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あと、 ガチの情報科学屋が大規模なソフトウェアシステムを作る能力にあふれているかというとまたそれは違うので。 英文学者が作家についてのうんちくは詳しくても、自分で英語で売れる小説が書けるかというと違うってのと同じ。
FacebookやTwitterのようなネットワークコミュニケーションをつくるのに、とくに研究なんて必要ないような気がするのだが。(もちろん、開発は必要だけど)。
たとえば、Twitterは140文字という制限がかえってよかったわけだが、その文字数にとくに理論的な考察があったわけではない。(ちょっと調べれば出てくる、160文字という制限についても同様)。もちろん、それを思いつかなえればTwitterはなかったわけで、その思いつきの価値を否定するものではないんだけど、思いつきは科学ではないし、大学で教えることも研究することもできない。思いつきの心理過程を研究することはできるかも知れないが、それはもうコンピュータサイエンスとは関係ないし。
データ圧縮、暗号、画像・音声認識、自然言語処理、などはコンピュータサイエンスの領域だと思うし、ノイマン式とは異なるアーキテクチャを作るなんてのもそうだろうけど。量子コンピュータやDNAコンピュータ向けの新しいアルゴリズムとかも。(私はコンピュータサイエンスとは全く関係ないので外しまくってるかもしれませんが)。
ちなみに、× コミニュケーション○ コミュニケーションです。
>「hogeの設計方法」を、hoge分野の論文として通すのはなかなか難しいけど、>コンピュータの応用例を考えてるうちに、「コンピュータのhoge設計への応用」だと、
理論系で、めだったのは、ネットワーク系を荒らしまくったに進出した複雑系屋さんですね。その後、金融工学を進出しましたが、最近はどこで活躍しているのでしょうか。
※系が発散系であると示されても、予測・制御不可能なのでいいことなし
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
ほっといても自然消滅しそうな気が・・・ (スコア:4, すばらしい洞察)
コンピュータやネットワークをちょっとでも速くしようとか、
より高度な暗号化を考えようとかいうピュアな分野は良いんだけど。
この辺りは、コンピュータサイエンティスト以外には手が出せないから安泰。
実情を見ていると、それ以外の分野が増えすぎていて、
コンピュータの応用事例を見つけよう、という方向の研究が増えてきているのが怖い。
極論すると「コンピュータを使って何かやればコンピュータサイエンスの論文」みたいな風潮に流れつつある分野もあって。
「hogeの設計方法」を、hoge分野の論文として通すのはなかなか難しいけど、
コンピュータの応用例を考えてるうちに、「コンピュータのhoge設計への応用」だと、
コンピュータサイエンス分野に投稿すれば意外と通りやすかったりするので。
そのことに思い当たり、付け焼き刃のhogeの知識で論文を書いちゃう例が結構ある。
そういう行為が続くと、コンピュータサイエンス分野には、
ガチのhoge屋さんと勝負が出来るほどには詳しくない中途半端なhoge屋さん、
みたいな今ひとつな人材が増えて行くんじゃないかと。
それって、ガチのhoge屋さんがちょこっとプログラムを勉強した方が良いものを作れるんじゃ? とかいう危惧が募る。
付け焼き刃の知識で論文を書かず、ガチのhoge屋さんと協力して研究を進める人も居るけど、
それはそれで「hoge屋さん+コンピュータサイエンティスト」じゃなくて、
「hoge屋さん+システムインテグレータ」の組み合わせでも同じ仕事が出来るんじゃないかと思う。
今現在、教授をされてるような世代の方々は、今ある計算機の理論を確立してこられたような先生方なので、
そういう応用事例ネタを研究される場合でも、深い知識に基づいた洞察で、
hoge屋さんだけでは出来ない研究になってる(はず)だけど、それを追う若手の層がやばいんじゃないかという気がする。
偉い先生方のようにコンピュータサイエンスの深い基礎理論を踏まえた上でやるならともかく、
基礎理論は難しいからと避けつつ、偉い先生方がやってらっしゃる事の表面的な真似をしていると、
単なるアプリケーションを実装出来る人になってしまい、それはもはやコンピュータサイエンティストではない。
と言う辺りから、コンピュータサイエンス学科はそこでしか出来ないコアな部分を残してしぼんでいって、
他の色んな学科でコンピュータがすごく応用されるようになったなぁ、という未来に落ち着きそうに思う。
