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本当に技術力で負けたのかどうかは知らないけれど、どんな言い訳をしようが、結果として負けたのは事実。技術の差なのか、政治の差なのか、それ以外の要因なのか。様々な角度からの検証は必要だし、それはそれで重要でしょう。
でも、一番の根本は世界最高の技術大国という肩書きに慢心してしまった日本自身に問題があると思う。技術大国と言いながら理系離れが進み、土地転がし株転がしで儲けを出そうとする浮かれっぷり、昔から言われながらも政治の腐敗、政治への無関心ぶり。それでも豊かな国だから、技術大国だからとふんぞり返っている内に新興国に抜かれ、借金まみれになった。
どんな一番の肩書きも過去のものに過ぎず、それを自慢や根拠にした時点から転落が始まる。日本は韓国に負けたとか、中国に負けたとかの以前に、己自身に負けたのだと思う。
故、吉村秀雄氏曰く、「神明はただ平素の鍛錬に力め戦わずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授けると同時に一勝に満足して治平に安んずる者よりただちにこれを奪う、故人曰く勝って兜の緒を締めよと」
個人的には最近韓国と接する機会が多くあり、ここ数年は年2~3回程韓国に行く機会がありました。
そこで一番違いを感じるのは、上意下達がはっきりしている点です。
たまたまうちの事業所の例がそうなだけかもしれないですが、上に立つ人間が自分の受け持つ責任範囲と権限を理解していて、自分の意思で善し悪しを判断し、決めたらそれを徹底させるという仕組みが出来上がっているので、決定までのスピードが非常に早いです。
一つの理由としては徴兵制にしろ儒教思想にしろ、社会のシステムとして上意下達の仕組みが根付いているような感じを受けています。
その点日本人は、相手の意を汲み取り、みなまで言わなくても自分で動く人種などとは良く言いますが、実際は方々の部署に掛け合ってもそれぞれの部署が自分の縄張りから出ようとはせず、色々な人が集まっても結論が出ず、結局うやむやのまま会議が終わってしまうことが多々あります。
それに、上位を敬うという思想が薄れていて、世の中の人は政治家を批判し、部下は上司を批判し、更には家庭では奥さん子供が父親を疎み、何かに従うという思想が根底から崩壊しているような感じをうけます。
もちろん、韓国なんかでも政治批判、上司批判、亭主批判なんかも完全に無いわけではないので、白黒をはっきり言い分ける事はできないですが、程度の問題としてはまだ日本よりも少ないと感じます。
なので、個人的には単に技術力云々の話というよりも、道徳にこそ問題があるのではないかと思っています。古い考え方かもしれませんが、欧米のように完全に男女平等に進む事が、本当に正しい道であるのか、個人的には大いに疑問があります。
> 個人的には単に技術力云々の話というよりも、道徳にこそ問題があるのではないかと思っています。古い考え方かもしれませんが、欧米のように完全に男女平等に進む事が、本当に正しい道であるのか、個人的には大いに疑問があります。
欧米が上意下達できてない、というのなら一理あるのかもしれないけれど、そうじゃないのなら、なんだか違う気がするなぁ。
隣の芝は青く見えるものですよ。
その上の人はいざというときは責任を取る立場にあります。日本にもかつては上の人を敬うという風習がありましたが、バブル崩壊後の日本で結局誰もまともに責任を取らなかったのでモラルも一緒に崩壊しました。かつて武士の特権は失策後の切腹と裏腹であったことを思いだす必要があります。道徳の話だけ持ち出しても残念ながら誰も納得はしないでしょうね。
ファッショな連中が狂喜乱舞しそうな援護射撃だな。
たぶんその上に立つ人間は責任もちゃんと取らされていると思いますよ。日本も昔はそのようなエリートを敬う風習がありましたが、特にここ20年のバブル後で責任を取らないエリートもどきがあまりに多いことが露見したのでモラル崩壊を起こしています。武士の特権は失策時の切腹と裏腹であることを思い出すべきでしょうね。
うーん、エセ儒教で道徳とかいってもなぁ…
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
何よりも精神で負けた気がする (スコア:5, すばらしい洞察)
本当に技術力で負けたのかどうかは知らないけれど、どんな言い訳をしようが、結果として負けたのは事実。
技術の差なのか、政治の差なのか、それ以外の要因なのか。様々な角度からの検証は必要だし、それはそれで重要でしょう。
でも、一番の根本は世界最高の技術大国という肩書きに慢心してしまった日本自身に問題があると思う。
