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技術開発に投資するなら行き詰まった感のある原発関連より、こういう方面でリードするのが得策だと思う。500m というと変電所からでも現実味が出てくる。
でも超電導直流送電であっても電圧はある程度高くないとダメなんですかね。
>でも超電導直流送電であっても電圧はある程度高くないとダメなんですかね。大電流流すと超伝導状態が壊れるので電流は少なくしないとダメです。(臨界磁場の問題)石狩太陽光発電所の出力200kWから計算すると500~600アンペアになりますが、送電試験では1500アンペア流している計算なので問題ないでしょう。
問題は……太いアルミ線を使って超高圧送電した方が損失が少なくなる可能性が……冷却コストって結構大きいから。実証試験だからデータさえとれれば良いのでロスがあっても問題ないのですけど。
現実的な利用法は、建物内のDC48Vラインに超電導ケーブル、変電所からデータセン
ググってみて分かったのですが 380V というのは多分 NTT 系が押している HVDC の高電圧側でしょうね。ASCII の記事にも「高電圧直流給電(HVDC)システム」という文字がありますし、380V のままデータセンター内を引き回しているのだと思います。データセンターが変わる、NTTが380Vの高圧直流給電に本腰 [itmedia.co.jp]にあるように DC48V で引き回すのは従来型のシステムで、この検証を含め 380V→12V の組み合わせを押しているのだと思います。
こ
380Vを超高圧(HV)ってのは……桁が2個足りないと思います。HVの定義がある訳じゃないから、言ったもん勝ちではありますが。(ブラジルや中国での500kV~1000kVのHVDCと比較して、あれ?って思ってしまいます。)
ただ、ラックに380Vを持ってくるのは御遠慮願いたいです。AC200Vでも危ないのにDC380Vなんて……しかも極低温……結露して放電しそうで怖いです。(48Vなら結露しても大丈夫。せいぜい電蝕するくらい)
# 中部大学は、以前、DC48Vでの送電実験をしていましたので、それの超電導版ならありかな?と思ってました。(屋内なら温度管理も共同溝よりは楽だし)
>世界に打って出られるかどうか価格競争する必要はないんです。ふざけた価格を提示された時、蹴る余裕があるか?が問題ですので。(そんな価格なら、こっちの独自技術でやるよ、と言えれば十分なんです。)
380Vを超高圧(HV)ってのは……桁が2個足りないと思います。
このへん [ntt.co.jp]でしょうか。業界が違うと「普通」が違うのは良くあることです。ネットワーク屋が 100V AC 配線を「強電」と呼びますが、電気屋さんからすると違和感があるそうで。
なお,高電圧直流給電を示す「HVDC」という呼称は, 通信機器の給電として従来から使われている直流-48V給電と比較して約8倍高い電圧であることから,通信設備分野にて使われ始めました.しかし,電力系統における 100kV以上の直流送電技術の分野もHVDCと呼ぶため,ITU-T では混同を回避することを目的として HVDC とは記載せず,「400 Vまでの直流給電システム」(Up to 400 VDC power feeding system)という名称を用いています.
ただ、ラックに380Vを持ってくるのは御遠慮願いたいです。
上の PDF や、Wikipedia [wikipedia.org]にあるように、一応考えられているみたいです。
AC200Vでも危ないのにDC380Vなんて……しかも極低温……結露して放電しそうで怖いです。
いや、さすがにラックに引き込むところは超伝導ではないと思いますが。ASCII の記事に「石狩DCでは2013年から高電圧直流給電(HVDC)システムを商用環境として運用しており」とあるように既存の HVDC 設備につなぎこむだけで、データセンター内までこの実験の対象ではないと思います。
> HVの定義がある訳じゃないから、言ったもん勝ちではありますが。とりあえず、ご参考まで。「電気設備に関する技術基準を定める省令」 [e-gov.go.jp]第二条 電圧は、次の区分により低圧、高圧及び特別高圧の三種とする。一 低圧 直流にあっては七百五十ボルト以下、交流にあっては六百ボルト以下のもの二 高圧 直流にあっては七百五十ボルトを、交流にあっては六百ボルトを超え、七千ボルト以下のもの三 特別高圧 七千ボルトを超えるもの
このコメントでも言われている [hardware.srad.jp]けど、業界が違うと基準が違うってのはよくあること。電気工学(強電)寄りな電気設備屋さんの基準ならそれが高圧の基準だし、電子工学(弱電)寄りな電子回路屋さんやネットワーク屋さんの基準はまた違う、と。# 100Vを(高圧ではなく)強電と言われて違和感覚える電気屋さんは、# 強電・弱電の区別と動力・電灯の区別を間違えている気がしなくもない。# 高圧なら業界で基準が違うで済むけど
