Renewable energy is any form of energy from solar, geophysical or biological sources that is replenished by natural processes at a rate that equals or exceeds its rate of use. (再生可能エネルギーとは、太陽・地球物理学的・生物学的な源のうち、利用されるのと同じもしくはそれ以上の速度で、自然界のプロセスによって更新されるものから得られるエネルギーを指す)
renewable energyの定義は色々とありますが、あなたの言う定義はあまり広く使われているものではありません。 International Energy Agency (IEA) Renewable Energy Working Partyの以下の定義あたりが比較的よく使われるものです。
Renewable energy is derived from natural processes that are replenished constantly. In its various forms, it derives directly from the sun, or from heat generated deep within the earth. Included in the definition is electricity and heat generated from solar, wind, ocean, hydropower, biomass, geothermal resources, and biofuels and hydrogen derived from renewable resources.
「再生可能」という言葉がインチキ (スコア:2)
再生というより、石油や石炭、LNGやウランなどのエネルギー源を人為的に与えなくても、
入手可能という程度の意味と解するのが妥当でしょう。
エネルギーは再生なんかできっこない。最終的に熱になってお終い。
言うなら、自然エネルギーが妥当じゃないか。
Re:「再生可能」という言葉がインチキ (スコア:2)
日本語の「再生」には「リサイクル」だけでなく、「森が再生する」のように、”自然の力で回復する、再び利用可能になる”という用法もあります。広辞苑第6版における定義も前から順に「蘇生、復活、再誕、新生」等で、リサイクルの意味は6番目です。
原語のrenewableに「リサイクル可能」の意味が全く無い点では、確かに「再生可能」は異なります。しかしrenewableの意味は、「再生可能」にちゃんと含まれています。
逆に「自然エネルギー」だと、それこそ「森を潰してそれっきり」など、「全くrenewableじゃない」使い方まで含まれてしまいます。
Re:「再生可能」という言葉がインチキ (スコア:2)
太陽光で発電すれば、地表には光や熱が届かなくなります。
その結果、よいことが起こるか、悪いことが起こるかはあまり議論されていませんが、
エネルギーは別の形に変換されて抜き取られているわけです。
再生するわけではありません。
再生するのはエネルギーでなく、エネルギー源。 (スコア:2)
別記事で既に投稿していますが [srad.jp]、
各国政府の承認を受けた国際的かつ最新の定義 [ipcc-wg3.de](1.2.1節)で、下記のように定められています。
Renewable energy is any form of energy from solar, geophysical or biological sources that is replenished by natural processes at a rate that equals or exceeds its rate of use.
(再生可能エネルギーとは、太陽・地球物理学的・生物学的な源のうち、利用されるのと同じもしくはそれ以上の速度で、自然界のプロセスによって更新されるものから得られるエネルギーを指す)
対する枯渇性エネルギー(化石燃料やウラン)は、抜き取られたエネルギーのみならず、源からして(人類のタイムスケールでは事実上)再生しません。それは「悪いこと」のはずですね。
Re:再生するのはエネルギーでなく、エネルギー源。 (スコア:2)
片方を枯渇性エネルギーとしたいのなら、もう片方は非枯渇性エネルギーとでもすればいいのです。
再生しないものを、再生すると言い張るから、インチキ臭いと言っているわけです。
Re:再生するのはエネルギーでなく、エネルギー源。 (スコア:2)
枯渇性エネルギーは、今のコストで使えそうな分はあと数十年単位。
人類の種としての歴史と比べても、せいぜい数十万年単位まで。
対して、太陽エネルギーや地熱は十億年単位です。ケタが4つ~8つ違います。
太陽エネルギーや地熱の残りを心配するには、文字通り十億年早いです。
Re: (スコア:0)
ドレイク方程式の最後の係数Lより十分大きければ別に悪いこととも思えんがね。
石油と天然ガスの採掘可能年数はここ10年間で横這いか、少し増えてるくらい(少なくとも10年分は減ってない)。たぶんどっかで再生されてんだろう。反して石炭はここ10年でなぜか採掘可能年数100年分を一気に消費しちゃった。おそらく次の10年で枯渇するだろう。
Re: (スコア:0)
枯渇性エネルギーの使用が「悪いこと」つーのはアレだけど、依存度が高すぎて困る。
いつまでもつかも信憑性薄いし。そんなのに依存するのは拙い。
この前みたいに頑張れば何とかしのげるくらいの依存度にはなってほしいな。
Re: (スコア:0)
化石燃料は、値段が乱高下して読めないこと自体が既に経済的リスクです。IEAやEIAの予想も、結局はカンで決めてるらしいし。実際、良く外れる。
太陽光や風力は工業製品だから、コスト要素を一つ一つブレークダウンしていけばそれなりに予測が立てられる。太陽光発電業界団体のEPIAによる予測 [epia.org]。こちらはこれまで実績として、良く当たってると思いますよ。
Re: (スコア:0)
> その結果、よいことが起こるか、悪いことが起こるかはあまり議論されていませんが、
これは間違い。
専門家の間では、風車を置いた場合のシミュレーションなどは散々行われていて結果も公表されています。
あなたが知らないだけです。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
「俺が知らないところで行われた議論は議論として認めない」という主張でしょうか?
