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こんな下衆な話より、本家で挙がってたチェスの棋譜を分析して歴史的な傾向の変化をたどったネタのほうが面白かったな。
http://games.slashdot.org/story/15/04/09/2228218/a-data-driven-explora... [slashdot.org]
- 手数は長くなる傾向にある- 先手有利は不変- 引き分け率が上がっている
囲碁や将棋はどうなんだろう。
# いちいち面倒だからタレこまない
チェス・将棋類は世界各国で独自進化したりしていますが、基本的に先手有利です。優位なポジションを先に確保してそのまま優勢勝ち。形勢逆転が難しいので慎重なプレイが基本になり、手数が長くなります。終盤になると駒が減って決着を付けられなくなり引き分けにするのも同傾向。
持ち駒制度がある日本の将棋だけが例外で、先手後手の勝率差がかなり小さいです。初期配置からいちいち展開せずに駒を打てれば、手数の遅れが解消されるからですね。形勢逆転も多い派手な展開で、終盤も駒が減らずに激しい攻防になります。
チェスの戦術は、詰将棋的な戦術から、盤中央を支配することにより優位を確保する戦術(駒を動かせる場所が多いと有利)へ大きく進化した後、中央支配へのカウンター戦術を構築、というような感じになったらしいです。この辺は世界チャンピオンの棋譜を研究すると面白いらしいので暇が欲しいですね。
持ち駒制度がある日本の将棋だけが例外で、先手後手の勝率差がかなり小さいです。
本家(でいいのか?今後も)のコメントにもあるように、チェスの先手勝率は55%ほどです。(ただし、チェスでは引き分けを0.5勝として計算します。)将棋の勝率はプロの場合一般に52~53%といわれています。たしか2008年が後手が勝ち越して話題になり、2010年は逆に先手が54%と大きく勝ち越したと記憶しています。(その後はあまり気にしていないので知らない。将棋年鑑見りゃ判るけど)#アマチュアだと同棋力でほぼ50%らしい。単純にポカした方が負けるだけだからかな。
なので例外扱いするほど差があるとは思えないです。(サンプル数が十分多いのでこれでも有意なのかもしれんけど)
調べてみると、個人ブログですが世界チャンピオン戦の統計結果があります。http://stein2007.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_7294.html [cocolog-nifty.com]ここを見ると先手後手の差はかなり大きいです。
- 手数は長くなる傾向にある先人の棋譜が研究されて複雑さが増すのだから、素人から当然のように見える。恐らく将棋でも同じじゃないかな。
- 先手有利は不変後手有利戦法が一度も編み出されなかったのはちょっと驚き。と思ったけど先手が使わせないよう初手動けば良いだけか。
囲碁はコミで調節できるのが面白いですね。ヒカ碁のサイがコミ無い時代の白なら負けなしとか言っていたなぁ。
- 引き分け率が上がっている
チェスは手が長引くほど引き分けし易いのですから、一つ目と合わせれば当然の気もします。
> - 先手有利は不変> - 引き分け率が上がっている
これは両者一体の流れで、時代とともに先手有利が明らかになるにつれ、後手が勝利よりも引き分けを狙って持ち込むようになっているのだそうです。
統計に基づかない、1年以上対人で指してないよわ初段の戯言ですが、
将棋の場合、手数は戦法の流行り廃りに影響されるイメージです。超急戦や横歩取りが流行っていると手数は短くなるし、相穴熊だと長くなる。
あと全体の傾向としては、むしろ短手数になっている印象。序盤で無理とされていた仕掛けが、実は成立することが判明とか結構あるし。
> - 先手有利は不変> 後手有利戦法が一度も編み出されなかったのはちょっと驚き。> と思ったけど先手が使わせないよう初手動けば良いだけか。
二人零和有限確定完全情報ゲームでは、例えばオセロが後手必勝ぽいので、一般論としてはそう単純ではないかと。
> ヒカ碁のサイがコミ無い時代の白なら負けなしとか言っていたなぁ。黒
「答見て そうやとおもたと 母が言う」(細部違うかも)サラリーマン川柳にあったそんな一句を思い出す、すばらしいコメントですね。
チェスの場合、千日手が引き分けになるのも引き分けが増えるのに貢献しているかも。このままでは負けるという戦力差に追い込まれても千日手に持ち込むことに成功すれば引き分けで済みますから時代がすすむにつれその辺の研究も進んだのでは。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
チェスといえば (スコア:5, 興味深い)
こんな下衆な話より、本家で挙がってたチェスの棋譜を分析して歴史的な傾向の変化をたどったネタのほうが面白かったな。
