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現代語ベースで調査するのは乱暴だとは思いますが、Wikipediaに説明のある言語で、子音の数を数えてみると、
アフリカ: ズールー語 45 スワヒリ語 36ヨーロッパ: 英語 28 チェコ語 27 イタリア語 25 バスク語 24アジア: ヒンディー語・ウルドゥー語 37 アラビア語 28 日本語 26 (え、そんな細かく分けられるのか・・・) タイ語 21 タガログ語 21南米: ケチャ語 25
確かにアフリカの言語は子音が多い傾向が見られますね。あと、言語の系統とも相関が少なそう
つまり、すべての言語の祖になった源言語が古代にあり、そこから派生した現言語より複雑だったということでしょうか?最初に登場したものが一番高度な複雑性をもっていて、エントロピーが減少するように複雑さが失われる方向だけに進んだというのは興味深いですね。
#複雑さが失われた過程を劣化と見るべきか洗練と見るべきか・・・
物理学会で言語の進化を物理(統計とか力学的モデルであつかうとか)で研究してる人の発表を聞いたことがあるけど、(その人の研究によれば)言語は基本的に語彙の複雑さが減り、単語は少なめに、子音の数などは減っていく方向にあるらしい。元々言語は意思の疎通に使わないといけない物である以上、細かな用法の違いを必要とする「似ているけど微妙に意味の違う違う形容詞」だとか、「不規則な動詞変化」だとか「識別の難しい子音」は、言語に関わる人数が増えるに従って減らざるを得ない。総数の少ない集団(=全員の知識がほぼ同程度な集団)だと特殊なルールがたくさんあって語彙も豊富な言語で良いけど、いろいろな人とコミュニケーションしないといけないような状況ではより平均的なところ(=ルールの例外が少なく、形容詞などの語彙も最低限の少なめな)に落ち着くんだとか。
ちなみに、
>エントロピーが減少するように複雑さが失われる方向だけに進んだというのは
という点に関しては、複雑さが少なく均一でイレギュラーが少ないのはエントロピーの高い状態です。例えば単純な気体で言えば、各所に密度や温度の濃淡(=差異)があるよりも全体が均一で特徴が無い系の方がエントロピーが高い。そういう意味では、まあ、語彙だとか子音だとか活用変化のルールが減るのはエントロピーが増える熱力学的に正常な方向、と言えなくもない。
子音数が減ってくのは分かるんですが、母音数はどうなるんでしょう?
ずっと2つですよ。脇のほうに別にあるひともいるようですが。
日本語では8母音(上代特殊仮名遣いからの推定)から、母音が減る傾向にあり、那覇方言では3母音になっていますが、上で出ているラテン語からフランス語への例のように増えている例もあるので、どちらとも言えないんじゃないでしょうか。
奈良時代の日本語では母音が8個あったそうだ。現在の「い,え,お」にあたる母音が2種類づつあったことが万葉仮名の分析から分かるとか。ただし、任意の子音と組み合わさるのではなく、「きけこそとのひへみめもよろ」だけに使われる。
先生、エントロピーは、高さではなく大きさだと思います。
#洗練されたと考える場合、エントロピー減少なのでは?
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
いくつかの言語の子音の数 (スコア:3, 参考になる)
現代語ベースで調査するのは乱暴だとは思いますが、Wikipediaに説明のある言語で、子音の数を数えてみると、
アフリカ:
ズールー語 45
スワヒリ語 36
ヨーロッパ:
英語 28
チェコ語 27
イタリア語 25
バスク語 24
アジア:
ヒンディー語・ウルドゥー語 37
アラビア語 28
日本語 26 (え、そんな細かく分けられるのか・・・)
タイ語 21
タガログ語 21
南米:
ケチャ語 25
確かにアフリカの言語は子音が多い傾向が見られますね。
あと、言語の系統とも相関が少なそう
Re: (スコア:0)
つまり、すべての言語の祖になった源言語が古代にあり、そこから派生した現言語より複雑だったということでしょうか?
最初に登場したものが一番高度な複雑性をもっていて、エントロピーが減少するように複雑さが失われる方向だけに進んだというのは興味深いですね。
#複雑さが失われた過程を劣化と見るべきか洗練と見るべきか・・・
Re:いくつかの言語の子音の数 (スコア:1, 興味深い)
物理学会で言語の進化を物理(統計とか力学的モデルであつかうとか)で研究してる人の発表を聞いたことがあるけど、(その人の研究によれば)言語は基本的に語彙の複雑さが減り、単語は少なめに、子音の数などは減っていく方向にあるらしい。
元々言語は意思の疎通に使わないといけない物である以上、細かな用法の違いを必要とする「似ているけど微妙に意味の違う違う形容詞」だとか、「不規則な動詞変化」だとか「識別の難しい子音」は、言語に関わる人数が増えるに従って減らざるを得ない。総数の少ない集団(=全員の知識がほぼ同程度な集団)だと特殊なルールがたくさんあって語彙も豊富な言語で良いけど、いろいろな人とコミュニケーションしないといけないような状況ではより平均的なところ(=ルールの例外が少なく、形容詞などの語彙も最低限の少なめな)に落ち着くんだとか。
ちなみに、
>エントロピーが減少するように複雑さが失われる方向だけに進んだというのは
という点に関しては、複雑さが少なく均一でイレギュラーが少ないのはエントロピーの高い状態です。例えば単純な気体で言えば、各所に密度や温度の濃淡(=差異)があるよりも全体が均一で特徴が無い系の方がエントロピーが高い。
そういう意味では、まあ、語彙だとか子音だとか活用変化のルールが減るのはエントロピーが増える熱力学的に正常な方向、と言えなくもない。
Re:いくつかの言語の子音の数 (スコア:1)
子音数が減ってくのは分かるんですが、母音数はどうなるんでしょう?
TomOne
Re:いくつかの言語の子音の数 (スコア:3, おもしろおかしい)
ずっと2つですよ。
脇のほうに別にあるひともいるようですが。
Re: (スコア:0)
#あ~あ突っ込んじゃったよ。くやしい、でも(ry
Re:いくつかの言語の子音の数 (スコア:2, 興味深い)
日本語では8母音(上代特殊仮名遣いからの推定)から、母音が減る傾向にあり、那覇方言では3母音になっていますが、上で出ているラテン語からフランス語への例のように増えている例もあるので、どちらとも言えないんじゃないでしょうか。
Re:いくつかの言語の子音の数 (スコア:1)
奈良時代の日本語では母音が8個あったそうだ。
現在の「い,え,お」にあたる母音が2種類づつあったことが万葉仮名の分析から分かるとか。
ただし、任意の子音と組み合わさるのではなく、「きけこそとのひへみめもよろ」だけに使われる。
the.ACount
Re: (スコア:0)
先生、エントロピーは、高さではなく大きさだと思います。
#洗練されたと考える場合、エントロピー減少なのでは?