もしくは、本当にシミュレーションだけして一切議論してないと思ってる?
Re:「再生可能」という言葉がインチキ (スコア:1)
> renewable energyの訳らしいけど、renewableは更新可能といった意味が本来でしょう。
renewable[re・new・a・ble]
[形]〈契約・免許などが〉継続[更新, 延長]できる;回復[復活]できる.
再生可能は適訳ですね。
> 再生というより、石油や石炭、LNGやウランなどのエネルギー源を人為的に与えなくても、入手可能という程度の意味と解するのが妥当でしょう。
renewable energyの定義は色々とありますが、あなたの言う定義はあまり広く使われているものではありません。
International Energy Agency (IEA) Renewable Energy Working Partyの以下の定義あたりが比較的よく使われるものです。
Renewable energy is derived from natural processes that are replenished constantly.
In its various forms, it derives directly from the sun, or from heat generated deep within the earth.
Included in the definition is electricity and heat generated from solar, wind, ocean, hydropower,
biomass, geothermal resources, and biofuels and hydrogen derived from renewable resources.
あなたが独自の定義をするのは勝手ですが、その場合は既に普及しているrenewable energyとの混同を避けるために独自の用語を定義する方がお勧めです。
また、これは少々蛇足となりますが、あなたの独自の定義では「エネルギー源」や「人為的に与える」の定義が非常に曖昧で、バイオ燃料や水力発電あたりがどちらつかずとなります。もう一度、用語の定義を深く考えてみると良いでしょう。
> エネルギーは再生なんかできっこない。最終的に熱になってお終い。
一般にこの手のエネルギー話をするときは閉鎖系ではなく開放系である地球を前提とするので再生可能です。
> 言うなら、自然エネルギーが妥当じゃないか。
以前は自然エネルギーという言葉も使われていた時期がありますが、そもそも自然に作られる石油エネルギーも含まれてしまうなどの問題があるため、最近では再生可能エネルギーという言葉が広く使われています。
Re: (スコア:0)
「再生」というコトバは出てきませんね。
>International Energy Agency (IEA) Renewable Energy Working Partyの以下の定義
「Renewable 」に再生を充てるのが妥当とはどこにも書いてないですね。
>一般にこの手のエネルギー話をするときは
勝手に一般化されても困るわけで。
>最近では再生可能エネルギーという言葉が広く使われています
googleによれば
自然エネルギー:約 22,400,000 件
再生エネルギー:約 21,300,000 件
中辞典だけで「無い」と判断しない。 (スコア:2)
研究社の新英和大辞典第6版では、
1「更新しうる、再生しうる」
2「更新(継続、延長)出来る、切り替えられる」
3「一新(回復)できる、復活できる」
4「再び始められる、やり直しできる」
となっております。
仮にも技術用語なので、一般向けの中辞典だけじゃダメです。
またgoogleを引用されてますが、google翻訳だと「再生可能」です。
Re: (スコア:0)
# 英語の意味調べるのに英和辞典持ってくること自体が大間違い。
だいたいrenewableなんぞ辞書引かんでも「もう一度newな状態にできること」だっちゅうことくらい分かるだろうが
Re: (スコア:0)
>英英辞典
そりゃそうなんですが、中辞典だけで判断されるような方は英英辞典も持ってなさそう。
Re: (スコア:0)
> 「再生」というコトバは出てきませんね。
