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学問の自由ではなくて、大学教授の椅子では?
# 特に研究成果も出せずに、つまらない授業をしてお金をもらっている人たち
いや、それいろいろとごっちゃになりすぎです。
大学の先生って、教育で飯を食っている人と研究で飯を食っている人に分かれる。日本の大学だとごっちゃだし、どでもある程度は混ざっているが。でもそれは教授個人の話。
組織としては教育と研究は不可分だ。大学が大学としてあるためには。
さらに大学の経営にとっては無論研究による外部資金獲得は重要だけど、いわゆる学生からの金と、政府からの(教育機関であるが故の)補助金等が大事になる。
大学教育の実質的な無料化(フリーコンテンツ化)は、大学の経営や、教育とリンクしている研究期間としての大学の存在価値そのものを揺るがす自体だと思う。それっては教授と言うよりは大学の存在にとっての脅威である。教授の椅子なんて小さい話じゃ無い。大学にくる学生が減ったら大学の存在価値そのものが減るだろう。
純粋に研究所にいる人はたぶんそこいらを意識できないと思うけど。結局大学ってのは教育機関。研究はそれにぶら下がっている位置づけなので。教育が脅かされているのは実際問題、研究が脅かされているに等しい。
教育に対する教授の価値が落ちるのは、学問の最前線で仕事をしている教授の地位どころか職場そのものの立ち位置を危なくして、それはひいては学問の自由を危なくするというのはそれほど間違ってない。
大学の中の人ですけど、研究系の大学だとオンライン講義はどうぞどうぞ、って感じです。それで教育の手間が(質をあまり落とさずに)減って研究の時間が確保できるならむしろうれしいこと。
ただ、オンライン講義は著作権の関係で(少なくとも日本では)教科書の図とかはそのまま配信できないので事前準備の手間が少なくとも3〜4倍ぐらいになる印象。つまり、講義を用意すること自体がかなり大変になるので普通の講義3〜4つ分の給料をもらうか、あるいは浮いた分の時間をしっかり自分の研究に充てられるあてがないとうれしくないですね。残り任期2年のポジションで、手持ちの講義をオンライン化して著作権も置いていけと言われたら辞めたくなる。5年の任期ならまぁトントンかな。10年ならプラスでしょうね。あとこれは基礎科目の場合であって、毎年内容を変えないといけない研究の最先端に近い講義だと給料増やしてくれないと割に合わないですね。
オンラインじゃどうしたって実践である卒業研究には参加できないんだから(それどころか学生実験程度にさえ参加できない)
いくら無料の公開講義で勉強したって、大学入学生と同じ人間になれるわけがない(それは能力的にも学位的にも)
な訳だから、大学に入学する学生が減る訳がない
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
脅かされているものは… (スコア:0)
学問の自由ではなくて、大学教授の椅子では?
# 特に研究成果も出せずに、つまらない授業をしてお金をもらっている人たち
Re:脅かされているものは… (スコア:2, 興味深い)
いや、それいろいろとごっちゃになりすぎです。
大学の先生って、教育で飯を食っている人と研究で飯を食っている人に分かれる。
日本の大学だとごっちゃだし、どでもある程度は混ざっているが。
でもそれは教授個人の話。
組織としては教育と研究は不可分だ。
大学が大学としてあるためには。
さらに大学の経営にとっては無論研究による外部資金獲得は重要だけど、
いわゆる学生からの金と、政府からの(教育機関であるが故の)補助金等が大事になる。
大学教育の実質的な無料化(フリーコンテンツ化)は、大学の経営や、教育とリンクしている
研究期間としての大学の存在価値そのものを揺るがす自体だと思う。
それっては教授と言うよりは大学の存在にとっての脅威である。
教授の椅子なんて小さい話じゃ無い。
大学にくる学生が減ったら大学の存在価値そのものが減るだろう。
純粋に研究所にいる人はたぶんそこいらを意識できないと思うけど。
結局大学ってのは教育機関。
研究はそれにぶら下がっている位置づけなので。
教育が脅かされているのは実際問題、研究が脅かされているに等しい。
教育に対する教授の価値が落ちるのは、学問の最前線で仕事をしている教授の地位どころか
職場そのものの立ち位置を危なくして、それはひいては学問の自由を危なくするというのは
それほど間違ってない。
Re:脅かされているものは… (スコア:1)
大学の中の人ですけど、研究系の大学だとオンライン講義はどうぞどうぞ、って感じです。
それで教育の手間が(質をあまり落とさずに)減って研究の時間が確保できるならむしろうれしいこと。
ただ、オンライン講義は著作権の関係で(少なくとも日本では)教科書の図とかは
そのまま配信できないので事前準備の手間が少なくとも3〜4倍ぐらいになる印象。
つまり、講義を用意すること自体がかなり大変になるので普通の講義3〜4つ分の
給料をもらうか、あるいは浮いた分の時間をしっかり自分の研究に充てられるあてが
ないとうれしくないですね。残り任期2年のポジションで、手持ちの講義を
オンライン化して著作権も置いていけと言われたら辞めたくなる。
5年の任期ならまぁトントンかな。10年ならプラスでしょうね。
あとこれは基礎科目の場合であって、毎年内容を変えないといけない研究の最先端に
近い講義だと給料増やしてくれないと割に合わないですね。
いや、学生に研究を「実践」させて教育するのが大学でしょ (スコア:0)
オンラインじゃどうしたって実践である卒業研究には参加できないんだから(それどころか学生実験程度にさえ参加できない)
いくら無料の公開講義で勉強したって、大学入学生と同じ人間になれるわけがない(それは能力的にも学位的にも)
な訳だから、大学に入学する学生が減る訳がない