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日本で売れているのは音楽ソフトじゃない。握手券だ。
簡単に調べてみた。握手券商法と言えばAKB48。 AKB48の去年の売上げは191億円だった [oricon.co.jp]らしい。同じくAKB48の2011年の売上げは162.8億円 [oricon.co.jp]だそうなので、その差額28.2億円が伸び率だ。
対して全体の売上げは、2012年は、2011年にくらべ4%売上げが伸びて43億ドルだそう。と言う事は、音楽全体の売上げは、一年で約170億円延びている。この他にアイドル系で握手券的な商法をやっている所は無くは無いが、これを上回る規模になるとはちょっと考えにくい。
CDが売れたんじゃ無い、握手券が売れたのだ、と言う説でこれだけ売上げが伸びた理由を説明するのは無理があると思う。
国内は音楽CDもDVDやBDも、いまやコレクターしか買ってないって印象ですしね。最近ではゲームもそうなりつつあると思う。結局、コレクター性の強い民族のところでしか売れないコンテンツになるのかな。
コレクター製の強い民族というと、世界的に見た場合、まず白人が挙がることの方が多いので、民族性で結論付けるのは違うと思いますよ。
日本では電子化の波が、少し遅れて来ました。上陸してからも初期のころは特にレンタルに較べて特にメリットも無かったので浸透にも時間がかかりました。その間に欧米で起きている音楽市場の収縮を見て、日本のレコード会社の関係者が工夫して対応した結果だと思いますよ。さらに米国では音楽CDは再版制度の対象にならない事も関係しているような気がします。コレクターズアイテムが売れなくて値崩れしたら惨めなものですが、それを防げますし、値崩れの可能性を限り無く小さくできるので原価率が高くなっても収益率の計算がしやすく、よりコレクターズアイテムとしての価値を高める工夫が可能になります。
#あと、WAL-MART STORES が日本で大して影響力を持たないのも大きいと思う
よく、ネット販売に乗ってこないレコード会社は時代に取り残されて滅びる運命である、iTunesなどに音楽を供給しないレコード会社は潰れる、抵抗は無意味である、と言う主張を見かけますが、企業の生き残り戦略というその一点で考えると、その主張はあまり正しくは無かったと言う事かも知れません。ユーザの利便性は置いてけぼりですが。ユーザー的には価格が下がった方がいいですし。
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
嘘だっ!! (スコア:2, すばらしい洞察)
日本で売れているのは音楽ソフトじゃない。握手券だ。
売れているのは握手券なのか調べてみた (スコア:5, 興味深い)
簡単に調べてみた。
握手券商法と言えばAKB48。
AKB48の去年の売上げは191億円だった [oricon.co.jp]らしい。同じくAKB48の2011年の売上げは162.8億円 [oricon.co.jp]だそうなので、その差額28.2億円が伸び率だ。
対して全体の売上げは、2012年は、2011年にくらべ4%売上げが伸びて43億ドルだそう。と言う事は、音楽全体の売上げは、一年で約170億円延びている。この他にアイドル系で握手券的な商法をやっている所は無くは無いが、これを上回る規模になるとはちょっと考えにくい。
CDが売れたんじゃ無い、握手券が売れたのだ、と言う説でこれだけ売上げが伸びた理由を説明するのは無理があると思う。
Re: (スコア:0)
国内は音楽CDもDVDやBDも、いまやコレクターしか買ってないって印象ですしね。
最近ではゲームもそうなりつつあると思う。
結局、コレクター性の強い民族のところでしか売れないコンテンツになるのかな。
Re:売れているのは握手券なのか調べてみた (スコア:1)
コレクター製の強い民族というと、世界的に見た場合、まず白人が挙がることの方が多いので、民族性で結論付けるのは違うと思いますよ。
日本では電子化の波が、少し遅れて来ました。上陸してからも初期のころは特にレンタルに較べて特にメリットも無かったので浸透にも時間がかかりました。その間に欧米で起きている音楽市場の収縮を見て、日本のレコード会社の関係者が工夫して対応した結果だと思いますよ。さらに米国では音楽CDは再版制度の対象にならない事も関係しているような気がします。コレクターズアイテムが売れなくて値崩れしたら惨めなものですが、それを防げますし、値崩れの可能性を限り無く小さくできるので原価率が高くなっても収益率の計算がしやすく、よりコレクターズアイテムとしての価値を高める工夫が可能になります。
#あと、WAL-MART STORES が日本で大して影響力を持たないのも大きいと思う
よく、ネット販売に乗ってこないレコード会社は時代に取り残されて滅びる運命である、iTunesなどに音楽を供給しないレコード会社は潰れる、抵抗は無意味である、と言う主張を見かけますが、企業の生き残り戦略というその一点で考えると、その主張はあまり正しくは無かったと言う事かも知れません。ユーザの利便性は置いてけぼりですが。ユーザー的には価格が下がった方がいいですし。