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厚労省「政令に基づいてネットでの薬販売禁止するよ」↓ネット薬屋「ちょ、それおかしいでしょ!助けて裁判所!」↓最高裁「法律の範囲を超えてるっしょ。規制は不当って高裁の判断は妥当じゃね?上告棄却」↓厚労省「チッ…。法律の範囲を超えてるなら、法律を変えてしまえばいいじゃない!」↓一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会 開催。検討会「薬害があるから法律を変えるべき(キリッ まぁ一応世論配慮ってことで、適当な市販薬解禁するけど」↓ネット薬屋「ちょ、おま、時代逆行しすぎだろww おいこれでいいのか政府!」↓政府規制改革会議「ハァ? おい厚労省、規制撤廃だぞ? 分かってるな?」←イマココ
厚労省は一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会、と言うのをやっていて、ここでネット販売について議論がなされていた。この中で当初伝えられた形だと、基本的には禁止で、場合によってはネットで販売が出来る医薬品という新たなカテゴリを作るなどしてそれだけを許可する、と言うやり方でお茶を濁そうとしていた。それに対して政府が政治的トップダウンで「ルール決めて全面解禁が方針だ」と釘を刺した、と言うがこの流れ。
厚労省の検討会の中で、わりとネット薬屋が強く主張をしていないのでおかしいな、と思ったのだが、どうやら十分にロビー活動が行われていたという事のようだ。今後注意しなければならない事としては、
(1)大手サイトですら難しい事実上不可能な販売ルールが決められて骨抜きにされる可能性(2)大手サイトだけしかクリアできない、大手サイトの保護政策になって小規模販売店を閉め出すような規制が導入される可能性
と言うこの2点で、1についてはそれほど心配する必要は無いだろうが、2については現在このような方向に議論が進んでいるので注視する必要がある。例えば同じ薬を一定期間に一定量以上購入できなくすると言う規制はおそらく入るだろうが、これを防止する仕組みに厚生労働省から委託をうけた業界団体の審査を終了しなければならない、と言った方向になると、新たな権利団体が生まれるだけになる。また、現状の規制はしばしば既存の薬局の利権を保護するだけであるとよく言われるが、利権を持つ者が既存の薬局からネットの大手サイトに移るだけと言う事になる。ネットで購入できるようになるだけでも前進ではあるが、薬の業界の特殊で非効率的な慣習を打ち破るチャンスを逃すことになる。
ネット通販側の意見に擦り寄った解釈ですね。前のストーリへコメ [srad.jp]したように、そもそも規制緩和の流れの中で飲み合わせの危険性がある第一類へ「説明義務」を課したのに、それを無視する形での最高裁判決後の第一類ネット販売を開始(当然、「説明義務」は守れていない)したことへのカウンターだったはず。
落としどころは第一類と第二類に24hアクセス可能なホットライン(電話・メール)での説明を確認したあとで「説明に同意しました」ボタンの後に購入ボタンポッチ、って線だとは思っていたけどそれうやむやはやばいなぁ。未成年者が精神に異常をきたして飛び降りとか出るような薬が処方されるかもしれない状況では、少なくとも保護者に説明は要るよな。でも、それ義務化すると、ホットラインを設けられるような大手に有利な仕分けとかいうだろうし、ホットラインを業界共通の財団法人化すれば「新たな天下り先キター」とか盛り上がるだろうし。はあ。
店頭でも「説明義務」を守っていないところはある。しかし、ネットなら購入前に、注意内容を表示して同意しないと買えないようにして、同意したかどうか記録を残すことは容易にできる話(この程度もできないような業者に行政処分を下すのは誰も反対しないし、そもそも今回の話とは全く別次元の話)。
