以前、Sustainable energy without the hot air (http://www.withouthotair.com/ からダウンロード可能)を読んだ時、似たような話があって、ちょっと印象が違ったのでチェックしてみた。
まず、上記の本の63ページに、Costs to Birdsというセクションがあって、そこには、デンマークで年間3万羽の鳥が風力発電用タービンで死んでいると書いてある。デンマークは全電力の9%を風力で賄っているそうで、これにWikipediaで調べたデンマークの電力消費量のデータを掛けて計算すると、風力発電量は約289万MW-h/年(http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_electricity_consumption)。
ところで、Sustainable energy without the hot airには、デンマークでは年間100万羽の鳥が交通事故で死んでいると書いてある。これも同じく40倍と考えて良いのかどうかは疑問だが、アメリカの人口はデンマークの57倍もあるので、交通事故による鳥の死亡数もやはり同じぐらい多いと考えても良いのではないか。 とすると、既に大量殺戮は起きているわけで、日経の記事は風力発電による鳥の死亡を過大に警告しているという印象を持つ。
ちょっと計算 (スコア:5, 参考になる)
以前、Sustainable energy without the hot air (http://www.withouthotair.com/ からダウンロード可能)を読んだ時、似たような話があって、ちょっと印象が違ったのでチェックしてみた。
まず、上記の本の63ページに、Costs to Birdsというセクションがあって、そこには、デンマークで年間3万羽の鳥が風力発電用タービンで死んでいると書いてある。デンマークは全電力の9%を風力で賄っているそうで、これにWikipediaで調べたデンマークの電力消費量のデータを掛けて計算すると、風力発電量は約289万MW-h/年(http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_electricity_consumption)。
米国の電力消費に3%を掛けると、1億1659万MW-h/年。ざっくり、デンマークの40倍、風力発電していることになる。デンマークの鳥の死亡数(3万)を40倍すると、120万だから、まあ日経に書いてある、アメリカでの鳥の年間死亡数140万とだいたい合っている。
ところで、Sustainable energy without the hot airには、デンマークでは年間100万羽の鳥が交通事故で死んでいると書いてある。これも同じく40倍と考えて良いのかどうかは疑問だが、アメリカの人口はデンマークの57倍もあるので、交通事故による鳥の死亡数もやはり同じぐらい多いと考えても良いのではないか。
とすると、既に大量殺戮は起きているわけで、日経の記事は風力発電による鳥の死亡を過大に警告しているという印象を持つ。
また、上記の本には英国では猫によって年間5500万羽の鳥が殺されているとも書いてある。米国と英国の猫の数の比はわからないけど、多分米国のほうが多いでしょう。うーん、まずは猫を何とかしなければ、、(違
新幹線も鳥殺しだった (スコア:0)
東海道新幹線も試運転中や開業当初は鳥がぶつかって死ぬことがよくあったそうだが、鳥の方が学習したのかいつの間に衝突は減っていったそうだ........
発電風車は盛大に低周波音出してるから鳥も学習しやすいのではないか?
#単純にV22オスプレイみたいに羽根の先端にライトつければ鳥よけの効果があるだろう(オスプレイのライトは鳥よけではない)
Re:新幹線も鳥殺しだった (スコア:2)
Re: (スコア:0)
ライトに引き寄せられて飛んだりしない?
Re: (スコア:0)
昆虫はともかく、鳥はライトに向かって飛んでくるのだろうか?
Re: (スコア:0)
減っていった……とは言っても、普通に駅で待っていると時々バードストライクの跡がある車両が入ってきますけどね。
Re: (スコア:0)
あの狭い島国に、一体どれだけの猫と鳥が住んでるんだ・・・・
Re: (スコア:0)
今朝、道端で死んで干からびているひな鳥を見た。
季節によっては日に数羽死骸を見る。
ガラスの扉にあたって死ぬケースも多いらしいがうちの場合普通の道端。
近くに山があって小鳥が多い環境なので普通よりは多いのかも知れない。
カラスがなにか食っているので何かと思ったら小鳥をちぎりながら食ってたりする。
狭い地域でもこれだけ死んでいるんだから全国規模では相当な数が死んでいるんじゃないだろうか?
雀の場合だと一度に6個ほど、年二回ほど産卵するのでつがいで十二個の卵を育てる。
一方雀の寿命は6年ほどで、大人の死亡率は低い。
日本の雀の生息数は減少傾向。
いかに厳しい環境かわかる。
実際各種調査で卵の段階での平均余命が半年ほどという数字が出ている。
推定値だが毎年数千万羽の雀が死んでいることになる。
バードストライクで死んだ雀も結局カラスの餌になるだけ。
雀にしてみれば風車がどうのなんて関係ない、巣作りしやすい軒下や、餌場になる土の露出した広場を差し迫って必要としている。