アカウント名:
パスワード:
# ちと乗り遅れてしまったようですが...
ルビ振りの組版は、かっこ書きより、相当自動化が難しいですよね。pLaTeX用のルビ振りパッケージなどを見れば、いかにルビ振りにさまざまな配慮が必要かわかると思います。
また、ルビを振るときは通常「っ」「ゅ」のような文字を「つ」「ゆ」のように小さくしないで記述しますので、その言葉をまったく知らない人に正確に読ませることには(若干ながら)難がある、ということも付記しておきます。
かっこ書きの方が「経済的」だということは認めていただけるのですね?
ルビ振りには、さまざまな慣習があり、それらの慣習に従わない組版をされると非常に見苦しい版面が出来てしまいます。活版印刷の時代には熟練した植字工がこれを一手に引き受けていましたが、当然、熟練した植字工が「必要」だということは訓練にコストがかかるということです。電算写植の時代になってもルビ振りの慣習についての修得が必須であることには変わりません。すなわち、ルビ振りの慣習を修得するというコストが発生するということです。僕はこのことを「経済的でない」と述べているのです。そんなこともわかりませんか。
なぜそんなことを断言できるんでしょう? 忘れてしまっているかもしれないし、老眼になるまでに、当用漢字にしても絶対すべて出会うとどうして言い切れるんでしょうね?
ましてや、90%以上の人が高等教育を受けるわけですから。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
読めない? (スコア:0, オフトピック)
送り仮名が現在の基準と違うものもありますね。「笑の使者」は今なら「笑いの使者」と書かないと間違い、とされそうですが、当時、送り仮名や訓に関しては、比較的自由だったわけです。現在の常用・当用漢字の制限や、音訓表の制限が不必要に厳しすぎるんですね。
記事本文を見ると、かなり平易な漢字にまでルビが振ってあることが判ります。この時代には、「ガソリン値
Re:読めない? (スコア:2, すばらしい洞察)
最近の新聞各社の流れ「段数(文字数)を減らしてまでも大きなフォントを用いる」を意識しては如何でしょうか。
視力に不安を覚え始めた方々にも配慮した現在の方式「教育漢字が基本、難読字は括弧(かっこ)つき」は至極無難な選択と思います。
Re:読めない? (スコア:1, 参考になる)
括弧内に読みを書く方式は、読むリズムが阻害される点がデメリットです。例えば、小学生に新聞が読めるようにしようとすれば、括弧だらけになって非常に読みにくくなるか、教育漢字すらすべては使えなくなります。
一方、ルビを振る方式であれば、読むリズムは阻害されませんので、いくらルビを振ってもOKです。かなり平易な文字にまでルビを振る方式で、小学生も読める新聞が実現できます。しかも、よく新聞を読む小学生は、いつの間にか読める漢字が増えるというメリットもあります。
> 最近の新聞各社の流れ「段数(文字数)を減らしてまでも大きな
> フォントを用いる」を意識しては如何でしょうか。
それは識っています。
> 視力に不安を覚え始めた方々
老眼で視力が落ちた人のことを言っているのであれば、それは問題になりません。老眼になる頃には小さなルビを読まずとも普通の文字だけで新聞を読めるようになっているでしょう。普通の文字だけ大きなポイントのものを使えばよいのです。もちろん、それに従って大きなルビ(というのは、ちょっとおかしいですが)を使うのもよいでしょう。
Re:読めない? (スコア:2, 参考になる)
* 大きな(本文と同サイズ)ルビは現実的ではない。
乱暴な計算ながら、現行2行を1行+ルビ1行。
紙面&価格2倍か文字数半分か。
* 小さな(通常の)ルビでは可読性が低い。
「視力障碍者はルビを読まないだけの教養をもたねばならない」
「ルビ頼りの教養しか無いものは視力を下げてはならない」
こんなばかげた差別コメントは理解できないので放置。
虫眼鏡持ち出すとフォントを大きくする説明ができません。
虫眼鏡でいい、は最近の流れを「識った」発言とは思えません。
# この程度の当り前な事を書く必要あったのかしらん。
Re:読めない? (スコア:1)
その考察は正しいです。しかし、
> 乱暴な計算ながら、現行2行を1行+ルビ1行。
> 紙面&価格2倍か文字数半分か。
そこまで試算したのなら、ルビと同程度、括弧内に読みを置いた場合も試算してみると良かったですね。同じような試算になるのでは?
