アカウント名:
パスワード:
風力発電機といってもいろいろ構造がありますけど, 例えばこちらのサイト [21aomori.or.jp]に記述されているメンテナンスが必要な項目を見ると
風向・風速計・各種モーター(経年劣化)制御盤・通信装置・メインコンピュータ(雷による影響と思われる)ブレード(落雷による破損、経年劣化等)回転部の機械部品、風速計などのセンサー類、制御装置、油圧装置変速器や発電機、ギアボックスなどの大型部品
などがあるみたいです. 思うよりも複雑な構成になっていますし, 特に油圧系やギアボックスなんかは損耗に伴う交換が確実に必要になってくる部分でしょうね. ですので新規増設分についてはギアレスタイプが増えている [muromin.mnw.jp]みたいです.
経産省が出してるレポートによれば,
平成22年度北海道における風力発電の現状と課題 [meti.go.jp]ついでにメンテナンス費用の載っていた中国地方版 [meti.go.jp]
結構な頻度でトラブっていて,それなりにメンテナンス費用がかかるみたいです.上記中国地方のアンケートだと,風車1基あたり年間で250-500万円,って項目への回答が一番多かったみたいなんで,まあ10年弱で6000万の維持費ってのは人件費等を含めても妥当なのかなと.一時期の風力発電ブーム時に立てられたものが5-10年程度経過してきて電気系・機械系の摩耗によるトラブルが増加傾向らしいんで,今後もそれなりにメンテナンスコストはかかるんじゃないですかね.
>鳥とかって、別に死ぬくらいの早さで回ったりもしてないでしょ?
回転速度はそんなに高くないですが,翼端の速度は結構速いですね(メンテナンスとは関係ありませんが).大型のものだと時速200kmぐらいはいくんじゃありませんでしたっけ.昔どこだったかの風力発電施設の直下あたりに立ったことがありますが,頭上をばかでかいブレードが轟音を立てながら凄い速度で通過していくんで実に恐ろしいものでした.
札幌在住ですが、石狩新港近くに風力発電ありますが、足元まで行くと、結構近いところを風車の末端が猛スピードで回ってます。低音が波打つように常時鳴っている感じで、ちょっと近くには住めないなぁ、という感じ
#実際、石狩新港付近はほとんどが野原で会社の施設がちらほら、住人はほとんどいない土地です
夜になるとブレードが見えないのでなおさら恐怖は倍増です。遠目でみる長閑さとは裏腹に下手な発電所より恐怖はダイレクトに感じますね
風車はソリディティが小さいので、周速比(風速と翼端の速度の比)は10ぐらいだったりします。小型風車でも秒速100m=時速360kmぐらい普通に行くので、かなり恐ろしいです。
少なくともでっかい羽を支えるためのベアリングは高価な品になりそうです。日本だと台風とかで思いっきり振られる事になるでしょうが、その負荷に耐え切らないといけません。ベアリングもですが、風向きにあわせて首振り等のさまざまな動きをする油圧系は当然要メンテ品です。風車の回転速度では発電機に直結では遅すぎるのでギアボックスが内蔵されており、そちらも注油、交換が必要でしょう。
羽が歪んでバランスが崩れたら危険ですし、定期的な確認や修理も必要になるのでは?後は安全装置のブレーキ(風が強すぎる場合、停止させる必要があります)とかもチェックが必要でしょうし、ソーラーでも必要な不安定なエネルギー源を安定化させる為にインバータ類も当然チェック対象でしょう。
関連して落雷も要注意ですね。電装系は当然ですが、周囲に避雷針が無ければ風車の羽が最も高くなるので雷が直撃して羽が壊れる事もあります。
鳥とかって、別に死ぬくらいの早さで回ったりもしてないでしょ?
風車は結構大きいので、回転数が低くても外周部は相当な速さです。遊園地とかにある大型観覧車とかとてもゆっくりですけど、乗り場は結構早く感じますよね?
モーターのブラシが摩耗
こうなります [nicovideo.jp]。 端の速度はなかなかのものですし、風の通り道に設置する性質上鳥は結構厄介です。
鳥は当たれば死ぬ。ときどき飛び散った死体の残骸が柱についているのをみかけます。可動部分の保守については、作業に要する費用が膨大でしょう。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
メンテナンスって? (スコア:0)
羽の修理とか、モーターのブラシが摩耗とか、そういうの?
鳥とかって、別に死ぬくらいの早さで回ったりもしてないでしょ?