http://games.slashdot.org/story/15/04/09/2228218/a-data-driven-explora... [slashdot.org]
- 手数は長くなる傾向にある
- 先手有利は不変
- 引き分け率が上がっている
囲碁や将棋はどうなんだろう。
# いちいち面倒だからタレこまない
Re:チェスといえば (スコア:3, 興味深い)
チェス・将棋類は世界各国で独自進化したりしていますが、
基本的に先手有利です。優位なポジションを先に確保してそのまま優勢勝ち。
形勢逆転が難しいので慎重なプレイが基本になり、手数が長くなります。
終盤になると駒が減って決着を付けられなくなり引き分けにするのも同傾向。
持ち駒制度がある日本の将棋だけが例外で、先手後手の勝率差がかなり小さいです。
初期配置からいちいち展開せずに駒を打てれば、手数の遅れが解消されるからですね。
形勢逆転も多い派手な展開で、終盤も駒が減らずに激しい攻防になります。
チェスの戦術は、詰将棋的な戦術から、盤中央を支配することにより優位を
確保する戦術(駒を動かせる場所が多いと有利)へ大きく進化した後、
中央支配へのカウンター戦術を構築、というような感じになったらしいです。
この辺は世界チャンピオンの棋譜を研究すると面白いらしいので暇が欲しいですね。
Re:チェスといえば (スコア:4, 興味深い)
持ち駒制度がある日本の将棋だけが例外で、先手後手の勝率差がかなり小さいです。
本家(でいいのか?今後も)のコメントにもあるように、チェスの先手勝率は55%ほどです。
(ただし、チェスでは引き分けを0.5勝として計算します。)
将棋の勝率はプロの場合一般に52~53%といわれています。
たしか2008年が後手が勝ち越して話題になり、2010年は逆に先手が54%と大きく勝ち越したと記憶しています。
(その後はあまり気にしていないので知らない。将棋年鑑見りゃ判るけど)
#アマチュアだと同棋力でほぼ50%らしい。単純にポカした方が負けるだけだからかな。
なので例外扱いするほど差があるとは思えないです。
(サンプル数が十分多いのでこれでも有意なのかもしれんけど)
Re:チェスといえば (スコア:1)
調べてみると、個人ブログですが世界チャンピオン戦の統計結果があります。
http://stein2007.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_7294.html [cocolog-nifty.com]
ここを見ると先手後手の差はかなり大きいです。
Re:チェスといえば (スコア:1)
- 手数は長くなる傾向にある
先人の棋譜が研究されて複雑さが増すのだから、素人から当然のように見える。
恐らく将棋でも同じじゃないかな。
- 先手有利は不変
後手有利戦法が一度も編み出されなかったのはちょっと驚き。
と思ったけど先手が使わせないよう初手動けば良いだけか。
囲碁はコミで調節できるのが面白いですね。
ヒカ碁のサイがコミ無い時代の白なら負けなしとか言っていたなぁ。
- 引き分け率が上がっている
チェスは手が長引くほど引き分けし易いのですから、一つ目と合わせれば当然の気もします。
Re:チェスといえば (スコア:5, 興味深い)
> - 先手有利は不変
> - 引き分け率が上がっている
これは両者一体の流れで、時代とともに先手有利が明らかになるにつれ、後手が勝利よりも引き分けを狙って持ち込むようになっているのだそうです。
Re:チェスといえば (スコア:2)
統計に基づかない、1年以上対人で指してないよわ初段の戯言ですが、
- 手数は長くなる傾向にある
先人の棋譜が研究されて複雑さが増すのだから、素人から当然のように見える。
恐らく将棋でも同じじゃないかな。
将棋の場合、手数は戦法の流行り廃りに影響されるイメージです。
超急戦や横歩取りが流行っていると手数は短くなるし、相穴熊だと長くなる。
あと全体の傾向としては、むしろ短手数になっている印象。
序盤で無理とされていた仕掛けが、実は成立することが判明とか結構あるし。
Re:チェスといえば (スコア:1)
> - 先手有利は不変
> 後手有利戦法が一度も編み出されなかったのはちょっと驚き。
> と思ったけど先手が使わせないよう初手動けば良いだけか。
二人零和有限確定完全情報ゲームでは、例えばオセロが後手必勝ぽいので、
一般論としてはそう単純ではないかと。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
> ヒカ碁のサイがコミ無い時代の白なら負けなしとか言っていたなぁ。
黒
Re: (スコア:0)
「答見て そうやとおもたと 母が言う」(細部違うかも)
サラリーマン川柳にあったそんな一句を思い出す、すばらしいコメントですね。
Re: (スコア:0)
チェスの場合、千日手が引き分けになるのも引き分けが増えるのに貢献しているかも。
このままでは負けるという戦力差に追い込まれても千日手に持ち込むことに成功すれば引き分けで済みますから
時代がすすむにつれその辺の研究も進んだのでは。