そうそう、口頭説明以外は「説明義務」にはならないというのは、なしですよ。そもそも義務付けられているのは「書面を用いた情報提供」ですし、店頭でも聴覚障害者には口頭説明不可能なので、口頭説明必須にすると、聴覚障害者は第一類を買う手段が無くなりますし、処方箋薬はどうするんだというパンドラの箱を開けることになりますから(聴覚障害者以外でも口頭説明をまともに聞いている保証はないから)。
ついでに、相談窓口や口頭説明を求める人のために、薬剤師を常駐させたコールセンター義務付けはよい話かと。ただし、そういうのを求める人がネットで買うかというと…。
そもそも規制緩和の流れの中で飲み合わせの危険性がある第一類へ「説明義務」を課したのに、それを無視する形[要出典]での最高裁判決後の第一類ネット販売を開始(当然、「説明義務」は守れていない[要出典])したことへのカウンター[要出典]だったはず[要出典]
規制緩和を骨抜きにするために、適当な理由付けて別の規制を作ったと言う話をそんな誇らしげに語られても困ります。
落としどころは第一類と第二類に24hアクセス可能なホットライン(電話・メール)での説明を確認したあとで「説明に同意しました」ボタンの後に購入ボタンポッチ、って線だとは思っていたけどそれうやむやはやばいなぁ。未成年者が
> 薬事法、第36条の6の存在を何とかしてから言えや、と思いますね。
厚労省が薬事法の改正をするんですかそいつぁすげえや
何がすごいのかよく分かりませんが薬事法は普通に厚生労働省管轄ですよ。
管轄であってもその法律を立法、改正できるのは立法機関である国会だけであって、行政機関である厚労省は手出しできないでしょ。
厚労省で案を作って、閣議決定して、国会審議というのが普通の流れ
lawmakerとはよく言ったものだ
まてまてそもそも処方薬までネット販売をOKした訳じゃないでしょタミなんとかとかが売られてるとしたらそれは闇サイトだw当然睡眠薬なんかもNGなんじゃないの?買った人間が過剰摂取で死んだ場合、売った人間は罰せられないのかなぁ?警察は何もしてくれなかった気がする
事実にさりげなく憶測を混ぜているのがタチが悪い。しかも、両者の区別が付かないようにしてね。
なら指摘すれば良いのに
薬の購入には十分な説明がいるでしょうし、それに関し一番詳しいのは厚生労働省なのだから管轄し、法律制定に関わるのは当然の事でしょう。 例によって政令の恣意性、正確にはそれが必ずしも法律制定者の意に沿わない形で運用される事が問題なのであって、時代に逆行云々の話ではない。 挙句自分の気に食わない規制があったからと言って「お茶を濁す」「骨抜き」或いは実質的には解放されていないだとか、監視されるのが気に食わないから「利権」「権利団体」呼ばわりなんてのは通じない。
それより、薬の販売に関してチェックボックスなりボタンを押した事を薬局における口頭の説明と同等とみなす事に疑問を感じます。 薬局だと結局人が、それも薬に詳しい人が確認しますし、言葉は必ず一度耳を通る。 ネットだと大抵説明等読まずにクリックしますよ。 薬局での販売もいい加減かもしれませんが。 私としては薬の種類をごくごく限定するか、あるいは極めて厳しく監視するか、どちらかだと思います。
チェックボックスに「何があっても泣き寝入りします」ってのを用意しておけばいいよ
そんな1. 権力は悪い2. 昔は良かったしかない庶民の良識を示されても、困る。
天下り以前にまず保身でしょ。# イレッサの間質性肺炎ですらなぜか厚生労働省を叩く人がいるわけですから。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
厚労省が再規制をしそうだったから釘を刺した (スコア:4, 興味深い)
厚労省「政令に基づいてネットでの薬販売禁止するよ」
↓
ネット薬屋「ちょ、それおかしいでしょ!助けて裁判所!」
↓
最高裁「法律の範囲を超えてるっしょ。規制は不当って高裁の判断は妥当じゃね?上告棄却」
↓
厚労省「チッ…。法律の範囲を超えてるなら、法律を変えてしまえばいいじゃない!」
↓
一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会 開催。
検討会「薬害があるから法律を変えるべき(キリッ まぁ一応世論配慮ってことで、適当な市販薬解禁するけど」
↓
