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論文の原文。ラットの総数は200匹。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0278691512005637 [sciencedirect.com]
撤回に至った出版社の言い分。
http://www.elsevier.com/about/press-releases/research-and-journals/els... [elsevier.com]
私は個人的には、遺伝子組み替え食品に、日常生活で気にするレベルの発癌リスクが存在するとは考えていませんし、元論文が主張するような数倍の死亡率という話であれば尚更です。
が、それでも、一度レビューされて掲載された論文を、生データも提出させた上で「データの改竄などがなかった」と確認したにも関わらず、作者の承認もなしに強制的
>「元々発癌率が高いラット」であること自体は手法として無効という程ではないように思います。ここについて完全に同意。
「発がん率の高い種」と「発がん率の低い種」のラットを比べたわけじゃないんだから。
「発がん率の高い同じ種」同紙に別々のえさを与えて結果が明らかに変わるなら、それはやはり餌に何らかの発ガンを助長させる因子があるとみるべきだろう。
「発がん率の高い」って事は「発ガンに傾きやすい因子を最初から多く持っている」というだけだ。
その因子に働きかけたのが「遺伝子組み換えトウモロコシである」というだけではないのかな。
こちらに [srad.jp]紹介しましたが、ガンになりやすいラットを使ったこと自体が問題視されているのではありません。このラットを使うのであれば気をつけるべき点を欠いているのではないかという指摘です。
年をとるとガンになりやすいラットを使っているので、普通の餌を与えてもガンになるのに、GMO/ラウンドアップを与えていないラットの死亡は自然死と分類してガンではないかのように見せていること、与えた餌が発ガン物質に汚染されていたら、その影響が支配的になってしまう可能性のあることが指摘されています。また、このような実験では低濃度と高濃度での被曝実験を行うのですが、その結果期待される、低濃度では反応が弱い・無い、高濃度では反応が出る、という結果が得られていないのでGMO/ラウンドアップの問題ではなく、共通の環境因子(例えば上述した餌の汚染)が原因なのではないかという疑いには一定の合理性があります。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
これってアリ? (スコア:5, 興味深い)
論文の原文。ラットの総数は200匹。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0278691512005637 [sciencedirect.com]
撤回に至った出版社の言い分。
http://www.elsevier.com/about/press-releases/research-and-journals/els... [elsevier.com]
私は個人的には、遺伝子組み替え食品に、日常生活で気にするレベルの発癌リスクが存在するとは考えていませんし、元論文が主張するような数倍の死亡率という話であれば尚更です。
が、それでも、一度レビューされて掲載された論文を、生データも提出させた上で「データの改竄などがなかった」と確認したにも関わらず、作者の承認もなしに強制的
Re: (スコア:0)
>「元々発癌率が高いラット」であること自体は手法として無効という程ではないように思います。
ここについて完全に同意。
「発がん率の高い種」と「発がん率の低い種」のラットを比べたわけじゃないんだから。
「発がん率の高い同じ種」同紙に別々のえさを与えて結果が明らかに変わるなら、
それはやはり餌に何らかの発ガンを助長させる因子があるとみるべきだろう。
「発がん率の高い」って事は「発ガンに傾きやすい因子を最初から多く持っている」
というだけだ。
その因子に働きかけたのが「遺伝子組み換えトウモロコシである」というだけではないのかな。
Re:これってアリ? (スコア:2)
こちらに [srad.jp]紹介しましたが、ガンになりやすいラットを使ったこと自体が問題視
されているのではありません。
このラットを使うのであれば気をつけるべき点を欠いているのではないかという指摘です。
年をとるとガンになりやすいラットを使っているので、普通の餌を与えてもガンになるのに、
GMO/ラウンドアップを与えていないラットの死亡は自然死と分類してガンではないかの
ように見せていること、与えた餌が発ガン物質に汚染されていたら、その影響が支配的に
なってしまう可能性のあることが指摘されています。
また、このような実験では低濃度と高濃度での被曝実験を行うのですが、その結果期待される、
低濃度では反応が弱い・無い、高濃度では反応が出る、という結果が得られていないので
GMO/ラウンドアップの問題ではなく、共通の環境因子(例えば上述した餌の汚染)が
原因なのではないかという疑いには一定の合理性があります。
kaho