肝心の結果ですが、宇宙初期の量子ゆらぎでできた重力波の強さを表す r 比と呼ばれる量が 約0.2であるとの発表でした。これは、予想されていた値よりも大きく、驚きでした。(中略) r 比が0.2であったということは、インフレーションのエネルギーが、 ヒッグス粒子の質量をエネルギーに換算したものより14桁も大きい。 一方、一般相対論と量子力学を統合するプランク・スケールと比較すると、2桁下です。 ですから、これまで素粒子物理学で実験されてきたエネルギーよりはるかに大きく、 超弦理論のように一般相対論と量子力学を統合する理論のエネルギーには近いということになります。
大栗先生のブログ記事 (スコア:5, 参考になる)
大栗先生のブログ記事
原始の重力波 [exblog.jp]
原始の重力波 その2 [exblog.jp]
肝心の結果ですが、宇宙初期の量子ゆらぎでできた重力波の強さを表す r 比と呼ばれる量が
約0.2であるとの発表でした。これは、予想されていた値よりも大きく、驚きでした。(中略)
r 比が0.2であったということは、インフレーションのエネルギーが、
ヒッグス粒子の質量をエネルギーに換算したものより14桁も大きい。
一方、一般相対論と量子力学を統合するプランク・スケールと比較すると、2桁下です。
ですから、これまで素粒子物理学で実験されてきたエネルギーよりはるかに大きく、
超弦理論のように一般相対論と量子力学を統合する理論のエネルギーには近いということになります。
Re:大栗先生のブログ記事 (スコア:2)
Re:大栗先生のブログ記事 (スコア:2)