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その名(Abstract Syntax Notation One)の通り、データ構造の表記方に過ぎないわけだが。こういう手合いにかかればXMLとかHTMLもプログラミング言語なんだろうな。なにしろこっちはLanguageと最後についてるし。
ちなみに、SSLに使われるX.509もASN.1でデータ構造定義されているはず。当然だわな、OSIだから。X.509がネットワーク管理にしか使われないのか?無知にもほどがあるな。
ASN.1は利用例がないわけでは全然なくて、実際に電気通信とネットワーク管理 [oss.com]ですごく使われてるみたいです…X.509は日常的に書き直されたりしないので、UMTSとかLTEとかLTE-Advancedとかの3GPP関係者がぶっちぎり最大のユーザである以上、電気通信以外でほとんど使われないと言う表現は正しいと思われます。
歴史の時間です。
まず、なぜASN.1があるか。それはOSIプロトコルを定義するために作られた。OSIって何?って話はあるんだけど、4半世紀くらい前にオープンなネットワーク接続を実現するために考えだされた。セブンレイヤーのアレな。アレは、実体もあったんだよ。まだIPが揺りかごで寝ているころ、当時の通信の主役たちが考えたものだ。(敵はIBM)
で、それをまとめていたのが当時CCITT(現在はITU-T)という通信系の国際団体。X509のXというのはその勧告のシリーズ名ね。母体がそうなんだからいまでも通信系のところには残っているよ。そうでないところで今も使われているのはその時にある程度形になっていたメールとかディレクトリの規格の一部。LDAPも中はガチガチにASN.1。でも、X.400のメールはほぼなくなったかな。ES-ESとかもたまに見て懐かしく思ったりするw。
それ以外で、というのはそのその当時規格策定に参加していた人たちがその技術を使って作ったもの。SNMPがそれ。SNMPはOSIの旗色が悪くなったころ、通信をやっていた人たちが(たぶんOSIに見切りをつけて)始めた。データ量が少なくなるエンコードがたぶん受け入れられたんだろうASN.1を使うことにした。OIDを拡張する方法がちゃんと決められていてすぐに実用ベースに乗せられるというのも大きいカモ。
そして20年ほど時間がながれて世の中IP通信だらけになった
そんなわけで、IPじゃない通信は今もITU-Tが牛耳っているのでそこに自分たちの技術であるASN.1を使うのは至極当然。xmlなんて伝送効率が悪いものは使えないんだろう、彼らは。#XMLはASN.1に対するアンチテーゼとして作られたわけで、当然受け入れられないわけだけど。
歴史を知ろうな。そうすればなぜそこにそんな技術が、っていうのが見えてくる。
なるほど。それでITU-Tの影響力が特に強いところ、つまり電気通信とネットワーク管理でしか使われないわけですね。参考になりました。
>データ構造の表記方に過ぎないわけだが。
とか言われてしまうと、かなり違和感があるな。XMLやHTML、JSONなんかとは違う。あえて言うなら、インターフェースの定義言語(基本的に通信するための道具だからね)と言う方がいいだろうな。
知らない奴に教えると、ASN.1形式のテキストデータが、そのままデータとして流れてると勘違いされることが多くて苦労する。
XMLをDTDまで全部読んだらASN.1もわかるんじゃないかな。
身近なとこだとSNMPかな
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
ASN.1はプログラム言語じゃねぇだろ (スコア:0)
その名(Abstract Syntax Notation One)の通り、データ構造の表記方に過ぎないわけだが。
こういう手合いにかかればXMLとかHTMLもプログラミング言語なんだろうな。なにしろこっちはLanguageと最後についてるし。
ちなみに、SSLに使われるX.509もASN.1でデータ構造定義されているはず。当然だわな、OSIだから。
X.509がネットワーク管理にしか使われないのか?無知にもほどがあるな。
Re:ASN.1はプログラム言語じゃねぇだろ (スコア:2)
ASN.1は利用例がないわけでは全然なくて、実際に電気通信とネットワーク管理 [oss.com]ですごく使われてるみたいです…X.509は日常的に書き直されたりしないので、UMTSとかLTEとかLTE-Advancedとかの3GPP関係者がぶっちぎり最大のユーザである以上、電気通信以外でほとんど使われないと言う表現は正しいと思われます。
Re:ASN.1はプログラム言語じゃねぇだろ (スコア:1)
歴史の時間です。
まず、なぜASN.1があるか。それはOSIプロトコルを定義するために作られた。OSIって何?って話はあるんだけど、4半世紀くらい前に
オープンなネットワーク接続を実現するために考えだされた。
セブンレイヤーのアレな。アレは、実体もあったんだよ。
まだIPが揺りかごで寝ているころ、当時の通信の主役たちが考えたものだ。(敵はIBM)
で、それをまとめていたのが当時CCITT(現在はITU-T)という通信系の国際団体。X509のXというのはその勧告のシリーズ名ね。
母体がそうなんだからいまでも通信系のところには残っているよ。そうでないところで今も使われているのはその時にある程度形になっていた
メールとかディレクトリの規格の一部。LDAPも中はガチガチにASN.1。でも、X.400のメールはほぼなくなったかな。
ES-ESとかもたまに見て懐かしく思ったりするw。
それ以外で、というのは
そのその当時規格策定に参加していた人たちがその技術を使って作ったもの。SNMPがそれ。SNMPはOSIの旗色が悪くなったころ、
通信をやっていた人たちが(たぶんOSIに見切りをつけて)始めた。データ量が少なくなるエンコードがたぶん受け入れられたんだろう
ASN.1を使うことにした。OIDを拡張する方法がちゃんと決められていてすぐに実用ベースに乗せられるというのも大きいカモ。
そして20年ほど時間がながれて世の中IP通信だらけになった
そんなわけで、IPじゃない通信は今もITU-Tが牛耳っているのでそこに自分たちの技術であるASN.1を使うのは至極当然。
xmlなんて伝送効率が悪いものは使えないんだろう、彼らは。
#XMLはASN.1に対するアンチテーゼとして作られたわけで、当然受け入れられないわけだけど。
歴史を知ろうな。そうすればなぜそこにそんな技術が、っていうのが見えてくる。
Re:ASN.1はプログラム言語じゃねぇだろ (スコア:2)
なるほど。それでITU-Tの影響力が特に強いところ、つまり電気通信とネットワーク管理でしか使われないわけですね。
参考になりました。
Re: (スコア:0)
>データ構造の表記方に過ぎないわけだが。
とか言われてしまうと、かなり違和感があるな。XMLやHTML、JSONなんかとは違う。
あえて言うなら、インターフェースの定義言語(基本的に通信するための道具だからね)
と言う方がいいだろうな。
知らない奴に教えると、ASN.1形式のテキストデータが、そのままデータとして
流れてると勘違いされることが多くて苦労する。
Re: (スコア:0)
XMLをDTDまで全部読んだらASN.1もわかるんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
身近なとこだとSNMPかな