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本当に技術力で負けたのかどうかは知らないけれど、どんな言い訳をしようが、結果として負けたのは事実。技術の差なのか、政治の差なのか、それ以外の要因なのか。様々な角度からの検証は必要だし、それはそれで重要でしょう。
でも、一番の根本は世界最高の技術大国という肩書きに慢心してしまった日本自身に問題があると思う。技術大国と言いながら理系離れが進み、土地転がし株転がしで儲けを出そうとする浮かれっぷり、昔から言われながらも政治の腐敗、政治への無関心ぶり。それでも豊かな国だから、技術大国だからとふんぞり返っている内に新興国に抜かれ、借金まみれになった。
どんな一番の肩書きも過去のものに過ぎず、それを自慢や根拠にした時点から転落が始まる。日本は韓国に負けたとか、中国に負けたとかの以前に、己自身に負けたのだと思う。
故、吉村秀雄氏曰く、「神明はただ平素の鍛錬に力め戦わずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授けると同時に一勝に満足して治平に安んずる者よりただちにこれを奪う、故人曰く勝って兜の緒を締めよと」
ほんとうに慢心が原因なら救いはあるんじゃないですか?必然だったとしたら?そもそも「負けた」と否定的に捉えることが、ボクには、そうしたいけれども、それが正しいのかはわかりません。価値観そのものの転回の必要性を予期して、そこから先を考えられなくなってしまっているのが今の停滞の一因ということはないんでしょうか?
政治なり精神なりが駄目だから、という考え方はある意味楽観的なわけですね。魔王を倒せば世界は良くなる、みたいな。
年収200万円以下が言えることじゃないかもしれないけど皆結構精一杯頑張っていて、それでなかなかうまく回していて現状の社会なんだと思うことがある、というか思いたい。何かを改善すれば努力すれば良くなるということはもっと頑張れってことでしょ。他人任せにするならともかく皆そんな余裕あるの?底辺バイトでもこれ以上頑張ったら体壊しそうなのに。
ダメにした世代はそろそろ年金暮らしな訳で、今の現役世代が悪いって言ってる訳じゃないでしょう。
ただね、国全体で見た時の方向性ってやつが定まっていないんだよね。何というか、みんな全速力で走っているけど、バラバラに自分の目先しか見ていないから全体で見るとその場でぐるぐる回っているだけ(むしろ後退している?)みたいな感じ。
戦後の焼け野原から世界に追いつき追い越せで頑張ってきた、誰かの背中を追いかけている間は良かったけれど、トップに立った途端どっちに進んで良いか分からなくなっちゃった、みたいなところがある。
そこで必要なのは、今までと同じただ闇雲に頑張ることではなく、進む方向を見定める事なんだけど、それを考えずに今までが良かったからと、同じ方法論で目先を全力疾走することだけしか考えてこなかった。日本の慢心ってのは、そういう事なんだと思います。
でも、国全体の方向性が定まっていることが成功への鍵、ってわけじゃないよね。
例えば、戦前戦中の国のトップはチグハグでしたけれど、全体的に見ればトータリズムが良く効いていて、ほぼ全国民が同じ目標に向かって邁進していたように思う。少なくとも、そうするための努力を国は怠らなかった。じゃあ、近衛さんとか東条さんよりリーダーシップがある、例えばヒトラーさんやチャーチルさんみたいな人が日本を率いていて、それで国が良くなっただろうか、と考えると、どうにも私は納得できない。
日本全体がゆるやかにデスマーチを起こしている状況において、
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
何よりも精神で負けた気がする (スコア:5, すばらしい洞察)
本当に技術力で負けたのかどうかは知らないけれど、どんな言い訳をしようが、結果として負けたのは事実。
技術の差なのか、政治の差なのか、それ以外の要因なのか。様々な角度からの検証は必要だし、それはそれで重要でしょう。
でも、一番の根本は世界最高の技術大国という肩書きに慢心してしまった日本自身に問題があると思う。
技術大国と言いながら理系離れが進み、土地転がし株転がしで儲けを出そうとする浮かれっぷり、
昔から言われながらも政治の腐敗、政治への無関心ぶり。
それでも豊かな国だから、技術大国だからとふんぞり返っている内に新興国に抜かれ、借金まみれになった。
どんな一番の肩書きも過去のものに過ぎず、それを自慢や根拠にした時点から転落が始まる。
日本は韓国に負けたとか、中国に負けたとかの以前に、己自身に負けたのだと思う。
故、吉村秀雄氏曰く、
「神明はただ平素の鍛錬に力め戦わずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授けると同時に
一勝に満足して治平に安んずる者よりただちにこれを奪う、故人曰く勝って兜の緒を締めよと」
Re: (スコア:2)
ほんとうに慢心が原因なら救いはあるんじゃないですか?
必然だったとしたら?
そもそも「負けた」と否定的に捉えることが、ボクには、そうしたいけれども、それが正しいのかはわかりません。
価値観そのものの転回の必要性を予期して、そこから先を考えられなくなってしまっているのが今の停滞の一因ということはないんでしょうか?
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
政治なり精神なりが駄目だから、という考え方はある意味楽観的なわけですね。魔王を倒せば世界は良くなる、みたいな。
年収200万円以下が言えることじゃないかもしれないけど皆結構精一杯頑張っていて、それでなかなかうまく回していて現状の社会なんだと思うことがある、というか思いたい。
何かを改善すれば努力すれば良くなるということはもっと頑張れってことでしょ。他人任せにするならともかく皆そんな余裕あるの?底辺バイトでもこれ以上頑張ったら体壊しそうなのに。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
ダメにした世代はそろそろ年金暮らしな訳で、今の現役世代が悪いって言ってる訳じゃないでしょう。
ただね、国全体で見た時の方向性ってやつが定まっていないんだよね。
何というか、みんな全速力で走っているけど、バラバラに自分の目先しか見ていないから
全体で見るとその場でぐるぐる回っているだけ(むしろ後退している?)みたいな感じ。
戦後の焼け野原から世界に追いつき追い越せで頑張ってきた、
誰かの背中を追いかけている間は良かったけれど、
トップに立った途端どっちに進んで良いか分からなくなっちゃった、
みたいなところがある。
そこで必要なのは、今までと同じただ闇雲に頑張ることではなく、進む方向を見定める事なんだけど、
それを考えずに今までが良かったからと、同じ方法論で目先を全力疾走することだけしか考えてこなかった。
日本の慢心ってのは、そういう事なんだと思います。
Re: (スコア:0)
でも、国全体の方向性が定まっていることが成功への鍵、ってわけじゃないよね。
例えば、戦前戦中の国のトップはチグハグでしたけれど、全体的に見ればトータリズムが良く効いていて、ほぼ全国民が同じ目標に向かって邁進していたように思う。少なくとも、そうするための努力を国は怠らなかった。じゃあ、近衛さんとか東条さんよりリーダーシップがある、例えばヒトラーさんやチャーチルさんみたいな人が日本を率いていて、それで国が良くなっただろうか、と考えると、どうにも私は納得できない。
日本全体がゆるやかにデスマーチを起こしている状況において、