Re:ほっといても自然消滅しそうな気が・・・ (スコア:1)
それは当たってます。 高度なプログラミングテクニックや難しいアルゴリズムの自力実装が必要な問題は除いて、 ガチの情報屋がちょっとhogeの勉強をした場合より ガチのhoge屋がプログラミングの勉強をした方が役に立つモノが出来るとおもいます。
あと、 ガチの情報科学屋が大規模なソフトウェアシステムを作る能力にあふれているかというとまたそれは違うので。 英文学者が作家についてのうんちくは詳しくても、自分で英語で売れる小説が書けるかというと違うってのと同じ。
Re: (スコア:0)
あれ、数年毎に贄を捧げてアップデートしてくれるみたいだし。 1.0と2.0はSUNが引き受けてくれたみたいですね。
#導入すぐ後に陳腐化したCrayのユーザーだった者より それでもETAよりはだったらしいですが
Re: (スコア:0)
前例があるわけだし、Googleみたいな検索エンジンの研究や
FacebookやTwitterのようなこれからのネットワークコミニュケーションなどを
研究してもいいと思うのだけど。
Re:ほっといても自然消滅しそうな気が・・・ (スコア:1, 興味深い)
FacebookやTwitterのようなネットワークコミュニケーションをつくるのに、
とくに研究なんて必要ないような気がするのだが。
(もちろん、開発は必要だけど)。
たとえば、Twitterは140文字という制限がかえってよかったわけだが、
その文字数にとくに理論的な考察があったわけではない。
(ちょっと調べれば出てくる、160文字という制限についても同様)。
もちろん、それを思いつかなえればTwitterはなかったわけで、
その思いつきの価値を否定するものではないんだけど、
思いつきは科学ではないし、大学で教えることも研究することもできない。
思いつきの心理過程を研究することはできるかも知れないが、
それはもうコンピュータサイエンスとは関係ないし。
データ圧縮、暗号、画像・音声認識、自然言語処理、などは
コンピュータサイエンスの領域だと思うし、ノイマン式とは異なる
アーキテクチャを作るなんてのもそうだろうけど。
量子コンピュータやDNAコンピュータ向けの新しいアルゴリズムとかも。
(私はコンピュータサイエンスとは全く関係ないので外しまくってる
かもしれませんが)。
ちなみに、
× コミニュケーション
○ コミュニケーション
です。
Re: (スコア:0)
延ばすのはこれからの課題として大いにやって欲しい所です。
ただ、ネットワークコミュニケーションの分野で例えると、
「人文科学系の研究で既に定説が確立されているような理論に単にWebUIをくっつけただけ」
とかで満足しているようなのを、
「コンピュータサイエンスの研究成果」としているケースって結構見かけませんか?
ネットワークコミュニケーションの分野には明るくないので、
この分野ではそんな事例はほとんど無い、という事でしたらすみません。
自分がかかわってる分野でよく見かけるパターンなんです。
そういう研究自体は応用事例として無駄では無いと思うんですが、
それしか出来ない人材の割合が増えて行くと、
コンピュータサイエンスでくくる意味が薄れて行くんじゃないかと思う次第です。
Re: (スコア:0)
>「hogeの設計方法」を、hoge分野の論文として通すのはなかなか難しいけど、
>コンピュータの応用例を考えてるうちに、「コンピュータのhoge設計への応用」だと、
理論系で、めだったのは、ネットワーク系
を荒らしまくったに進出した複雑系屋さんですね。その後、金融工学を進出しましたが、最近はどこで活躍しているのでしょうか。※系が発散系であると示されても、予測・制御不可能なのでいいことなし
Re: (スコア:0)
ガチのhoge屋さんがそんなに暇ならいいのですが、現実は・・・・
コンピュータサイエンスというと、通信などが取りざたされますが、信号処理・認識系もコンピュータサイエンスの学科でやります。
マニアックなものを測る装置の研究開発をしてるんですが、
コンピュータサイエンス(の一部)の知識使って、ガチのhoge屋さん(といっても同じ社内)と一緒に頑張ってます。
信号処理や認識系等をやろうと思うと、事象のモデル化が重要なので学部レベルの物理・電気ぐらいは必然と知ることになります。
それぐらいのベースがあればhoge屋さんもちゃんと教えてくれます。
(hoge屋さんも入社してから勉強した人がほとんどだけど)
そんな実例も有るという事で。
#なんか、コンピュータサイエンスというより「計算機科学」のほうがしっくり来る