで、停止した炉が再臨界になるのを防ぐべく冷却を続けながら、電源修復を試みているのです。
Re:うーん、だいぶ違うかも (スコア:1)
コメントありがとうございます。
十分な量って…バケツ一杯分位だったりするんですよね…なんか怖いです(>_<)
現場はなんだか素人目にみても大変そうなので、頭のイイ人たちがいっぱい良い知恵を出して事態を収束させて頂きたいと思います。