機材作ってるが分からしても、380Vで引き回すのは色々とコスト高で遠慮したいです。48Vという数字は、安全性の面もあるのですが、色々なICのコスト的にも意味があります。平面型のシリコンを使った、ロジックと混載できるICの製造プロセスでは、高耐圧の物で一般的なのは60Vまでです。このプロセスを使って、安全マージンを取ると、製品仕様として48Vまでってのが限界近くになります。これより高い電圧だと縦型のシリコンを使ったICになり、普通のロジックと混載できない、ディスクリートICになります。
380Vだと入り口に電源ユニットを別に用意する必要があるので、今の200VのAC-DCと構成は変わらない。48Vだとパワーマネジメント機能を持ったICを直接接続できるので、待機時やアイドリング時の電力を大幅に減らせる可能性があります。
380V DCも、別にラック内のPCとかが直接駆動されるわけじゃないでしょ。いままで100/200V AC→12/5V DCだった電源ユニットが、380DC→12/5V DCになるだけでは。
待機時電力も、DCにそんなに待機している機器があるんですかねぇ、といったところ。
別の方がコメントしてくれてますが、>100/200V AC→12/5V DCだった電源ユニットが、380DC→12/5V DCになるだけでは。これじゃ効果が少ないってことです。48V DC→12/5V DCの方が機器のコスト効率もエネルギー効率も良さそうなんです。機器のコストの方は先のコメントで書きましたが、エネルギー効率も差が出ます。
380V DCから12/5V DCに変換するには、今の200V AC用と同程度の耐圧の電源が必要です。これらは今のところディスクリートICで作る必要があって、複雑な制御や機能を入れるのが難しい。だから、今のPCやサーバを見れば分かるように、電源ユニットは常時動作していて、その下の12V/5Vの系にパワーマネジメントICがぶら下がっています。これだと、380V DCで動く電源ユニットの消費電力を下げることが出来ません。電源ユニットの効率は50%以上の高負荷時なら効率90%台出るのですが、10%以下の低負荷時には効率50%以下が普通です。今時のPC/サーバのように、細かく省電力ステートに入れて平均消費電力下げる用途に向いてません。
送電システム単体では380V DCの方が48V DCよりも効率いいのは確かです。電流が減る分損失が減りますから。でも、その先の機器の効率も含めて考えないとね。
「DC48V→DC12V/DC5V」「AC100V/AC200V→DC12V/DC5V」「DC380V→DC12V/DC5V」の3つがいま出てる比較対象ですよ。
DC380VってAC100V/AC200Vに比べれば市場が小さいから、電源ユニットの規模が同じなら不利でしょう。DC48Vも市場が小さいのは同じだけど、「電源ユニットのICのコスト効率が高い」というのが元コメの指摘。
> DCにそんなに待機している機器HDDとか待機系とか結構待機してるのは多そうだし、小刻みな稼働状況の変化は大量にあると思う。電源ICがそれに対応することでどの程度省エネになるのかは詳しくないのでさっぱり分からんけど。
変圧効率はACよりもDCの方が良いだろうが、電圧は低いほど送電ロスがなぁ…48Vより380Vの方がロスが小さいのは間違いないが、変圧幅の違いやICの違いがどの程度効いてくるのやら。
うーん、ここらへんの資料みても、340DC->12VDCの変換は、負荷12.5%でも効率85%だ、って吹いてるけどねぇ。48Vだとこれよりもっと効率がいいって事なのかな?ただ、システムとして、TORあたりにおく、サーバ数台分の集中電源ってところはちょっと想定外でしたねぇ。http://opencomputejapan.org/doc/OCPT_HVDC_20131101_.pdf [opencomputejapan.org]
グラフ見れば予想できるかもしれませんが、青いグラフも、これより左側で急激に効率が落ちます。12.5%が左端に設定されてるのは、それより下を見てもらうと印象が悪くなるからでしょうね。常時動作型の電源では、電源自体の消費電力があるので、低負荷時に効率が急激に下がるのは避けられません。
48V系で作るなら、マザーボードの12V>3V/1.2V等のCPU用電源同様に、複数フェーズで構成してアイドリング時にはほとんど止める等、色々なことができると思います。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