Re:メンテナンスって? (スコア:5, 参考になる)
風力発電機といってもいろいろ構造がありますけど, 例えばこちらのサイト [21aomori.or.jp]に記述されているメンテナンスが必要な項目を見ると
などがあるみたいです. 思うよりも複雑な構成になっていますし, 特に油圧系やギアボックスなんかは損耗に伴う交換が確実に必要になってくる部分でしょうね. ですので新規増設分についてはギアレスタイプが増えている [muromin.mnw.jp]みたいです.
結構かかるみたい (スコア:5, 参考になる)
経産省が出してるレポートによれば,
平成22年度北海道における風力発電の現状と課題 [meti.go.jp]
ついでにメンテナンス費用の載っていた中国地方版 [meti.go.jp]
結構な頻度でトラブっていて,それなりにメンテナンス費用がかかるみたいです.上記中国地方のアンケートだと,風車1基あたり年間で250-500万円,って項目への回答が一番多かったみたいなんで,まあ10年弱で6000万の維持費ってのは人件費等を含めても妥当なのかなと.
一時期の風力発電ブーム時に立てられたものが5-10年程度経過してきて電気系・機械系の摩耗によるトラブルが増加傾向らしいんで,今後もそれなりにメンテナンスコストはかかるんじゃないですかね.
>鳥とかって、別に死ぬくらいの早さで回ったりもしてないでしょ?
回転速度はそんなに高くないですが,翼端の速度は結構速いですね(メンテナンスとは関係ありませんが).大型のものだと時速200kmぐらいはいくんじゃありませんでしたっけ.
昔どこだったかの風力発電施設の直下あたりに立ったことがありますが,頭上をばかでかいブレードが轟音を立てながら凄い速度で通過していくんで実に恐ろしいものでした.
Re: (スコア:0)
札幌在住ですが、石狩新港近くに風力発電ありますが、足元まで行くと、結構近いところを
風車の末端が猛スピードで回ってます。
低音が波打つように常時鳴っている感じで、ちょっと近くには住めないなぁ、という感じ
#実際、石狩新港付近はほとんどが野原で会社の施設がちらほら、住人はほとんどいない土地です
夜になるとブレードが見えないのでなおさら恐怖は倍増です。遠目でみる長閑さとは裏腹に
下手な発電所より恐怖はダイレクトに感じますね
Re: (スコア:0)
>鳥とかって、別に死ぬくらいの早さで回ったりもしてないでしょ?
回転速度はそんなに高くないですが,翼端の速度は結構速いですね(メンテナンスとは関係ありませんが).大型のものだと時速200kmぐらいはいくんじゃありませんでしたっけ.
昔どこだったかの風力発電施設の直下あたりに立ったことがありますが,頭上をばかでかいブレードが轟音を立てながら凄い速度で通過していくんで実に恐ろしいものでした.
風車はソリディティが小さいので、周速比(風速と翼端の速度の比)は10ぐらいだったりします。
小型風車でも秒速100m=時速360kmぐらい普通に行くので、かなり恐ろしいです。
Re:メンテナンスって? (スコア:4, 興味深い)
少なくともでっかい羽を支えるためのベアリングは高価な品になりそうです。
日本だと台風とかで思いっきり振られる事になるでしょうが、その負荷に耐え切らないといけません。
ベアリングもですが、風向きにあわせて首振り等のさまざまな動きをする油圧系は当然要メンテ品です。
風車の回転速度では発電機に直結では遅すぎるのでギアボックスが内蔵されており、そちらも注油、交換が必要でしょう。
羽が歪んでバランスが崩れたら危険ですし、定期的な確認や修理も必要になるのでは?
後は安全装置のブレーキ(風が強すぎる場合、停止させる必要があります)とかもチェックが必要でしょうし、
ソーラーでも必要な不安定なエネルギー源を安定化させる為にインバータ類も当然チェック対象でしょう。
関連して落雷も要注意ですね。
電装系は当然ですが、周囲に避雷針が無ければ風車の羽が最も高くなるので雷が直撃して羽が壊れる事もあります。
風車は結構大きいので、回転数が低くても外周部は相当な速さです。
遊園地とかにある大型観覧車とかとてもゆっくりですけど、乗り場は結構早く感じますよね?
Re: (スコア:0)
モーターのブラシが摩耗
Re: (スコア:0)
こうなります [nicovideo.jp]。
端の速度はなかなかのものですし、風の通り道に設置する性質上鳥は結構厄介です。
Re: (スコア:0)
鳥は当たれば死ぬ。ときどき飛び散った死体の残骸が柱についているのをみかけます。
可動部分の保守については、作業に要する費用が膨大でしょう。