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こっちが愛せば答えてくれるけど、向こうから片思いされるってことはシステム上ありえないわけで、結局ペット以上にはならない。これじゃあ人間と同じ立場には立てない。
アイザック・アシモフのファウンデーション・シリーズにも、そんな題材があった。
----たぶんネタバレ注意------
ハリ・セルダンはドーズ・ヴェナビリに恋をするのだが、彼女は応えない。セルダンは彼女がロボットではないかと推測しているので、その仮定に立って彼女はセルダンを説得する。高度に発達したAIは人間の恋と愛を理解するものの、それは知識に過ぎず、共感することはできないだろう。もちろん、恋することもないだろう。しかし、セルダンはそれでもドーズが欲しいと云う。自分を失恋させることは人間を傷つけないというロボット三原則に反するのではないか、と。ドーズは唐突にセルダンの愛を受け入れ、自分も彼を愛していると告白する。…という展開だったと思う。
ロボットが人間を愛することはなくても、愛しているように見せることはできて、人間にはそれで十分なのかもしれん。アシモフはこのネタが好きなのか、ロボット物の作品で何度も使っています。
# この関係でペット以上にならないのは、人間のほうだったりして。
元コメのエピソードは「ファウンデーションへの序曲」 [wikipedia.org]掲載だったはず。#もしかしたら誕生の方だったかも?うろ覚え
最初のファウンデーション3部作では、確かに生身のセルダンは最初の最初にちょこっと出るだけ。
その後、80年代に刊行された続編の「ファウンデーションの彼方へ」「ファウンデーションと地球」では、地球ではファウンデーションシリーズとロボットシリーズが同一世界観にあることが示される。
で、その次に出た「ファウンデーションへの序曲」「ファウンデーションの誕生」は、セルダンの若い頃を描いた初期3部作の前日譚であり、その中でロボットとファウンデーションの関係が明らかにされていきます。
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片思い (スコア:2, 興味深い)
こっちが愛せば答えてくれるけど、向こうから片思いされるってことはシステム上ありえないわけで、
結局ペット以上にはならない。これじゃあ人間と同じ立場には立てない。
Re:片思い (スコア:3, 興味深い)
アイザック・アシモフのファウンデーション・シリーズにも、そんな題材があった。
----たぶんネタバレ注意------
ハリ・セルダンはドーズ・ヴェナビリに恋をするのだが、彼女は応えない。
セルダンは彼女がロボットではないかと推測しているので、その仮定に立って彼女はセルダンを説得する。
高度に発達したAIは人間の恋と愛を理解するものの、それは知識に過ぎず、共感することはできないだろう。もちろん、恋することもないだろう。
しかし、セルダンはそれでもドーズが欲しいと云う。自分を失恋させることは人間を傷つけないというロボット三原則に反するのではないか、と。
ドーズは唐突にセルダンの愛を受け入れ、自分も彼を愛していると告白する。
…という展開だったと思う。
ロボットが人間を愛することはなくても、愛しているように見せることはできて、人間にはそれで十分なのかもしれん。
アシモフはこのネタが好きなのか、ロボット物の作品で何度も使っています。
# この関係でペット以上にならないのは、人間のほうだったりして。
Re: (スコア:0)
「失われた地球」を探す一行の過程での出来事だった筈。 >「既に書籍が太古に失われているので確認できん」けど。
Re:片思い (スコア:2, 参考になる)
元コメのエピソードは「ファウンデーションへの序曲」 [wikipedia.org]掲載だったはず。
#もしかしたら誕生の方だったかも?うろ覚え
最初のファウンデーション3部作では、確かに生身のセルダンは最初の最初にちょこっと出るだけ。
その後、80年代に刊行された続編の「ファウンデーションの彼方へ」「ファウンデーションと地球」では、地球ではファウンデーションシリーズとロボットシリーズが同一世界観にあることが示される。
で、その次に出た「ファウンデーションへの序曲」「ファウンデーションの誕生」は、セルダンの若い頃を描いた初期3部作の前日譚であり、その中でロボットとファウンデーションの関係が明らかにされていきます。