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企業の研究所から研究室に「是非そちらの装置で測定させていただきたい」と電話が来る↓とりあえずいろいろ教えながら測定を開始↓その企業が開発した**装置をon-offしながらいろいろ測定↓誤差の範囲内でばらついてるけど、効果ゼロを示すデータが得られる↓「いやー、効果が無くて残念でしたねぇ」「ははは、まあこんなもんですよ」という会話とともに和やかに終了↓装置onの状態で一番良い方向にばらついていたデータと、offの状態で一番悪い方にばらついていたデータを組み合わせ、「新開発の**により、こんなに大きな差が!(国立○○研究所にて測定)」という広告がいつの間にか出される↓その研究室と企業との関係が悪くなるので、次からは別な研究室に頼んで以下略。
うん、よくある話だ。
> うん、よくある話だ。
例えばなに?話せる範囲で。
うちと直接の知人のところだけで
・話題のプラズマク(略)(家電としては)現実的では無い条件で測定、イオン量などを測って帰る。その値を使って「こんなに多数のイオンが云々」と宣伝。いや、確かに測定時の条件だとそうなるけどさあ、吹き出し口を大気に曝したらそんなもんすぐ消えたよね?
・遠赤(笑)で冬でもあたたかな衣類その二枚の比較画像、別なときの別な人間の画像だよね?
・発熱繊維ヒートテ(略)これは開発側に知人がいる何とも言いがたい例だけど……水が吸着すると発熱!……うん、まあ、そうだね。すぐ平衡状態に達するから、その効果が効くの着た瞬間だけだけどね。でも公告時にはそんな条件書かないけどね。(最初の瞬間にはわずかな発熱があるから、着た瞬間のひんやり感を和らげるって意味じゃ効果が無いわけでは無いんだろうけど)
・ミネラル豊富な○○水で体を活性化!そのラットの実験、個体数少なすぎて両者の差よりエラーバーの方が2倍ぐらいあるよね?まあそういう注意したにもかかわらず図を載せて売るって事は、わかっててやってるんだろうけど。
・水クラスタを微細化して(略)いや、水クラスタ構造は確かに存在してるし、外部刺激でその平均サイズを小さくすることも出来てたけど、緩和時間がナノ秒(桁はうろ覚え)ぐらいだったよね?まあ確かに広告には「水クラスタを小さく」としか書いて無いし、それがご家庭にまで届くとはどこにも表記が無いけどさあ……
とか。似たような話はいくらでもあるよ。企業の人も
・本当にわかって無くて、こっちが説明しても理解出来ないタイプ
・わかっているけど、嘘じゃ無ければ不誠実でも良いと思ってるタイプ
とかいろいろ居る。前者とは会話にならない。例:「いや、だから、その程度はエラーバーの範囲で……」「え!?でも確かに違いが出てるじゃ無いですか!」
後者とは違った意味で会話にならない例:「これは明らかにアーティファクト(実験のセッティングなどのミスで、偶然変な値が出た)ですよね」「あー、いいんですいいんです。一度でもこういう値が実際に出たことが重要なんで(だから嘘にはならないし)」
あとこの手の話は、受ける側にも2種類ある。
多いパターンは企業から共同研究(もしくは装置利用)を申し込まれ、やってみたら詐欺まがい商法だった、というもの。頭にくるし二度とその企業と何かやろうとは思わないけど、出たデータを使うなと言う権限も無いのでどうしようも無い(ただし、大学・研究所・研究室の名前などを使うな、とは言えたはず。その場合は広告では「有名国立大学の研究室と共同研究」等、妙にぼかした表現になる)まともな共同研究を提案してくる企業も結構居るから、何でもかんでも断るわけにも行かないしね。
もう一つのパターンは、詐欺まがいだろうが何だろうが(とはいえさすがに本物の詐欺はまずいけど)、共同研究という形で研究費が入ってきて研究室を回せるんなら誰でもウェルカム、というもの。まあその気持ちもいくらかはわからなくも無いけど、でもやっぱり良心を売り渡してるようで個人的には賛同出来ない。
さまざまな実例ありがとう。ここまで例があったら「あの企業とは関わるな」という噂が学会で広まって、企業も協同の研究がし辛くなりそうなものなのにな。
そういう企業は金払いは良さそうだから(※金払いの悪い企業が淘汰されて結果そうなりそう)、研究室側も公表結果を捻じ曲げられるリスクは承知で、資金とデータや経験を得るのを目的として取り組んでいたりするのだろうか。
>噂が学会で広まって
下っ端の間では、飲み会などで広まったりする。ただ、上の方の人間にとっては、(望んでいない事とはいえ)詐欺まがいの研究に荷担してしまった後ろめたさからあまり話題に出さず、広まらない。
>研究室側も公表結果を捻じ曲げられるリスクは承知で
そういう所もある。何というか、胡散臭い企業御用達というか。ほんとああいう所は勘弁して欲しい。
庶民相手の商品ではないけど、カタログなんかに他社と比べて不利になる説明をわざわざ載せる必要はないと言われたことはある。いいところだけを強調せよと。
不利になるところは「当社比」のデータのみ。
MOSAIC.WAV/ギリギリ科学少女ふぉるしぃ [www.sham.jp]数字と機械で それっぽく 着飾って理想と科学の 境界線 せいいっぱい 侵犯しましょう♪
あなたの望んだ 結論の ためならデータを選んで 信憑性 盛大に 吹聴しましょう♪
誰かの著作物の一節だけ抜粋して、自分の意見を言わないスタイルをしばしば見かけるんだが、これは賢い子が通う学校とかで教えてるの?
