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少なくとも一部については、研究者が過去にどれだけ不正や着服を繰り返してきたかという事実を反映しているわけよ。
ストーリーにあるこれらの例なんて、明らかに過去の不正を受けて制定されたルールじゃない。>「古くなった機材を廃棄する際にはメーカーに『修理不能証明書』を発行してもらわないといけない」>「会議で弁当を出す稟議書類に弁当の中身まで詳しく書かなければならない」
被害者面するのも違うだろう。
ごく一部の不届き者のために理不尽で非合理的なルールが多すぎるのも事実。『修理不能証明書』を発行する時間とコストはメーカー負担なわけだし、弁当の中身を記載する時間の給与は税金だし。
手弁当の無料勉強会にまで、運営のゴム印押した出席証明書を要求してくるの、運営サイドとしてはホント迷惑。
ごく一部の不届き者のために理不尽で非合理的なルール
ほんとこれ。
こういう謎ローカルルールは、真面目にやってる人の手間を大きく増やす割に、実はいざ悪意をもって不正を働こうと思ったらなんだかんだくぐり抜けられるものがほとんど。 ごく少数の悪人のせいで、真面目な大多数が割を食ってるのが現状。
不正事案が発覚するたびに何らかの再発防止策を求めるのやめるべき。
頻度の高くない不正事案なら(多少時間はかかっても)見つけ出して厳罰に処すれば十分。あらゆる不正を未然に防ごうとする必要はない。
> こういう謎ローカルルールは、真面目にやってる人の手間を大きく増やす割に、実はいざ悪意をもって不正を働こうと思ったらなんだかんだくぐり抜けられるものがほとんど。
ついでに、不正を防止する側は既にある(面倒なだけで穴だらけの)制度に慢心して本当に必要な対策は取っていない事が多い。で、再発するたびに訳のわからん再発防止策が増える、と。
あれは、再発を防止するためにやってるんじゃなくて、再発防止策を講じましたよというパフォーマンスなんですよ。それによって、本当に再発が防止出来るかどうかは問題じゃないんです。何でもいいからそれらしいことをやっているという目に見える事実が必要なんですね。要はやらかしちゃった人のケツを拭くために、お上のご機嫌取る必要があるのでやってるだけなんですよ。そうしないと治まらないんだから。
従って、ご指摘のように、実際ザルでしかありませんから、頭のおかしい人は、結局ある一定の確率でやらかしてくれます。結果として、事ある毎に無意味な再発防止策が新たに生み出され、生産性だけが下がり続けるという理不尽かつ不思議なサイクルが出来上がってるわけです。まぁ、あれで本当に再発防止出来ると思っている人がいるとしたら、ある意味、再発させちゃう人より頭おかしいと思います。
定期的な啓蒙活動と、周りの人がまずい点を遠慮なく指摘出来る風通しの良い環境さえ整えていれば、ああいう変な再発防止策って現実問題として意味ないんですよ。だって、何したって結局再発させちゃう人はいるんですから。同じことなら、コストは低い方が良いでしょ?
何したって結局再発させちゃう人はいるんですから。同じことなら、コストは低い方が良いでしょ?
その通り。そして最もコストが低いのは「何もしないこと」。
「何もしないこと」を実現するためにかかるコストを計上していませんね。上司やその上の組織に「何もしないこと」を決定させるための資料や*説得*にかかるコストは、ありきたりの対策を決めるコストより確実に上になることがほとんどです。
何もしないのは、(問題が発覚した)組織としては社会的責任とか説明責任とかの関係で現実問題として無理なんですよ。加えて言えば、周りがやってるから多分これも大丈夫なんだろうと勝手に拡大解釈する人が出て来て、ある一線を越えた事案がある日突然露見して大問題になるというのが過去の教訓かなと思います。そういう意味では、何が駄目かってことの線引きはきちんと目に見える形で明確かつ定期的に周知して行くって取り組みは必要なんですね。あとは、おかしい点を気軽に指摘出来る風通しの良い文化。上司の顔色を伺って、それはまずいんじゃないですか?って指摘出来ないようではまずい。そういう意味では、下手に懲罰的な雰囲気がからむのも良くありません。
しかし、再発防止策の一環と称される意味不明な事務手続きの数々、あれを言われた通りにちゃんとやる人は、そもそも問題起こす事自体が稀な人のはずなんです。そこに皺寄せとして負担を求めるのは筋が悪すぎます。仮に、問題起こしそうな人のスクリーニングになるとしても、それはそれで筋違いな話です。
実効性はともかくパフォーマンスが必要というのはその通りだとおもいますね。そしてパフォーマンスに向くのがやっぱり目に見える手間をかけるってことです。なので、こうやって問題になるのもいいことでしょう。不正が起こる度にコストを増大させ、増大したところで問題として喧伝する、というのがある意味ベターなんでしょう。
どこにひっつけようか迷ったのですが。
たしかに「再発防止策を講じましたよというパフォーマンス」であることは間違いないのですが、でも事務方からのボトムアップだと、どうしてもそういう安全サイドというかきちんとやっていますと、という言い訳ができる傾向になるんですよね。
それを解決するのであれば、より上位の人間が「俺が責任もつから簡単にしろ」というトップダウンで進めるしかなく、大学の学長/総長がいうしかないのだと思います。私の理解だと、学長/総長というのは教授から選ばれるので、ここでいう問題は非常にわかっていると思うのですが、なぜそのような行動をしないのでしょうか?