ネット薬屋「ちょ、おま、時代逆行しすぎだろww おいこれでいいのか政府!」
↓
政府規制改革会議「ハァ? おい厚労省、規制撤廃だぞ? 分かってるな?」←イマココ
厚労省は一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会、と言うのをやっていて、ここでネット販売について議論がなされていた。この中で当初伝えられた形だと、基本的には禁止で、場合によってはネットで販売が出来る医薬品という新たなカテゴリを作るなどしてそれだけを許可する、と言うやり方でお茶を濁そうとしていた。
それに対して政府が政治的トップダウンで「ルール決めて全面解禁が方針だ」と釘を刺した、と言うがこの流れ。
厚労省の検討会の中で、わりとネット薬屋が強く主張をしていないのでおかしいな、と思ったのだが、どうやら十分にロビー活動が行われていたという事のようだ。今後注意しなければならない事としては、
(1)大手サイトですら難しい事実上不可能な販売ルールが決められて骨抜きにされる可能性
(2)大手サイトだけしかクリアできない、大手サイトの保護政策になって小規模販売店を閉め出すような規制が導入される可能性
と言うこの2点で、1についてはそれほど心配する必要は無いだろうが、2については現在このような方向に議論が進んでいるので注視する必要がある。
例えば同じ薬を一定期間に一定量以上購入できなくすると言う規制はおそらく入るだろうが、これを防止する仕組みに厚生労働省から委託をうけた業界団体の審査を終了しなければならない、と言った方向になると、新たな権利団体が生まれるだけになる。
また、現状の規制はしばしば既存の薬局の利権を保護するだけであるとよく言われるが、利権を持つ者が既存の薬局からネットの大手サイトに移るだけと言う事になる。
ネットで購入できるようになるだけでも前進ではあるが、薬の業界の特殊で非効率的な慣習を打ち破るチャンスを逃すことになる。
Re:厚労省が再規制をしそうだったから釘を刺した (スコア:1)
厚労省「政令に基づいてネットでの薬販売禁止するよ」
↓
ネット薬屋「ちょ、それおかしいでしょ!助けて裁判所!」
↓
最高裁「法律の範囲を超えてるっしょ。規制は不当って高裁の判断は妥当じゃね?上告棄却」
↓
厚労省「チッ…。法律の範囲を超えてるなら、法律を変えてしまえばいいじゃない!」
↓
一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会 開催。
検討会「薬害があるから法律を変えるべき(キリッ まぁ一応世論配慮ってことで、適当な市販薬解禁するけど」
↓
ネット薬屋「ちょ、おま、時代逆行しすぎだろww おいこれでいいのか政府!」
↓
政府規制改革会議「ハァ? おい厚労省、規制撤廃だぞ? 分かってるな?」←イマココ
ネット通販側の意見に擦り寄った解釈ですね。前のストーリへコメ [srad.jp]したように、
そもそも規制緩和の流れの中で飲み合わせの危険性がある第一類へ「説明義務」を課したのに、それを無視する形での
最高裁判決後の第一類ネット販売を開始(当然、「説明義務」は守れていない)したことへのカウンターだったはず。
落としどころは第一類と第二類に24hアクセス可能なホットライン(電話・メール)での説明を確認したあとで「説明に同意しました」ボタンの後に購入ボタンポッチ、って線だとは思っていたけど
それうやむやはやばいなぁ。未成年者が精神に異常をきたして飛び降りとか出るような薬が処方されるかもしれない状況では、少なくとも保護者に説明は要るよな。
でも、それ義務化すると、ホットラインを設けられるような大手に有利な仕分けとかいうだろうし、ホットラインを業界共通の財団法人化すれば「新たな天下り先キター」とか盛り上がるだろうし。はあ。
Re:厚労省が再規制をしそうだったから釘を刺した (スコア:1)
店頭でも「説明義務」を守っていないところはある。
しかし、ネットなら購入前に、注意内容を表示して同意しないと買えないようにして、同意したかどうか記録を残すことは容易にできる話(この程度もできないような業者に行政処分を下すのは誰も反対しないし、そもそも今回の話とは全く別次元の話)。
