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0.43mm/年は少なくないですか。ぱっと見でリンク先に同じ数値を見つけられませんでしたがどこから来た数値でしょうか。
これだったら、100年経っても4.3cmの上昇なので、誤差でしかないような。
「南極の氷床の平均標高は毎年2cmほど下がっている」との事なので、それを単純に海表面積で割ればそんなものかなー、という気も。海面上昇の一因、くらいの感覚になるんですかね。
南極氷床が面積14百万km^2、海が360百万km^2らしいので年間20mmで比重0.9の氷が溶けるとすると0.9*20*14/360 = 0.7(mm)ってことになる。だけど、表面付近の密度の低い部分が溶けているとして、比重0.55とすると0.55*20*14/360 = 0.43(mm)ってなる。南極の氷限定なら妥当なんじゃないですかね。
ただ、これ以外にも極地付近や山脈などの高地にも陸上の氷はあるし、アルベドの影響とかも出てくるんでしょうね。
0.43mm/年だからといって100年経っても4.3cmということはありません。
氷が減少は一次関数より速いからです。氷の減少はアルベドが減少するため正のフィードバックとなります。
さらに、平均2cmと言っても実際には氷点を超える限定された海岸地域から流出することとなり、流氷の範囲(おおざっぱにいえば海岸線)が変わることになります。
また、南極は、内陸側は氷点下30度を超えない範囲も多く、氷床の厚さも3000mを越えます。氷雪は中央部のドームとよばれる場所をピークに長周期で循環する構造となっていますから、数千年以上の長い時定数があります。地球史的に見ると、いったん平衡からはずれはじめると、回復には数万年が必要になってしまう可能性もあり、そのような場合、私たちの生活にとって意味のある数十年~数百年のタイムスケールでみれば発散しているような振舞に見えるかもしれません。
では、縄文海進や平安海進は何だったの?
何だったの、って何が言いたいのか。
太陽放射が三角関数的に増大→減少するサイクルで、当然のごとく位相がずれて海進が増大→減少するサイクルが見られたってだけじゃないの。
では、「地球史的に見ると、いったん平衡からはずれはじめると、回復には数万年が必要になってしまう」とはデマ確定と。
ということは、あと数百年すれば太陽放射が減少して海退に転じるわけだね。
タレコミで紹介されているBBCの記事に、> The melt loss from the White Continent is sufficient to push up global sea levels by around 0.43mm per year.と書いてあるよ。
BBCの記事には書いてあるけど,GRL(Geophys. Res. Lett.)では0.43mmという数字が出てこないですね.conclusionsに0.45\pm0.19mm/yr とあるので,このことだとは思うのですが...
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年に0.43mmの海面上昇 (スコア:0)
0.43mm/年は少なくないですか。
ぱっと見でリンク先に同じ数値を見つけられませんでしたがどこから来た数値でしょうか。
これだったら、100年経っても4.3cmの上昇なので、誤差でしかないような。
Re:年に0.43mmの海面上昇 (スコア:1)
「南極の氷床の平均標高は毎年2cmほど下がっている」との事なので、それを単純に海表面積で割ればそんなものかなー、という気も。
海面上昇の一因、くらいの感覚になるんですかね。
Re: (スコア:0)
南極氷床が面積14百万km^2、海が360百万km^2らしいので年間20mmで比重0.9の氷が溶けるとすると
0.9*20*14/360 = 0.7(mm)
ってことになる。だけど、表面付近の密度の低い部分が溶けているとして、比重0.55とすると
0.55*20*14/360 = 0.43(mm)
ってなる。南極の氷限定なら妥当なんじゃないですかね。
ただ、これ以外にも極地付近や山脈などの高地にも陸上の氷はあるし、アルベドの影響とかも出てくるんでしょうね。
Re:年に0.43mmの海面上昇 (スコア:1)
0.43mm/年だからといって100年経っても4.3cmということはありません。
氷が減少は一次関数より速いからです。
氷の減少はアルベドが減少するため正のフィードバックとなります。
さらに、平均2cmと言っても実際には氷点を超える限定された海岸地域から流出することとなり、流氷の範囲(おおざっぱにいえば海岸線)が変わることになります。
また、南極は、内陸側は氷点下30度を超えない範囲も多く、氷床の厚さも3000mを越えます。氷雪は中央部のドームとよばれる場所をピークに長周期で循環する構造となっていますから、数千年以上の長い時定数があります。地球史的に見ると、いったん平衡からはずれはじめると、回復には数万年が必要になってしまう可能性もあり、そのような場合、私たちの生活にとって意味のある数十年~数百年のタイムスケールでみれば発散しているような振舞に見えるかもしれません。
Re:年に0.43mmの海面上昇 (スコア:1)
では、縄文海進や平安海進は何だったの?
Re: (スコア:0)
何だったの、って何が言いたいのか。
太陽放射が三角関数的に増大→減少するサイクルで、
当然のごとく位相がずれて海進が増大→減少するサイクルが見られたってだけじゃないの。
Re: (スコア:0)
では、「地球史的に見ると、いったん平衡からはずれはじめると、回復には数万年が必要になってしまう」とはデマ確定と。
Re: (スコア:0)
ということは、あと数百年すれば太陽放射が減少して海退に転じるわけだね。
Re: (スコア:0)
タレコミで紹介されているBBCの記事に、
> The melt loss from the White Continent is sufficient to push up global sea levels by around 0.43mm per year.
と書いてあるよ。
Re:年に0.43mmの海面上昇 (スコア:3, 参考になる)
BBCの記事には書いてあるけど,GRL(Geophys. Res. Lett.)では0.43mmという数字が出てこないですね.
conclusionsに0.45\pm0.19mm/yr とあるので,このことだとは思うのですが...