アカウント名:
パスワード:
バナナって一口に言ってもモンキーバナナとか料理用品種とかいろいろ有って, 遺伝形質の多様性は他の作物と比べても決して見劣りするものじゃないと思います.
問題になりそうなのはDole等の国際資本がプランテーション農業で大規模栽培している品種で, こういった奴は病害虫の当たり所が悪ければ大規模な被害が出ると思います.
こういった一種のクローン栽培品種での大規模病害と言えば, 有名なアイルランドジャガイモ病害が有るわけで(余談ですが, これに伴う飢饉で発生した大量の難民の子孫が現在の米国などでのアイリッシュ系の多くを占めているわけです. ですからアイリッシュ→食い詰め者という図式が出来たんですね), 他にもプランテーション農業ではこんな被害 [usp.ac.jp]が出ているみたいですから, 今回のバナナが特に珍しいというわけでもないみたいです.
最近は特に生食バナナでもプレミアム(高地)バナナの様に付加価値を求めて品種改良が進められているようですから, そう簡単に世界中のバナナが全滅ということにはならないと思います.
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
この学説って (スコア:2, 興味深い)
原文に当たったわけでもないし、バナナという作物の栽培特性に通じてるわけではないけど、何となく怪しい学説のような気がします。
遺伝的多様性を失って云々、というのは確かに自然環境で生育するためには不利かもしれないけど、すでに三倍体化されて、挿し木でなければ増えないという、栽培種になっているバナナにとってはもう既に関係がないように思うのですが。
例えば現在、特定の病虫害が蔓延しつつある最中で一刻も早く対抗する必要がある、というならばまだ判らないでもありませんが、長期間の栽培によってある程度栽培方法が確立したと思われるものが、いきなり絶滅するとも思いがたいです。
#識者のコメント希望
Re:この学説って (スコア:2, 参考になる)
> 遺伝的多様性を失って云々、というのは
つまり、育種的に野生種と交雑させる等、形質の導入ができない、
ということが危険だ、って言ってるように思います。
# nimdaやCodeRedが蔓延したときに、ウィルスチェッカもHotFixも
# 導入する手段がない、という状況を思ってくだされ。
saitohさんが挙げたぶどうのフィロキセラ病 [srad.jp]にたとえてみれば、
接木する台木がない状態です。
病害虫は怖いのよ…。(農学屋からしたら、農薬なんかよりずっと怖い。
Re:この学説って (スコア:0)
種を取るのに大量のバナナをおしつぶしている光景を見たような。
#自信が無いのでAC
Re:この学説って (スコア:1)
Re:この学説って (スコア:1)
バナナって一口に言ってもモンキーバナナとか料理用品種とかいろいろ有って, 遺伝形質の多様性は他の作物と比べても決して見劣りするものじゃないと思います.
問題になりそうなのはDole等の国際資本がプランテーション農業で大規模栽培している品種で, こういった奴は病害虫の当たり所が悪ければ大規模な被害が出ると思います.
こういった一種のクローン栽培品種での大規模病害と言えば, 有名なアイルランドジャガイモ病害が有るわけで(余談ですが, これに伴う飢饉で発生した大量の難民の子孫が現在の米国などでのアイリッシュ系の多くを占めているわけです. ですからアイリッシュ→食い詰め者という図式が出来たんですね), 他にもプランテーション農業ではこんな被害 [usp.ac.jp]が出ているみたいですから, 今回のバナナが特に珍しいというわけでもないみたいです.
最近は特に生食バナナでもプレミアム(高地)バナナの様に付加価値を求めて品種改良が進められているようですから, そう簡単に世界中のバナナが全滅ということにはならないと思います.
Re:この学説って (スコア:1)
なるほど。この話ならば納得できます。
しかしそうなると、元記事に戻って「10年以内にバナナにこのような病害虫被害などが起こりうる」とする根拠は何なのか? というのが疑問だったりします。
そう予想するだけの背景があって、またその予想が妥当なのか。こればっかりは原文を読まないうちは何とも言えないか。
Re:この学説って (スコア:0)
すごく昔に見た覚えがある。
そのためフィリピンの農園で働く人々に健康被害が出てるとか、
そういう話でした。
#バナナの木って生命力強いですよね。
#台風などで倒れても、また再生してくるし。