技術大国と言いながら理系離れが進み、土地転がし株転がしで儲けを出そうとする浮かれっぷり、
昔から言われながらも政治の腐敗、政治への無関心ぶり。
それでも豊かな国だから、技術大国だからとふんぞり返っている内に新興国に抜かれ、借金まみれになった。
どんな一番の肩書きも過去のものに過ぎず、それを自慢や根拠にした時点から転落が始まる。
日本は韓国に負けたとか、中国に負けたとかの以前に、己自身に負けたのだと思う。
故、吉村秀雄氏曰く、
「神明はただ平素の鍛錬に力め戦わずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授けると同時に
一勝に満足して治平に安んずる者よりただちにこれを奪う、故人曰く勝って兜の緒を締めよと」
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:3, 興味深い)
個人的には最近韓国と接する機会が多くあり、ここ数年は年2~3回程韓国に行く機会がありました。
そこで一番違いを感じるのは、上意下達がはっきりしている点です。
たまたまうちの事業所の例がそうなだけかもしれないですが、上に立つ人間が自分の受け持つ責任範囲と権限を理解していて、自分の意思で善し悪しを判断し、決めたらそれを徹底させるという仕組みが出来上がっているので、決定までのスピードが非常に早いです。
一つの理由としては徴兵制にしろ儒教思想にしろ、社会のシステムとして上意下達の仕組みが根付いているような感じを受けています。
その点日本人は、相手の意を汲み取り、みなまで言わなくても自分で動く人種などとは良く言いますが、実際は方々の部署に掛け合ってもそれぞれの部署が自分の縄張りから出ようとはせず、色々な人が集まっても結論が出ず、結局うやむやのまま会議が終わってしまうことが多々あります。
それに、上位を敬うという思想が薄れていて、世の中の人は政治家を批判し、部下は上司を批判し、更には家庭では奥さん子供が父親を疎み、何かに従うという思想が根底から崩壊しているような感じをうけます。
もちろん、韓国なんかでも政治批判、上司批判、亭主批判なんかも完全に無いわけではないので、白黒をはっきり言い分ける事はできないですが、程度の問題としてはまだ日本よりも少ないと感じます。
なので、個人的には単に技術力云々の話というよりも、道徳にこそ問題があるのではないかと思っています。古い考え方かもしれませんが、欧米のように完全に男女平等に進む事が、本当に正しい道であるのか、個人的には大いに疑問があります。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:2)
> 個人的には単に技術力云々の話というよりも、道徳にこそ問題があるのではないかと思っています。古い考え方かもしれませんが、欧米のように完全に男女平等に進む事が、本当に正しい道であるのか、個人的には大いに疑問があります。
欧米が上意下達できてない、というのなら一理あるのかもしれないけれど、そうじゃないのなら、なんだか違う気がするなぁ。
1を聞いて0を知れ!
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
現状でもまだまだアメリカがトップですからねえ。
ヨーロッパが停滞気味というのはあるかもしれませんが
少なくとも男女平等はあまり関係ない気がしますね。
下からの突き上げがないまま李氏朝鮮が長らく続いたために
19世紀から20世紀にかけて日本に後れを取ったという見方もできますし
ケースバイケースなんじゃないかと。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
隣の芝は青く見えるものですよ。
Re:何よりも精神で負けた気がする (スコア:1)
その上の人はいざというときは責任を取る立場にあります。日本にもかつては上の人を敬うという風習がありましたが、バブル崩壊後の日本で結局誰もまともに責任を取らなかったのでモラルも一緒に崩壊しました。かつて武士の特権は失策後の切腹と裏腹であったことを思いだす必要があります。道徳の話だけ持ち出しても残念ながら誰も納得はしないでしょうね。
Re: (スコア:0)
ファッショな連中が狂喜乱舞しそうな援護射撃だな。
Re: (スコア:0)
たぶんその上に立つ人間は責任もちゃんと取らされていると思いますよ。日本も昔はそのようなエリートを敬う風習がありましたが、特にここ20年のバブル後で責任を取らないエリートもどきがあまりに多いことが露見したのでモラル崩壊を起こしています。武士の特権は失策時の切腹と裏腹であることを思い出すべきでしょうね。
Re: (スコア:0)
うーん、エセ儒教で道徳とかいってもなぁ…