> * 小さな(通常の)ルビでは可読性が低い。
もちろんその通りです。あくまでも補助的な手段ですから、それで良いのです。
そこまで考察したのなら、括弧内に読みを置く方式とどちらがメリットがあるか考察してみると良かったですね。ルビと同程度、括弧内に読みを置いた場合の可読性・読みやすさについても考察してみてはどうでしょう?かなり読みにくいと思いますよ。
> 虫眼鏡持ち出すとフォントを大きくする説明ができません。
> 虫眼鏡でいい、は最近の流れを「識った」発言とは思えません。
本文のフォントを大きくすれば、可読性は十分に上がります。読みが難しい漢字を読みやすくするという補助的な手段としてルビを用いるのだから、ルビは常に読まなければならないものではありません。通常は読まずに済ますものです。だから、本文のフォントが読みやすい大きさならそれで十分だし、ルビが小さくて読み辛いという人には、申し訳ないけれど、ルーペを用意してもらうことで十分なのです。
大体、虫眼鏡持ち出すとフォントを大きくする説明ができません、なんて言い始めれば、現在の大きなフォントですら読むのが難しいく、ルーペを使っているという視覚障害者に付いては、どう説明するのですか?どんな人でも読める、非常に大きいフォントを使わなければ駄目だという結論に陥りませんか?そんなことになれば、全紙面30ポイントの活字を使用、なんてことになって、読みやすいんだか読みにくいんだかわからなくなりますね。
Re:読めない? (スコア:2, 参考になる)
ルビを振る場合、すべての行間はルビがあるものと前提して設定します。
つまり、ルビのあるなしに関わらず、行間は広がってしまいます。
括弧内に読みを記述する場合は、難読字だけ、その読みの字数分+2字が増えるだけです。
ルビのほうが文章を読むテンポを阻害しない、というその点だけは賛成できますが、本文の文字を大きくしながら、単位面積あたりの情報量を稼ぐためには、まったくそぐわない方法であることは確かかと思います。
Re:読めない? (スコア:1)
そうですね。それが正しいと思います。
> 単位面積あたりの情報量を稼ぐためには、まったくそぐわない
> 方法であることは確かかと思います。
果たしてそうでしょうか?ルビ方式の場合は、かなり易しい漢字にまでルビを振ることができますね。一般に、ルビは漢字から導き出せる情報で、本質的に情報量が増えているわけではありません。しかし、漢字を読めない人にとっては本質的に情報量が増えていると言えます。漢字を読めない人とは、例えば小中学生のことを言っています。また、難しい漢字の場合であれば、普通の人にとっても本質的な情報量が増えているとも言えるでしょう。一概に情報密度が低いとは言いきれないと思います。
蛇足ではありますが、情報密度以外の教育効果などの尺度も考慮した場合、ルビ方式は選択に値する方式だと思います。
Re:読めない? (スコア:1)
# ちと乗り遅れてしまったようですが...
ルビ振りの組版は、かっこ書きより、相当自動化が難しいですよね。pLaTeX用のルビ振りパッケージなどを見れば、いかにルビ振りにさまざまな配慮が必要かわかると思います。
また、ルビを振るときは通常「っ」「ゅ」のような文字を「つ」「ゆ」のように小さくしないで記述しますので、その言葉をまったく知らない人に正確に読ませることには(若干ながら)難がある、ということも付記しておきます。
...芸というものは一生勉強だと思っています...