やっぱり太陽光発電周りは技術開発案件の山だと思う (スコア:1)
技術開発に投資するなら行き詰まった感のある原発関連より、こういう方面でリードするのが得策だと思う。500m というと変電所からでも現実味が出てくる。
でも超電導直流送電であっても電圧はある程度高くないとダメなんですかね。
Re: (スコア:4, 興味深い)
>でも超電導直流送電であっても電圧はある程度高くないとダメなんですかね。
大電流流すと超伝導状態が壊れるので電流は少なくしないとダメです。(臨界磁場の問題)
石狩太陽光発電所の出力200kWから計算すると500~600アンペアになりますが、送電試験では1500アンペア流している計算なので問題ないでしょう。
問題は……太いアルミ線を使って超高圧送電した方が損失が少なくなる可能性が……冷却コストって結構大きいから。
実証試験だからデータさえとれれば良いのでロスがあっても問題ないのですけど。
現実的な利用法は、建物内のDC48Vラインに超電導ケーブル、
変電所からデータセン
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re: (スコア:5, 参考になる)
ググってみて分かったのですが 380V というのは多分 NTT 系が押している HVDC の高電圧側でしょうね。ASCII の記事にも「高電圧直流給電(HVDC)システム」という文字がありますし、380V のままデータセンター内を引き回しているのだと思います。データセンターが変わる、NTTが380Vの高圧直流給電に本腰 [itmedia.co.jp]にあるように DC48V で引き回すのは従来型のシステムで、この検証を含め 380V→12V の組み合わせを押しているのだと思います。
こ
Re:やっぱり太陽光発電周りは技術開発案件の山だと思う (スコア:1)
380Vを超高圧(HV)ってのは……桁が2個足りないと思います。
HVの定義がある訳じゃないから、言ったもん勝ちではありますが。
(ブラジルや中国での500kV~1000kVのHVDCと比較して、あれ?って思ってしまいます。)
ただ、ラックに380Vを持ってくるのは御遠慮願いたいです。
AC200Vでも危ないのにDC380Vなんて……しかも極低温……結露して放電しそうで怖いです。
(48Vなら結露しても大丈夫。せいぜい電蝕するくらい)
# 中部大学は、以前、DC48Vでの送電実験をしていましたので、それの超電導版ならありかな?と思ってました。(屋内なら温度管理も共同溝よりは楽だし)
>世界に打って出られるかどうか
価格競争する必要はないんです。
ふざけた価格を提示された時、蹴る余裕があるか?が問題ですので。(そんな価格なら、こっちの独自技術でやるよ、と言えれば十分なんです。)
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:やっぱり太陽光発電周りは技術開発案件の山だと思う (スコア:2)
このへん [ntt.co.jp]でしょうか。業界が違うと「普通」が違うのは良くあることです。ネットワーク屋が 100V AC 配線を「強電」と呼びますが、電気屋さんからすると違和感があるそうで。
上の PDF や、Wikipedia [wikipedia.org]にあるように、一応考えられているみたいです。
いや、さすがにラックに引き込むところは超伝導ではないと思いますが。ASCII の記事に「石狩DCでは2013年から高電圧直流給電(HVDC)システムを商用環境として運用しており」とあるように既存の HVDC 設備につなぎこむだけで、データセンター内までこの実験の対象ではないと思います。
Re:やっぱり太陽光発電周りは技術開発案件の山だと思う (スコア:1)
> HVの定義がある訳じゃないから、言ったもん勝ちではありますが。
とりあえず、ご参考まで。
「電気設備に関する技術基準を定める省令」 [e-gov.go.jp]
第二条 電圧は、次の区分により低圧、高圧及び特別高圧の三種とする。
一 低圧 直流にあっては七百五十ボルト以下、交流にあっては六百ボルト以下のもの
二 高圧 直流にあっては七百五十ボルトを、交流にあっては六百ボルトを超え、七千ボルト以下のもの
三 特別高圧 七千ボルトを超えるもの
Re: (スコア:0)
このコメントでも言われている [hardware.srad.jp]けど、業界が違うと基準が違うってのはよくあること。
電気工学(強電)寄りな電気設備屋さんの基準ならそれが高圧の基準だし、
電子工学(弱電)寄りな電子回路屋さんやネットワーク屋さんの基準はまた違う、と。
# 100Vを(高圧ではなく)強電と言われて違和感覚える電気屋さんは、
# 強電・弱電の区別と動力・電灯の区別を間違えている気がしなくもない。
# 高圧なら業界で基準が違うで済むけど
Re: (スコア:0)
