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オフトピ気味だけど、言語って、複雑になってく過程が分からないんだよね。
昔の言語を勉強すると動詞や格の変化形がめちゃくちゃ複雑。
謎なのは、分かってる限りでは文法的には言語はほとんど簡単になっていく一方で、複雑になったりしない。日本語も奈良飛鳥の頃以降、係り結びみたいな決まりや変化形が簡素になってきた。
じゃあいったいどうやって複雑に発達したのか?いつ頃発達したのか?ということ。古代ギリシャ語なんて、一つの動詞の変化形が数百もあるけれど、どうやってそこまで発展したのか。人間が文字で記録に残して以降は、簡単になっていく一方なのに。
ロボットの言語も、そんなふうになったりするんだろうか・・
素人考えだが、人の行き来や情報交換がたいへんな時代にあちこちで勝手に変化したものをまとめる過程で複雑になるような気がする。
英語以外のヨーロッパ系言語が複雑なのは戦争の時に敵国にこっちの情報を知られないよう、分かりにくいように進化していったために複雑になったが、攻めこまれにくい島国英国はその必要がなかったために英語は単純になっていった。という話を聞いたことがあります。
#信頼できないソース
言語(方言)で敵味方の識別をという意味だと、日本なら島津ですかね。
UK でも British と Irish では差異があるし、社会階層でも違いが見られますね。Pub でも入るところを間違えると大変、みたいな。
前もって全体分類を考えてから言語を作ったはずがないから、伝えたい事ができるたびに言葉を作ってたら複雑になってしまうさ。その無秩序な言葉たちを後から分類して構造を入れて整理していけば簡単になっていく一方に見えるだろう。ある程度の構造ができれば新しい言葉も簡単に追加できるだろうし。
私の考えでは「文法的な複雑さ」は、「語法的な冗長さ」に反比例しています。つまり、文を短くしようとすると、強力で複雑な文法が必要になり、逆に、平易な文法の場合は、表現が冗長になります。
文を短くしようとするのは人間の常であり、その意味では文法は時を経るにつれて次第に複雑になっていきます。省略した文の構造を正規の文法に繰り入れるからです。しかし、これはあくまで「何もなかった場合」の話であり、文法の複雑さを決めるもう1つの要素に「話者の人口」もあるはずで、つまるところ、絶え間ない中央集権化の努力によって文法が平易になっていった、と考えられます。つまり、「通じない」文法が社会からバサバサとそぎ落とされていった結果が「係り結び」なんでしょうね。常考。
>自然発生的に、なおかつ他の人にも意味が通り、受け入れられる形で発展しないといけませんが、>それはかなり(ありえないほどに)難しい事なのですが
ところがどっこい、言語・文法というものは容易に自然発生するものらしい。人類が生得的に得ている機能の可能性が高い。
ニカラグア手話、という完全に自然発生した自然言語があって、発生・発達過程を言語学者が(観測対象に影響を与えないよう注意しながら)観察している。
独裁政権が年少の聾唖者を集めて聾学校を作ったが、ソビエト式の教育が完全失敗。言語が無い形で大勢の聾唖の子供が集団生活することになった。ところが、子供たちの間には原始的なジェスチャーの共有が起こり、次に初歩的な文法が自然発生し、互いに意思疎通するようになる。そして、その初期言語(ピジン言語的な手話)に最初から触れていた「言語的第2世代」の子供たちは、この手話を母語として獲得し、よりいっそう複雑な文法を編みだす。表現力は音声言語と遜色がない。そして今も発展中。
というような話。
これはニカラグア手話に限らず、あらゆる地方・あらゆる時代に起きていることのようです。日本でも「日本手話」というものがあって、これは日本語とは文法的に繋がりがありません。発生の過程も不明で、聾唖者が聾学校に集合した結果自然発生したものと考えられます。(日本語を逐次訳した「日本語対応手話」というのもあるが別言語。)
複数の人が集まり、意思疎通をしようとすると、各々が持っている言語やサインを元に片言言葉が発生します。(ピジン言語)この片言言葉を生まれつき習得し母語とすると、より複雑化かつ洗練された文法に自然と推移します。(クレオール化という)手話・音声言語問わず世界中で発生していることなので、文法の複雑化というのは人間が生来持っている機能と考えた方が自然でしょう。
ちなみに手話が母語の人は、思考も手話言語で行っているそうです。脳内での発声が無いかわりに映像が見えるのかな? どう感じているのか興味深いですね。
ハフマン符号みたいですね
そういう仮説はよく聞きますが、世界的に極地に近い地域でも同様のことがいえると思いますか?
