アカウント名:
パスワード:
>再整備後
スペースシャトルの二の舞にならなきゃいいが。
機体おなか側のむき出しの耐熱タイルが問題だったので、それに代わる再突入手段を考えてあるのなら大丈夫でしょうか。
※多段式ロケットがフェアリングや連結部などで守られているのに比べ、 スペースシャトルではむき出しだったので、傷つきやすく 筋の悪い設計だと言われていたため。
こいつの肝は大気吸気型のSABREロケットエンジンで、具体的な機体の方は大して決まっていないはずです。SABREってのは超音速でインテイクから吸気した大気を分離・冷却・圧縮して連続的に液体酸素を作り、ロケットエンジンに供給して飛行するというシステムです。これにより一般の航空機と同じように燃料だけを搭載して大気中を飛ぶことができます。大気が尽きたら酸化剤を供給し、後は平凡なロケットとして推進します。
ロケットってのは体積の7割くらいが原理的に燃料です。例えばもしスペースシャトルをこのエンジンだけで飛ばすことができれば、あのオレンジ色の外部燃料タンクは機首から突き出てる長さ、水素の分を残して不要になってしまいます。総質量も軽くなりますから必要な増速も減り、水素タンクも小さくできるでしょう。
マッハ5の空気を叩き込むだけで液体酸素がもりもり出てくる魔法の筒なんて作れるのか、というところがチャレンジですね。
# 反動質量を"燃料"と呼称する一般人の会々長
実はSABREエンジンは大気を液化しない。http://reactionengines.co.uk/sabre.html [reactionengines.co.uk]英語サイトなので勘弁して欲しいが、SABREエンジンは空気を液体水素で(ヘリウムガスを介して)冷やすが液化はしない。液化したのはスカイロンの前身であるHOTOL [wikipedia.org]のRB545エンジンのほう。HOTOL計画が挫折したのはコイツが重すぎたため。SABREエンジンはその反省を生かして、液化をやめて軽量化したうえに、翼端に搭載することで重量バランスも改善された、らしい。
ちなみに空気を液化するタイプのエンジンを空気液化サイクルエンジン(LACE)というが、かつてのNASDAもスペースプレーン実現のためにLACEを研究、試作していた。研究は無駄にはならず、JAXAになって極超音速機用の予冷ターボジェットエンジンの開発に生かされている。
> あのオレンジ色の外部燃料タンクは機首から突き出てる長さ、水素の分を残して不要になってしまいます
前部(上部)3割は液体酸素の方ですよ
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
死亡フラグ? (スコア:1)
>再整備後
スペースシャトルの二の舞にならなきゃいいが。
機体おなか側のむき出しの耐熱タイルが問題だったので、
それに代わる再突入手段を考えてあるのなら大丈夫でしょうか。
※多段式ロケットがフェアリングや連結部などで守られているのに比べ、
スペースシャトルではむき出しだったので、傷つきやすく
筋の悪い設計だと言われていたため。
Re:死亡フラグ? (スコア:3)
こいつの肝は大気吸気型のSABREロケットエンジンで、具体的な機体の方は大して決まっていないはずです。
SABREってのは超音速でインテイクから吸気した大気を分離・冷却・圧縮して連続的に液体酸素を作り、ロケット
エンジンに供給して飛行するというシステムです。これにより一般の航空機と同じように燃料だけを搭載して
大気中を飛ぶことができます。大気が尽きたら酸化剤を供給し、後は平凡なロケットとして推進します。
ロケットってのは体積の7割くらいが原理的に燃料です。例えばもしスペースシャトルをこのエンジンだけで
飛ばすことができれば、あのオレンジ色の外部燃料タンクは機首から突き出てる長さ、水素の分を残して不要に
なってしまいます。総質量も軽くなりますから必要な増速も減り、水素タンクも小さくできるでしょう。
マッハ5の空気を叩き込むだけで液体酸素がもりもり出てくる魔法の筒なんて作れるのか、というところがチャレンジですね。
# 反動質量を"燃料"と呼称する一般人の会々長
Re:死亡フラグ? (スコア:5, 参考になる)
実はSABREエンジンは大気を液化しない。
http://reactionengines.co.uk/sabre.html [reactionengines.co.uk]
英語サイトなので勘弁して欲しいが、SABREエンジンは空気を液体水素で(ヘリウムガスを介して)冷やすが液化はしない。
液化したのはスカイロンの前身であるHOTOL [wikipedia.org]のRB545エンジンのほう。HOTOL計画が挫折したのはコイツが重すぎたため。
SABREエンジンはその反省を生かして、液化をやめて軽量化したうえに、翼端に搭載することで重量バランスも改善された、らしい。
補足 (スコア:2)
ちなみに空気を液化するタイプのエンジンを空気液化サイクルエンジン(LACE)というが、
かつてのNASDAもスペースプレーン実現のためにLACEを研究、試作していた。
研究は無駄にはならず、JAXAになって極超音速機用の予冷ターボジェットエンジンの開発に生かされている。
Re: (スコア:0)
> あのオレンジ色の外部燃料タンクは機首から突き出てる長さ、水素の分を残して不要に
なってしまいます
前部(上部)3割は液体酸素の方ですよ