「 充分に発達 した科学技術は、魔法と見分けが付かない。 」って引用してくる人の事ですねわかります。
その様なスタイルに対する貴方の意見が書かれていないので、書き直し。
水分で発熱って寒冷地で運動して汗かく時の為用じゃないの?
ちょっといいたい事がよくわからんけど、繊維に水分子が吸着するときに吸着のエネルギーで発熱するだけだから、表面が分子1層分ぐらい覆われたらそれ以上は発熱しない単なる繊維になる。だからどのみち最初のごく短い時間しか効果が無い。#それ以降は、新たな水分子が吸着する際の発熱と、その分子がはずれて移動する際の吸熱が等しくなる。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
よくある話じゃん (スコア:5, 興味深い)
企業の研究所から研究室に「是非そちらの装置で測定させていただきたい」と電話が来る
↓
とりあえずいろいろ教えながら測定を開始
↓
その企業が開発した**装置をon-offしながらいろいろ測定
↓
誤差の範囲内でばらついてるけど、効果ゼロを示すデータが得られる
↓
「いやー、効果が無くて残念でしたねぇ」
「ははは、まあこんなもんですよ」
という会話とともに和やかに終了
↓
装置onの状態で一番良い方向にばらついていたデータと、offの状態で一番悪い方にばらついていたデータを組み合わせ、「新開発の**により、こんなに大きな差が!(国立○○研究所にて測定)」という広告がいつの間にか出される
↓
その研究室と企業との関係が悪くなるので、次からは別な研究室に頼んで以下略。
うん、よくある話だ。
Re: (スコア:0)
> うん、よくある話だ。
例えばなに?話せる範囲で。
Re:よくある話じゃん (スコア:5, 興味深い)
うちと直接の知人のところだけで
・話題のプラズマク(略)
(家電としては)現実的では無い条件で測定、イオン量などを測って帰る。その値を使って「こんなに多数のイオンが云々」と宣伝。
いや、確かに測定時の条件だとそうなるけどさあ、吹き出し口を大気に曝したらそんなもんすぐ消えたよね?
・遠赤(笑)で冬でもあたたかな衣類
その二枚の比較画像、別なときの別な人間の画像だよね?
・発熱繊維ヒートテ(略)
これは開発側に知人がいる何とも言いがたい例だけど……
水が吸着すると発熱!
……うん、まあ、そうだね。すぐ平衡状態に達するから、その効果が効くの着た瞬間だけだけどね。でも公告時にはそんな条件書かないけどね。
(最初の瞬間にはわずかな発熱があるから、着た瞬間のひんやり感を和らげるって意味じゃ効果が無いわけでは無いんだろうけど)
・ミネラル豊富な○○水で体を活性化!
そのラットの実験、個体数少なすぎて両者の差よりエラーバーの方が2倍ぐらいあるよね?まあそういう注意したにもかかわらず図を載せて売るって事は、わかっててやってるんだろうけど。
・水クラスタを微細化して(略)
いや、水クラスタ構造は確かに存在してるし、外部刺激でその平均サイズを小さくすることも出来てたけど、緩和時間がナノ秒(桁はうろ覚え)ぐらいだったよね?
