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発注側の社内に、知識や経験のあるユーザが少ない場合に、手っ取り早く知識や経験を持つ人員を集めたい場合にやるべきものであって、実態はどうあれ、教育などの手間を省いて失敗するリスクを避ける目的で行なうものだと思います。
今回の件ですと、派遣前の段階から「知識も経験もない」ことが、双方にとって明らかになっているわけです(だからこそゼロ円なわけです)し、たとえ費用がゼロであっても、プロジェクトが失敗した分のマイナスは避けようがありません。
もしも万が一、プロジェクトが失敗しても特に損害を被らない(=リスクがない)ようなものであれば、派遣を雇う必要はなく、(主に社内の)有志を募ってじっくりと少しずつ作ればいいだけの話です。また、リスクと利益は表裏一体なので、リスクがなければ利益が発生することもないので、「やらなければいい」だけの話でもあります。
こういうことからすると、この手の無料ビジネスが成り立つには、補助金などの経済的なチート行為がある場合や、なんだかよくわかっていない人たちを煙に巻いて(=騙す)商売する場合に限られるので、真っ当な仕事としては成り立たないでしょう。
そこまで大規模じゃなくても、立ち上げ時期の派遣会社が超お値ごろで契約押しこんじゃうっての10年以上前からあったような……。最初に取引口座を作らせるかどうかの瀬戸際が大事で、人材が重宝されればあとは契約延長を盾に値段をジリジリ釣り上げるか、さらに別の人を押しこむ。そんな感じ。
あと派遣というか偽装請負って、知識を持ったプロを持ってきてもらうことなんてほとんど期待してない気がします。要するに「正社員採ってハズレ引く」リスクやら正社員雇用で固定費がホントに固定されちゃうことを嫌っているだけ。まっさらの新人にごっそり網をかけておいて、OJTで素養を見極めて美味しいところだけ押えて後は好きなだけポイ、手が足りなければそれの繰り返し。さらに景気が悪くなれば根こそぎポイ。
あと大きめの企業だと、特定の部署で人材が欲しくても、若手正社員はすぐに異動されちゃって仕事できる人が結局固定できないとか。偽装請負なら契約が続く限り何十年でもその部署でかこえちゃう。(実際そういう例見たことあります)
結局、使えない正社員をクビにできないシステムに問題があるんだと思いますよ。雇用の流動化は重要です。社会の動きが速くなってるから特に。
しかし、派遣などの非正規雇用だけ流動化して、正社員の地位は維持されてる状態では、企業は不良社員をかかえたままコストが上昇するしかなく、一旦非正規雇用に落ちた人材はなかなか正社員の特権的地位に復帰できないという、ミスマッチが生じてしまう。
企業が社員を死ぬまで面倒見るような昭和的社会なら、非正規雇用は厳しく制限し、不良正社員は社会コストとして受容するしかない。一方、企業と社員は契約関係でしかないというアメリカ的社会にするなら、正社員と非正規雇用の区別は極力無くすべき。中途半端な状況というものが一番手に負えないですよ。
>なんだかよくわかっていない人たちを煙に巻いて(=騙す)商売する場合に限られるので、>真っ当な仕事としては成り立たないでしょう。確かにまっとうな仕事とは思えないけれど、経営者に「なんだかよく分かってない人」が多い現状が続く限りは続くでしょうね。
ビタミンみたいなもので、使うと言えば使うんだけど、体内で生産するほど必須ではないものを調達する手段なのでは?>外注
重要性から「(別に自前でやってたくないので)必須でない」のか、必要になる頻度と維持コストから「(自前でできるものならやりたいが)常時(保持するとコストが嵩むので)必須ではない」の2つがあるわけで。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
そもそも人材派遣って (スコア:1)
発注側の社内に、知識や経験のあるユーザが少ない場合に、手っ取り早く知識や経験を持つ人員を集めたい場合にやるべきものであって、実態はどうあれ、教育などの手間を省いて失敗するリスクを避ける目的で行なうものだと思います。
今回の件ですと、派遣前の段階から「知識も経験もない」ことが、双方にとって明らかになっているわけです(だからこそゼロ円なわけです)し、たとえ費用がゼロであっても、プロジェクトが失敗した分のマイナスは避けようがありません。
