Those with a variant of this gene break down alcohol slowly and experience unpleasant side effects such as nausea, headache and facial flushing. This means that, on average, individuals with the ADH1B variant consume 17 percent less alcohol per week than those without it.
by
Anonymous Coward
on 2014年07月17日 11時59分
(#2640910)
間違ってるんじゃない?
少なくとも元論文では、rs1229984 A-allele保持者が飲酒量が少ないという事実について述べているだけで、 その理由が酒を飲むと"unpleasant side effects such as nausea, headache and facial flushing"があるからだとは言ってない。 そこの部分はニュース記者が勝手に彼自身の解釈で付け加えただけと思われる。
Individuals with one or especially two ADH2*2 alleles, ie genotypes rs1229984(A;G) or rs1229984(A;A) are more likely to find drinking unpleasant and have a somewhat reduced risk for alcoholism.
逆じゃない? (スコア:0)
ストーリーで
と書いているが、
自分でリンクしている 「1B型アルコール脱水素酵素」 [mhlw.go.jp]の説明のところに、
Re: (スコア:0)
たぶん違います。
まずこの研究は、「少量のアルコール摂取は有益」という定説が本当かどうかを調べるためのものであって、「ADH1Bの変異を持つ人」はその調査をするための手段でしかないのです。
「飲酒量が少ない人」のサンプルとして「ADH1Bの変異を持つ人」を選んだわけです。
この場合の「ADH1Bの変異」はおそらく、hylomちゃんが解説する「突然変異によってエタノールを分解するADH1Bの働きが弱くなっている」ことではありません。
「重度の二日酔いを引き起こすために、飲酒そのものを控える」という症状が出ている人です。
ただ、AFBBにもあるように、「ADH1Bの変異」の影響が、(飲酒量とは無関係に)心臓疾患のリスク変動と結びついている可能性もあるので、まだ結論を出すには早い、という指摘は受けているようです。
# 素人なので、間違っていたらすみません。
Re: (スコア:0)
「重度の二日酔いを引き起こすために、飲酒そのものを控える」という症状が出ている人です。
ここが違う。
「普通の人よりアルコールがすばやく分解されるので酩酊感をあまり味わえなくて、アルコールを楽しみとして飲む習慣が少ない人」
ADH1Bはアルコールからアセトアルデヒドへの分解を促す酵素です。
重度の二日酔いに関わってくるのは、アセトアルデヒドから酢酸への分解を促すALDH2という酵素。
遺伝子の変異で活性が弱い方のALDH2酵素を持っている人は、アルデヒドが長く体内にとどまるので重い二日酔いに悩まされることになります。
Re: (スコア:0)
あ、ごめんなさい。論文じゃなくてBioNewsの方を読んだんですが、
この説明が正しくない、ということなのかな?
Re:逆じゃない? (スコア:1)
間違ってるんじゃない?
少なくとも元論文では、rs1229984 A-allele保持者が飲酒量が少ないという事実について述べているだけで、
その理由が酒を飲むと"unpleasant side effects such as nausea, headache and facial flushing"があるからだとは言ってない。
そこの部分はニュース記者が勝手に彼自身の解釈で付け加えただけと思われる。
Re: (スコア:0)
ただ、SNPediaには
Rs1229984 [snpedia.com]
とありますけど……。
記者が付け加えた解釈自体は間違っていないのでは?
Re: (スコア:0)
酔いが早く醒めてしまうrs1229984 A-allele保持者は「アメが無くてムチだけ」の状態になりがちで、
それがそのサイトで言っているunpleasantってことじゃないでしょうか?