更新可能エネルギーよりは再生可能エネルギーの方が意味を適切に表していますね。
なぜ辞書に載っているのと同じ単語じゃないと嫌なのかはよく分かりませんが、
そこにこだわるならリーダーズ英和辞典にはrenewableの訳語として再生も載っていますね。
別に回復可能エネルギーでも復活可能エネルギーでも良いですけど。
> 勝手に一般化されても困るわけで。
よくわかりませんが、前提条件が書かれていないコメントを一般論で扱うことはせずに、
書いた人の前提条件を推測しろ、という主張でしょうか。
それならばエスパーでもない私には無理ですね
Re: (スコア:0)
以前は使っていたとか、この分野に詳しくない人か、根拠もなく決めつけるのはやめましょう。
いまでも朝日新聞なんかは毎日のように「自然エネルギー」を使っています。
自然エネルギーを使う人はこの分野に詳しくない人なんでしょうかね。
「再生可能」な「エネルギー」なんてこの世に存在しないのです。
「再生」、「可能」といった日本語の意味を勉強されることを勧めます。
Re: (スコア:0)
> 自然エネルギーを使う人はこの分野に詳しくない人なんでしょうかね。
その通りです。
朝日新聞などまさにそうですね。
> 「再生可能」な「エネルギー」なんてこの世に存在しないのです。
> 「再生」、「可能」といった日本語の意味を勉強されることを勧めます。
きちんと定義がある言葉をわざわざ分解した単語で解釈する意図は何でしょう?
Re: (スコア:0)
Yahooによれば
自然エネルギー 約10,400,000件
再生エネルギー 約23,000,000件
で、件数が何なんでしょうか?
Re: (スコア:0)
Wikiによると、再生可能エネルギーの定義は、自然から得られるエネルギーで、使用量より供給量のほうが大きいもののことをいうらしいです。
その定義で言えば太陽光や風力などは再生可能エネルギーとして十分満たしています。
ただし、まだ人類が必要な分のエネルギーをそれによって十分に得るまでに至っていないだけです。
もし設備が十分に構築できれば、人類が使うエネルギー以上に太陽から得られますよね。
「再生可能」なんてついてるから誤解があるわけですね。
「無尽蔵エネルギー」とでもつけたほうが正しくわかりやすいんじゃないかな。
太陽が数十億年後に燃え尽きたら終
Re: (スコア:0)
> 原発論者がおかしいのは、現時点で再生可能エネルギーが必要十分じゃないにしろ、
> どんどん開発・増設していけば無駄でも損でもない。
> 将来性も広がっていくのに、あえて敵視して潰してまで原発原発って言ってるところですね。
現在候補に挙がっている再生可能エネルギーは全て効率が悪すぎるため、
開発・増設しても将来が無く、無駄と損以外の何者でもないことが明らかです。
そこに無駄な投資をするくらいなら、原子力発電や化石燃料発電の効率や
安全性を向上させることにリソースを集中するべきと考えます。
もちろん、個人や特定の企業が自分でリスクを負ってそれらの研究開発をす
定量的なデータで論じて下さい。 (スコア:2)
「効率が悪い」という判断基準は何ですか。
変換効率のことなら、
・源が無尽蔵・無料のエネルギーと、有限・有料のものを同じに論じること自体が無意味です [aist.go.jp]。
・そもそも枯渇性エネルギーは、投入した以上のエネルギーを得ることが原理的にできません。人類が投入したエネルギー(化石燃料等)の、たとえば火力発電なら4~5割ぐらいが電力になり、残りは熱として散逸します。熱まで有効利用しても、100%を超えることはありません。
・それに対して再生可能エネルギーの場合は太陽や風からエネルギーを吸収して動きますので、人類が投入したよりも多くのエネルギーが得られます。
同じ「人類が投入したエネルギーに対する変換効率」で言えば、効率が100%を優に超えます。たとえば今の太陽光発電の性能ならば、350%~500%ぐらいに相当するエネルギー(しかも、電力として。火力発電比なら10倍とかになる) [aist.go.jp]。
価格のことなら、
・IEAですら、再生可能エネルギーの方が安くできるはずと指摘してます [wikipedia.org]。