もしも万が一、プロジェクトが失敗しても特に損害を被らない(=リスクがない)ようなものであれば、派遣を雇う必要はなく、(主に社内の)有志を募ってじっくりと少しずつ作ればいいだけの話です。また、リスクと利益は表裏一体なので、リスクがなければ利益が発生することもないので、「やらなければいい」だけの話でもあります。
こういうことからすると、この手の無料ビジネスが成り立つには、補助金などの経済的なチート行為がある場合や、なんだかよくわかっていない人たちを煙に巻いて(=騙す)商売する場合に限られるので、真っ当な仕事としては成り立たないでしょう。
Re:そもそも人材派遣って (スコア:2, 興味深い)
そこまで大規模じゃなくても、立ち上げ時期の派遣会社が超お値ごろで契約押しこんじゃうっての10年以上前からあったような……。
最初に取引口座を作らせるかどうかの瀬戸際が大事で、人材が重宝されればあとは契約延長を盾に値段をジリジリ釣り上げるか、さらに別の人を押しこむ。
そんな感じ。
あと派遣というか偽装請負って、知識を持ったプロを持ってきてもらうことなんてほとんど期待してない気がします。
要するに「正社員採ってハズレ引く」リスクやら正社員雇用で固定費がホントに固定されちゃうことを嫌っているだけ。
まっさらの新人にごっそり網をかけておいて、OJTで素養を見極めて美味しいところだけ押えて後は好きなだけポイ、手が足りなければそれの繰り返し。
さらに景気が悪くなれば根こそぎポイ。
あと大きめの企業だと、特定の部署で人材が欲しくても、若手正社員はすぐに異動されちゃって仕事できる人が結局固定できないとか。
偽装請負なら契約が続く限り何十年でもその部署でかこえちゃう。(実際そういう例見たことあります)
Re: (スコア:0)
結局、使えない正社員をクビにできないシステムに問題があるんだと思いますよ。
雇用の流動化は重要です。社会の動きが速くなってるから特に。
しかし、派遣などの非正規雇用だけ流動化して、正社員の地位は維持されてる状態では、企業は不良社員をかかえたままコストが上昇するしかなく、一旦非正規雇用に落ちた人材はなかなか正社員の特権的地位に復帰できないという、ミスマッチが生じてしまう。
企業が社員を死ぬまで面倒見るような昭和的社会なら、非正規雇用は厳しく制限し、不良正社員は社会コストとして受容するしかない。
一方、企業と社員は契約関係でしかないというアメリカ的社会にするなら、正社員と非正規雇用の区別は極力無くすべき。
中途半端な状況というものが一番手に負えないですよ。
Re:そもそも人材派遣って (スコア:1)
>なんだかよくわかっていない人たちを煙に巻いて(=騙す)商売する場合に限られるので、
>真っ当な仕事としては成り立たないでしょう。
確かにまっとうな仕事とは思えないけれど、
経営者に「なんだかよく分かってない人」が多い現状が続く限りは続くでしょうね。
Re:そもそも人材派遣って (スコア:1)
>手っ取り早く知識や経験を持つ人員を集めたい場合にやるべきものであって、
>実態はどうあれ、教育などの手間を省いて失敗するリスクを避ける目的で行なうものだと思います
手っ取り早く知識や経験を持つ人員を集めたいというオーダーが無茶だってことが
世間的に認識されてきたよね
そもそもそういう人間は、自らの意思でどっかで仕事していて、企業側の都合で動いてくれない
企業が欲しいと思ったときに都合良く空いている人間ってのは、つまりアレなわけだ
>なんだかよくわかっていない人たちを煙に巻いて(=騙す)商売する
というケースも確かに存在すると思うけど、
わかってるけど仕方なくやってるとか
(どうやっても即戦力が確保出来ないケース)
人材育成の観点で、企業としての結果を出したいとか
(そっちがメインなので、プロジェクトの結果や利益はわりとどうでもいいケース)
というのが問題じゃないかって思う
そしてそれに嫌気が差した人間は、ドロップアウトしたり、(給料の高い)Web系ベンチャーに行ったりする
人材育成とかスキルに見合った報酬をどう決めるかっていう観点で解決しないと、こういう問題は解決しないね
荒治療ではあるけれど、現実と程よくマッチしたやりかただと思うよ
Re: (スコア:0)
ビタミンみたいなもので、使うと言えば使うんだけど、体内で生産するほど必須ではないものを調達する手段なのでは?>外注
重要性から「(別に自前でやってたくないので)必須でない」のか、必要になる頻度と維持コストから「(自前でできるものならやりたいが)常時(保持するとコストが嵩むので)必須ではない」の2つがあるわけで。