まあ確かに広告には「水クラスタを小さく」としか書いて無いし、それがご家庭にまで届くとはどこにも表記が無いけどさあ……
とか。似たような話はいくらでもあるよ。
企業の人も
・本当にわかって無くて、こっちが説明しても理解出来ないタイプ
・わかっているけど、嘘じゃ無ければ不誠実でも良いと思ってるタイプ
とかいろいろ居る。
前者とは会話にならない。
例:
「いや、だから、その程度はエラーバーの範囲で……」
「え!?でも確かに違いが出てるじゃ無いですか!」
後者とは違った意味で会話にならない
例:
「これは明らかにアーティファクト(実験のセッティングなどのミスで、偶然変な値が出た)ですよね」
「あー、いいんですいいんです。一度でもこういう値が実際に出たことが重要なんで(だから嘘にはならないし)」
Re:よくある話じゃん (スコア:3, 興味深い)
あとこの手の話は、受ける側にも2種類ある。
多いパターンは企業から共同研究(もしくは装置利用)を申し込まれ、やってみたら詐欺まがい商法だった、というもの。
頭にくるし二度とその企業と何かやろうとは思わないけど、出たデータを使うなと言う権限も無いのでどうしようも無い(ただし、大学・研究所・研究室の名前などを使うな、とは言えたはず。その場合は広告では「有名国立大学の研究室と共同研究」等、妙にぼかした表現になる)
まともな共同研究を提案してくる企業も結構居るから、何でもかんでも断るわけにも行かないしね。
もう一つのパターンは、詐欺まがいだろうが何だろうが(とはいえさすがに本物の詐欺はまずいけど)、共同研究という形で研究費が入ってきて研究室を回せるんなら誰でもウェルカム、というもの。
まあその気持ちもいくらかはわからなくも無いけど、でもやっぱり良心を売り渡してるようで個人的には賛同出来ない。
Re: (スコア:0)
さまざまな実例ありがとう。
ここまで例があったら「あの企業とは関わるな」という噂が学会で広まって、企業も協同の研究がし辛くなりそうなものなのにな。
そういう企業は金払いは良さそうだから(※金払いの悪い企業が淘汰されて結果そうなりそう)、研究室側も公表結果を捻じ曲げられるリスクは承知で、資金とデータや経験を得るのを目的として取り組んでいたりするのだろうか。
Re: (スコア:0)
>噂が学会で広まって
下っ端の間では、飲み会などで広まったりする。
ただ、上の方の人間にとっては、(望んでいない事とはいえ)詐欺まがいの研究に荷担してしまった後ろめたさからあまり話題に出さず、広まらない。
>研究室側も公表結果を捻じ曲げられるリスクは承知で
そういう所もある。何というか、胡散臭い企業御用達というか。
ほんとああいう所は勘弁して欲しい。
Re: (スコア:0)
庶民相手の商品ではないけど、カタログなんかに他社と比べて不利になる説明をわざわざ載せる必要はないと言われたことはある。
いいところだけを強調せよと。
不利になるところは「当社比」のデータのみ。
Re: (スコア:0)
MOSAIC.WAV/ギリギリ科学少女ふぉるしぃ [www.sham.jp]
数字と機械で それっぽく 着飾って
理想と科学の 境界線 せいいっぱい 侵犯しましょう♪
あなたの望んだ 結論の ためなら
データを選んで 信憑性 盛大に 吹聴しましょう♪
Re: (スコア:0)
誰かの著作物の一節だけ抜粋して、自分の意見を言わないスタイルをしばしば見かけるんだが、これは賢い子が通う学校とかで教えてるの?
Re: (スコア:0)
「 充分に発達 した科学技術は、魔法と見分けが付かない。 」って引用してくる人の事ですねわかります。
Re: (スコア:0)
その様なスタイルに対する貴方の意見が書かれていないので、書き直し。
Re: (スコア:0)
水分で発熱って寒冷地で運動して汗かく時の為用じゃないの?
Re: (スコア:0)
ちょっといいたい事がよくわからんけど、繊維に水分子が吸着するときに吸着のエネルギーで発熱するだけだから、表面が分子1層分ぐらい覆われたらそれ以上は発熱しない単なる繊維になる。だからどのみち最初のごく短い時間しか効果が無い。
#それ以降は、新たな水分子が吸着する際の発熱と、その分子がはずれて移動する際の吸熱が等しくなる。