・高くて有名な太陽光発電ですら、10年以内にガス火力と競うようになると見られてます。また普及の進んでいるドイツでは今の日本の半額になっていて [wikipedia.org]、日本でも普及を順調に進めれば、数年で今の半額程度にできるはずです [impress.co.jp]。
・対する化石燃料は、世界のエネルギー需要増加によりさらなる高騰が危惧されて居る上、排出量削減の観点からも再生可能エネルギーが果たすべき役割が大きいと指摘されています。エネルギー全体では2020年までの対策費用を1ドルけちる毎に、2020年以降、その4倍以上の出費が必要になると見られています [iea.org]。
変換効率・費用のどちらから見ても、普及は合理的ですよ。
だからっつーて、簡単にポンっとできるもんでもないのも確かですが。
電力供給について今できることや今後すべきことについては、東大の荻本研の資料 [u-tokyo.ac.jp]が網羅的で良いと思います。
一言でいうと、色んなものを組み合わせて使っていかないと、だめですよ。
Re: (スコア:0)
引用文献の選択のクセで誰かわかった。ってアカウント名見る限り隠してるわけでもないか :-)
# 一度(刺激的な)お話を伺っただけなのでAC
Re: (スコア:0)
ま、バレバレでも、一応匿名ってことで。
「誰か一人が」よりも、その人が紹介してる情報に裏付けがあるか、の方が重要なので。 :)
Re: (スコア:0)
投入エネルギー全体だけじゃなくて、
時間あたり、面積あたりの効率ってのも判断材料になると思いますが、
そのあたりの資料ってどっかにあるものなのでしょうか。
# 比判、反論ではなく、補助資料として
Re:定量的なデータで論じて下さい。 (スコア:1)
太陽光発電だと大雑把に1平方メートルあたり定格設備容量にして100W、年間発電量にして100kWhぐらいです。日本の平均的条件で(地域によって変わる)。
(1平方メートル辺りの最大の太陽光の強さが1kWぐらい、太陽電池の変換効率は主流品で10数%~20%だけど、まぁ設置面積のロスもあるのでざっくり10%で)
ただ単純に面積ゆーても、たとえば屋根の上に他の電源を置くんですか?という違いもあるんで、実用上はあまり意味がない。
良くある原発1基=山手線の中っつ比較でも、
・それ年間発電量なので。晴れたお昼頃だと、山手線内分の面積の太陽電池は、原発5基分ぐらいの出力を出す。
・山手線内に原発何基も置くんですか?
というツッコミどころがあります。
風力発電はよーわからんので、数値はパスです。ただ定性的に言えばあれも「占有」する面積は柱一本+αなので、その下は放牧地なり農地なり。
Re: (スコア:0)
風力発電は低周波騒音が解決しないと人里に置けない。
Re: (スコア:0)
十分距離を離せば問題ないはずなんですが、報道写真をみると風車の高さ程度すら離してなさそうなものもあって絶句しました。
ああいうのはまずいですね。
Re: (スコア:0)
そんな効率の良いものが普及していない現状を考えると、
・みんな効率が良いことに気づいていない
・効率が良いのに乗り換えられない理由がある
・実は効率が良くない
のどれかですね。
さて、どれでしょう?
Re:定量的なデータで論じて下さい。 (スコア:1)
「前払い」だから、でしょうね。導入時に、どかっとお金がかかりますから。
その代わり、そのあとは化石燃料なしで電気なり熱なりが得られます。「前払い式の飲み放題」ですね。
ところで太陽光発電を例に挙げると、ドイツでは設備導入コストが既に日本の半額になってます [atmarkit.co.jp]。
技術的には、そこまで安くできることが実証されてます。
日本(を含めた多くの国)でそこまで安くなってないのは、それを扱う政策なり、人なりが、技術の進歩にまだ追いつけていないからです。
(具体的には、流通費や施工費、手続き費用等の差として表れます。)
日本の場合でいうと、バブル以降、変化への対応速度が国全体として遅くなったように感じています。
変化はビジネスチャンスでもあるのに、人の足を引っ張り、変化を拒むことばかりに力を入れすぎているように思います。
でも変化に対してデマを流したり難癖を付けたりしていても、問題の先送りに過ぎません。その間にも情勢の変化は進み、いつか押し流されてしまうでしょう。
リスクを取って先に進まぬ限り、結局はビジネス上の利益も逸することになるのではありませんか。