はじめに言葉ありき
~ヨハネ福音書~
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
複雑化 (スコア:2, 興味深い)
オフトピ気味だけど、言語って、複雑になってく過程が分からないんだよね。
昔の言語を勉強すると動詞や格の変化形がめちゃくちゃ複雑。
謎なのは、分かってる限りでは文法的には言語はほとんど簡単になっていく一方で、
複雑になったりしない。
日本語も奈良飛鳥の頃以降、係り結びみたいな決まりや変化形が
簡素になってきた。
じゃあいったいどうやって複雑に発達したのか?いつ頃発達したのか?ということ。
古代ギリシャ語なんて、一つの動詞の変化形が数百もあるけれど、
どうやってそこまで発展したのか。
人間が文字で記録に残して以降は、簡単になっていく一方なのに。
ロボットの言語も、そんなふうになったりするんだろうか・・
Re:複雑化 (スコア:1)
素人考えだが、人の行き来や情報交換がたいへんな時代にあちこちで勝手に変化したものをまとめる過程で複雑になるような気がする。
Re:複雑化 (スコア:1)
英語以外のヨーロッパ系言語が複雑なのは戦争の時に敵国にこっちの情報を知られないよう、分かりにくいように進化していったために複雑になったが、攻めこまれにくい島国英国はその必要がなかったために英語は単純になっていった。
という話を聞いたことがあります。
#信頼できないソース
Re: (スコア:0)
言語(方言)で敵味方の識別をという意味だと、日本なら島津ですかね。
Re: (スコア:0)
UK でも British と Irish では差異があるし、社会階層でも違いが見られますね。
Pub でも入るところを間違えると大変、みたいな。
Re:複雑化 (スコア:1)
前もって全体分類を考えてから言語を作ったはずがないから、伝えたい事ができるたびに言葉を作ってたら複雑になってしまうさ。
その無秩序な言葉たちを後から分類して構造を入れて整理していけば簡単になっていく一方に見えるだろう。
ある程度の構造ができれば新しい言葉も簡単に追加できるだろうし。
the.ACount
Re: (スコア:0)
古代中世近代と人類の発音・発声技能が向上したという考えはどうでしょう?
なにも昔の人は好き好んで複雑な言語体系を駆使していたわけではなく
当時の人類の平均的な発音能力では語尾(語尾に限りませんが)が規則的に・或いは不規則に変化するような発声しか出来なかったのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
例えば、動詞の活用形に、断定形とか、要請形とかが加わるとか。
Re: (スコア:0)
私の考えでは「文法的な複雑さ」は、「語法的な冗長さ」に反比例しています。つまり、文を短くしようとすると、強力で複雑な文法が必要になり、逆に、平易な文法の場合は、表現が冗長になります。
文を短くしようとするのは人間の常であり、その意味では文法は時を経るにつれて次第に複雑になっていきます。省略した文の構造を正規の文法に繰り入れるからです。しかし、これはあくまで「何もなかった場合」の話であり、文法の複雑さを決めるもう1つの要素に「話者の人口」もあるはずで、つまるところ、絶え間ない中央集権化の努力によって文法が平易になっていった、と考えられます。つまり、「通じない」文法が社会からバサバサとそぎ落とされていった結果が「係り結び」なんでしょうね。常考。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
文法的な複雑さというものを生み出せるかどうかは、
何らかの必要性があるからできるというものではないのが難しい点です。
言語なので、他の人にも通じないと意味がありません。
かといって書き文字も無い時代の人たちが
集まって相談して新しい文法的要素を作り出してた、ということもちょっと無いでしょう。
「文法」という概念の無い時代の人たちが
意識して文法そのものを発展させるということはまず無いかと。
自然発生的に、なおかつ他の人にも意味が通り、受け入れられる形で発展しないといけませんが、
それはかなり(ありえないほどに)難しい事なのですが
それが実際に起こって発展してきた時期があるというのが驚くべきことです。
Re:複雑化 (スコア:3, 興味深い)
>自然発生的に、なおかつ他の人にも意味が通り、受け入れられる形で発展しないといけませんが、
>それはかなり(ありえないほどに)難しい事なのですが
ところがどっこい、言語・文法というものは容易に自然発生するものらしい。
人類が生得的に得ている機能の可能性が高い。
ニカラグア手話、という完全に自然発生した自然言語があって、発生・発達過程を言語学者が(観測対象に影響を与えないよう注意しながら)観察している。
独裁政権が年少の聾唖者を集めて聾学校を作ったが、ソビエト式の教育が完全失敗。言語が無い形で大勢の聾唖の子供が集団生活することになった。
ところが、子供たちの間には原始的なジェスチャーの共有が起こり、次に初歩的な文法が自然発生し、互いに意思疎通するようになる。
そして、その初期言語(ピジン言語的な手話)に最初から触れていた「言語的第2世代」の子供たちは、この手話を母語として獲得し、よりいっそう複雑な文法を編みだす。表現力は音声言語と遜色がない。そして今も発展中。
というような話。
これはニカラグア手話に限らず、あらゆる地方・あらゆる時代に起きていることのようです。
日本でも「日本手話」というものがあって、これは日本語とは文法的に繋がりがありません。発生の過程も不明で、聾唖者が聾学校に集合した結果自然発生したものと考えられます。
(日本語を逐次訳した「日本語対応手話」というのもあるが別言語。)
複数の人が集まり、意思疎通をしようとすると、各々が持っている言語やサインを元に片言言葉が発生します。(ピジン言語)
この片言言葉を生まれつき習得し母語とすると、より複雑化かつ洗練された文法に自然と推移します。(クレオール化という)
手話・音声言語問わず世界中で発生していることなので、文法の複雑化というのは人間が生来持っている機能と考えた方が自然でしょう。
ちなみに手話が母語の人は、思考も手話言語で行っているそうです。
脳内での発声が無いかわりに映像が見えるのかな? どう感じているのか興味深いですね。
Re: (スコア:0)
ハフマン符号みたいですね
Re: (スコア:0)
そういう仮説はよく聞きますが、世界的に極地に近い地域でも同様のことがいえると思いますか?
Re: (スコア:0)
最初から複雑だったんだよ (スコア:0)
はじめに言葉ありき
~ヨハネ福音書~