そうそう、口頭説明以外は「説明義務」にはならないというのは、なしですよ。
そもそも義務付けられているのは「書面を用いた情報提供」ですし、店頭でも聴覚障害者には口頭説明不可能なので、口頭説明必須にすると、聴覚障害者は第一類を買う手段が無くなりますし、処方箋薬はどうするんだというパンドラの箱を開けることになりますから(聴覚障害者以外でも口頭説明をまともに聞いている保証はないから)。
ついでに、相談窓口や口頭説明を求める人のために、薬剤師を常駐させたコールセンター義務付けはよい話かと。
ただし、そういうのを求める人がネットで買うかというと…。
Re: (スコア:0)
そもそも規制緩和の流れの中で飲み合わせの危険性がある第一類へ「説明義務」を課したのに、それを無視する形[要出典]での
最高裁判決後の第一類ネット販売を開始(当然、「説明義務」は守れていない[要出典])したことへのカウンター[要出典]だったはず[要出典]
規制緩和を骨抜きにするために、適当な理由付けて別の規制を作ったと言う話をそんな誇らしげに語られても困ります。
落としどころは第一類と第二類に24hアクセス可能なホットライン(電話・メール)での説明を確認したあとで「説明に同意しました」ボタンの後に購入ボタンポッチ、って線だとは思っていたけど
それうやむやはやばいなぁ。未成年者が
Re: (スコア:0)
> 薬事法、第36条の6の存在を何とかしてから言えや、と思いますね。
厚労省が薬事法の改正をするんですかそいつぁすげえや
Re: (スコア:0)
何がすごいのかよく分かりませんが薬事法は普通に厚生労働省管轄ですよ。
Re: (スコア:0)
管轄であってもその法律を立法、改正できるのは立法機関である国会だけであって、行政機関である厚労省は手出しできないでしょ。
Re:厚労省が再規制をしそうだったから釘を刺した (スコア:1)
厚労省で案を作って、閣議決定して、国会審議というのが普通の流れ
Re: (スコア:0)
lawmakerとはよく言ったものだ
Re: (スコア:0)
まてまて
そもそも処方薬までネット販売をOKした訳じゃないでしょ
タミなんとかとかが売られてるとしたらそれは闇サイトだw
当然睡眠薬なんかもNGなんじゃないの?
買った人間が過剰摂取で死んだ場合、売った人間は罰せられないのかなぁ?
警察は何もしてくれなかった気がする
Re: (スコア:0)
事実にさりげなく憶測を混ぜているのがタチが悪い。
しかも、両者の区別が付かないようにしてね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
なら指摘すれば良いのに
Re: (スコア:0)
薬の購入には十分な説明がいるでしょうし、それに関し一番詳しいのは厚生労働省なのだから管轄し、法律制定に関わるのは当然の事でしょう。
例によって政令の恣意性、正確にはそれが必ずしも法律制定者の意に沿わない形で運用される事が問題なのであって、時代に逆行云々の話ではない。
挙句自分の気に食わない規制があったからと言って「お茶を濁す」「骨抜き」或いは実質的には解放されていないだとか、監視されるのが気に食わないから「利権」「権利団体」呼ばわりなんてのは通じない。
それより、薬の販売に関してチェックボックスなりボタンを押した事を薬局における口頭の説明と同等とみなす事に疑問を感じます。
薬局だと結局人が、それも薬に詳しい人が確認しますし、言葉は必ず一度耳を通る。
ネットだと大抵説明等読まずにクリックしますよ。
薬局での販売もいい加減かもしれませんが。
私としては薬の種類をごくごく限定するか、あるいは極めて厳しく監視するか、どちらかだと思います。
Re: (スコア:0)
チェックボックスに「何があっても泣き寝入りします」ってのを用意しておけばいいよ
Re: (スコア:0)
そんな
1. 権力は悪い
2. 昔は良かった
しかない庶民の良識を示されても、困る。
Re: (スコア:0)
天下り以前にまず保身でしょ。
# イレッサの間質性肺炎ですらなぜか厚生労働省を叩く人がいるわけですから。