Re:読めない? (スコア:1)
もちろん、簡単ではありません。でも、戦前の新聞で普通にできていたことが、現在のコンピュータを使ってできないと言うことはないでしょう。手作業できていたものが、コンピュータを導入すると実現が難しいから実現しない、というのでは、本末転倒と言うものでしょう。問題は簡単か難しいかではありません。そんなものは枝葉末節です。
Re:読めない? (スコア:1)
かっこ書きの方が「経済的」だということは認めていただけるのですね?
...芸というものは一生勉強だと思っています...
Re:読めない? (スコア:1)
逆に、昭和十年の朝日新聞のルビと同程度、読みを括弧内に読みを置くとすれば、それはそれで不経済でしょう(でも、現実にはそんなことはしませんね)。また、そのような読みにくい新聞を買う人は少ないでしょうから、その意味で経済的と呼べるかどうか。
また、教育効果を金額に換算して考えれば、圧倒的にルビ方式が優れていると思います。また、対象とする読者も広がりますから、その意味で経済的だと言えなくもありません。
以上のように、単に面積あたりの情報量を経済性に換算して評価するのは無意味です。もしそれだけを評価しようとするなら、何故現在の新聞は面積あたりの情報量を落としてまで大きい活字を使うようになったのでしょう?それは、その尺度だけでは経済性を測れないからに他なりません。
Re:読めない? (スコア:1)
ルビ振りには、さまざまな慣習があり、それらの慣習に従わない組版をされると非常に見苦しい版面が出来てしまいます。活版印刷の時代には熟練した植字工がこれを一手に引き受けていましたが、当然、熟練した植字工が「必要」だということは訓練にコストがかかるということです。電算写植の時代になってもルビ振りの慣習についての修得が必須であることには変わりません。すなわち、ルビ振りの慣習を修得するというコストが発生するということです。僕はこのことを「経済的でない」と述べているのです。そんなこともわかりませんか。
...芸というものは一生勉強だと思っています...
Re:読めない? (スコア:1)
解った上で言ってるんですが。なぜ解っていないと思ったんです?
電算写植の時代になっているのだから、ある程度自動化は可能なはずです。少なくとも、TeXでは完全ではないにしろ、自動化は実現されているわけですから。
もちろん、自動化に際して新たなコストは発生します。しかし、それを上回るメリットがあり、それを経済性に換算すれば、必ずしも不経済ではありません。
#安易に「そんなこともわかりませんか」などという言葉を使うべきではないと思います。もう少し冷静に。
Re:どうでもいいが(Re:読めない?) (スコア:1)
これは、難読とされない漢字/熟語は義務教育で全てならう(はず)で、かつ、読む人は必ず読めなければならない(読み方を覚えておかねばならない)ということでしょうか?
漢字テストが苦手だった私としては、教育漢字でさえ危ういので、別に当用漢字が読みにくいくらいは気になりませんが。象形文字のおかげで、意味はなんとなく判ることが多いですし。それでちょっとの努力(ルーペで見る)で読み方が判るなら、悪くないんではないでしょうか?
Re:どうでもいいが(Re:読めない?) (スコア:0, フレームのもと)
たまに忘れた字に出会う程度でしょ?であれば、ルーペか老眼鏡を使ってください。
> 老眼になるまでに、当用漢字にしても絶対すべて出会うとどう
> して言い切れるん
Re:どうでもいいが(Re:読めない?) (スコア:0, 余計なもの)
Re:どうでもいいが(Re:読めない?) (スコア:1)
> それが真ならなおさらルビなどいらないはず。
その通りですが、世の中には高等教育を受けていない人も現実に居ますし、高等教育を受ける前の小学生や中学生にも新聞は読めたほうが良いに決まってます。だから、ルビのような手段が必要になります。
あと、高等教育を受けたにもかかわらず、十分漢字が読めない人も居る、という不思議な主張をする人も居ます。その言を信じれば、そう言う「読めるはずの漢字が読めない人」を救う意味でも、ルビのような手段は必要になりますね。
Re:どうでもいいが(Re:読めない?) (スコア:0)