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国立天文台TAMA300で検出できる信号だったのか計算してみました。
LIGO-ハンフォード(上)とリビングストン(中)で記録された信号のグラフ [astroarts.co.jp]と、日本の国立天文台のTAMA300の感度 [nao.ac.jp]を比べると、結構惜しいところで拮抗しているようにも見えます。
しかし、今回、LIGOで検出したのは、20msec~5msecあたり1周期ですから50Hz~200Hzで10^-21の信号レベルでした。
1kHz帯域ではたしかにTAMA300も10^-21レベルですが、100Hz帯域ではTAMA300は10^-19のノイズレベルですので、LIGOが検出した信号に対し、TAMA300は100倍程度ノイズを持っていることになるのですね。これではTAMA300では検出はできなかったようです。
LIGO-Virgoの重力波発見に関するKAGRAグループからのコメント [u-tokyo.ac.jp]>KAGRAは地下に設置されて低温ミラーを装着しているため100Hz 以下の帯域で感度が高く、>その周波数帯にある重力波源の探査に適していますが、そこはまさに今回LIGOで>観測されたブラックホール連星の合体イベントがたくさんあると予想されているところです。>まず、KAGRAはそこを目指していきます。
とのことですので、KAGRAもこちらを目指すべく作るようですね。
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国立天文台TAMA300で検出できる信号だったのか計算 (スコア:3, 興味深い)
国立天文台TAMA300で検出できる信号だったのか計算してみました。
LIGO-ハンフォード(上)とリビングストン(中)で記録された信号のグラフ [astroarts.co.jp]と、
日本の国立天文台のTAMA300の感度 [nao.ac.jp]を比べると、結構惜しいところで拮抗しているようにも見えます。
しかし、今回、LIGOで検出したのは、20msec~5msecあたり1周期ですから
50Hz~200Hzで10^-21の信号レベルでした。
1kHz帯域ではたしかにTAMA300も10^-21レベルですが、
100Hz帯域ではTAMA300は10^-19のノイズレベルですので、
LIGOが検出した信号に対し、TAMA300は100倍程度ノイズを持っていることになるのですね。
これではTAMA300では検出はできなかったようです。
LIGO-Virgoの重力波発見に関するKAGRAグループからのコメント [u-tokyo.ac.jp]
>KAGRAは地下に設置されて低温ミラーを装着しているため100Hz 以下の帯域で感度が高く、
>その周波数帯にある重力波源の探査に適していますが、そこはまさに今回LIGOで
>観測されたブラックホール連星の合体イベントがたくさんあると予想されているところです。
>まず、KAGRAはそこを目指していきます。
とのことですので、KAGRAもこちらを目指すべく作るようですね。