機材作ってるが分からしても、380Vで引き回すのは色々とコスト高で遠慮したいです。
48Vという数字は、安全性の面もあるのですが、色々なICのコスト的にも意味があります。
平面型のシリコンを使った、ロジックと混載できるICの製造プロセスでは、高耐圧の物で一般的なのは60Vまでです。
このプロセスを使って、安全マージンを取ると、製品仕様として48Vまでってのが限界近くになります。
これより高い電圧だと縦型のシリコンを使ったICになり、普通のロジックと混載できない、ディスクリートICになります。
380Vだと入り口に電源ユニットを別に用意する必要があるので、今の200VのAC-DCと構成は変わらない。
48Vだとパワーマネジメント機能を持ったICを直接接続できるので、待機時やアイドリング時の電力を大幅に減らせる可能性があります。
Re:やっぱり太陽光発電周りは技術開発案件の山だと思う (スコア:1)
380V DCも、別にラック内のPCとかが直接駆動されるわけじゃないでしょ。
いままで100/200V AC→12/5V DCだった電源ユニットが、380DC→12/5V DCになるだけでは。
待機時電力も、DCにそんなに待機している機器があるんですかねぇ、といったところ。
Re:やっぱり太陽光発電周りは技術開発案件の山だと思う (スコア:1)
別の方がコメントしてくれてますが、
>100/200V AC→12/5V DCだった電源ユニットが、380DC→12/5V DCになるだけでは。
これじゃ効果が少ないってことです。
48V DC→12/5V DCの方が機器のコスト効率もエネルギー効率も良さそうなんです。
機器のコストの方は先のコメントで書きましたが、エネルギー効率も差が出ます。
380V DCから12/5V DCに変換するには、今の200V AC用と同程度の耐圧の電源が必要です。
これらは今のところディスクリートICで作る必要があって、複雑な制御や機能を入れるのが難しい。
だから、今のPCやサーバを見れば分かるように、電源ユニットは常時動作していて、その下の12V/5Vの系にパワーマネジメントICがぶら下がっています。
これだと、380V DCで動く電源ユニットの消費電力を下げることが出来ません。
電源ユニットの効率は50%以上の高負荷時なら効率90%台出るのですが、10%以下の低負荷時には効率50%以下が普通です。
今時のPC/サーバのように、細かく省電力ステートに入れて平均消費電力下げる用途に向いてません。
送電システム単体では380V DCの方が48V DCよりも効率いいのは確かです。電流が減る分損失が減りますから。
でも、その先の機器の効率も含めて考えないとね。
Re: (スコア:0)
「DC48V→DC12V/DC5V」「AC100V/AC200V→DC12V/DC5V」「DC380V→DC12V/DC5V」の3つがいま出てる比較対象ですよ。
DC380VってAC100V/AC200Vに比べれば市場が小さいから、電源ユニットの規模が同じなら不利でしょう。
DC48Vも市場が小さいのは同じだけど、「電源ユニットのICのコスト効率が高い」というのが元コメの指摘。
> DCにそんなに待機している機器
HDDとか待機系とか結構待機してるのは多そうだし、小刻みな稼働状況の変化は大量にあると思う。
電源ICがそれに対応することでどの程度省エネになるのかは詳しくないのでさっぱり分からんけど。
変圧効率はACよりもDCの方が良いだろうが、電圧は低いほど送電ロスがなぁ…
48Vより380Vの方がロスが小さいのは間違いないが、変圧幅の違いやICの違いがどの程度効いてくるのやら。
Re:やっぱり太陽光発電周りは技術開発案件の山だと思う (スコア:1)
うーん、ここらへんの資料みても、340DC->12VDCの変換は、負荷12.5%でも効率85%だ、って吹いてるけどねぇ。48Vだとこれよりもっと効率がいいって事なのかな?
ただ、システムとして、TORあたりにおく、サーバ数台分の集中電源ってところはちょっと想定外でしたねぇ。
http://opencomputejapan.org/doc/OCPT_HVDC_20131101_.pdf [opencomputejapan.org]
Re: (スコア:0)
グラフ見れば予想できるかもしれませんが、青いグラフも、これより左側で急激に効率が落ちます。
12.5%が左端に設定されてるのは、それより下を見てもらうと印象が悪くなるからでしょうね。
常時動作型の電源では、電源自体の消費電力があるので、低負荷時に効率が急激に下がるのは避けられません。
48V系で作るなら、マザーボードの12V>3V/1.2V等のCPU用電源同様に、複数フェーズで構成してアイドリング時にはほとんど止める等、色々なことができると思います。