大学の組織がよくわかっていないので、学長/総長よりも事務方のトップ(事務局長とか?)の方が、より上位に位置するのかもしれませんが。
これ、上位省庁から降ってくる予算に関わることなので、上位省庁から対策をやってないじゃないですかと言われるリスクを、各組織のトップは絶対に取れないんです。言い換えると、問題を起こした人の後始末としての責任は取れても、再発防止策について上位省庁から文句を言われた結果、予算を削られることに対しては責任の取りようがないし、万が一それをされてしまうとそれは組織運営、特に財政面で取り返しが付かない事になるため、絶対に避けなくてはならない。従って、上位省庁の方から、「それはしなくて良いですよ」と言う言質を積極的に下ろしてもらわないことには、各組織のトップの裁量では改善のしようがないのです。各組織のトップは、外部から見ると絶対権力者のように見えるかもしれませんが、実は上位省庁に対する中間管理職でしかないんですね。組織内の力関係の問題じゃないんです。
ということは、ここの議論の中では「事務方が悪い」という声が大きいようにみえますが(私の勘違いかもしれませんが)、学長/総長を含めたより上位からの指示に従っているだけで、事務方は特に悪くない、ということなんですね。
本来なら、学長あたりが上位省庁とかけあってほしいところですが、予算が減らされるおそれがあるのであれば、普通の大学には少し難しいところですね。東大とかがここらへんを積極的に頑張ってくれればいいのですが、東大はひょっとして、こういうローカルルールとは無関係?
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
いや、これさあ (スコア:4, 興味深い)
少なくとも一部については、研究者が過去にどれだけ不正や着服を繰り返してきたかという事実を反映しているわけよ。
ストーリーにあるこれらの例なんて、明らかに過去の不正を受けて制定されたルールじゃない。
>「古くなった機材を廃棄する際にはメーカーに『修理不能証明書』を発行してもらわないといけない」
>「会議で弁当を出す稟議書類に弁当の中身まで詳しく書かなければならない」
被害者面するのも違うだろう。
Re: (スコア:1)
ごく一部の不届き者のために理不尽で非合理的なルールが多すぎるのも事実。
『修理不能証明書』を発行する時間とコストはメーカー負担なわけだし、
弁当の中身を記載する時間の給与は税金だし。
手弁当の無料勉強会にまで、運営のゴム印押した出席証明書を要求してくるの、
運営サイドとしてはホント迷惑。
Re: (スコア:1)
ほんとこれ。
こういう謎ローカルルールは、真面目にやってる人の手間を大きく増やす割に、実はいざ悪意をもって不正を働こうと思ったらなんだかんだくぐり抜けられるものがほとんど。
ごく少数の悪人のせいで、真面目な大多数が割を食ってるのが現状。
不正事案が発覚するたびに何らかの再発防止策を求めるのやめるべき。
頻度の高くない不正事案なら(多少時間はかかっても)見つけ出して厳罰に処すれば十分。あらゆる不正を未然に防ごうとする必要はない。
Re: (スコア:0)
> こういう謎ローカルルールは、真面目にやってる人の手間を大きく増やす割に、実はいざ悪意をもって不正を働こうと思ったらなんだかんだくぐり抜けられるものがほとんど。
ついでに、不正を防止する側は既にある(面倒なだけで穴だらけの)制度に慢心して本当に必要な対策は取っていない事が多い。
で、再発するたびに訳のわからん再発防止策が増える、と。
皆さん全く分かっていらっしゃらないようですが (スコア:4, 興味深い)
あれは、再発を防止するためにやってるんじゃなくて、
再発防止策を講じましたよというパフォーマンスなんですよ。
それによって、本当に再発が防止出来るかどうかは問題じゃないんです。
何でもいいからそれらしいことをやっているという目に見える事実が必要なんですね。
要はやらかしちゃった人のケツを拭くために、お上のご機嫌取る必要があるのでやってるだけなんですよ。
そうしないと治まらないんだから。
従って、ご指摘のように、実際ザルでしかありませんから、
頭のおかしい人は、結局ある一定の確率でやらかしてくれます。
結果として、事ある毎に無意味な再発防止策が新たに生み出され、生産性だけが下がり続けるという理不尽かつ不思議なサイクルが出来上がってるわけです。
まぁ、あれで本当に再発防止出来ると思っている人がいるとしたら、ある意味、再発させちゃう人より頭おかしいと思います。
定期的な啓蒙活動と、周りの人がまずい点を遠慮なく指摘出来る風通しの良い環境さえ整えていれば、ああいう変な再発防止策って現実問題として意味ないんですよ。だって、何したって結局再発させちゃう人はいるんですから。同じことなら、コストは低い方が良いでしょ?
uxi
Re: (スコア:0)
その通り。そして最もコストが低いのは「何もしないこと」。
Re:皆さん全く分かっていらっしゃらないようですが (スコア:2)
「何もしないこと」を実現するためにかかるコストを計上していませんね。
上司やその上の組織に「何もしないこと」を決定させるための資料や*説得*にかかるコストは、ありきたりの対策を決めるコストより確実に上になることがほとんどです。
Re:皆さん全く分かっていらっしゃらないようですが (スコア:2)
何もしないのは、(問題が発覚した)組織としては社会的責任とか説明責任とかの関係で現実問題として無理なんですよ。
加えて言えば、周りがやってるから多分これも大丈夫なんだろうと勝手に拡大解釈する人が出て来て、ある一線を越えた事案がある日突然露見して大問題になるというのが過去の教訓かなと思います。
そういう意味では、何が駄目かってことの線引きはきちんと目に見える形で明確かつ定期的に周知して行くって取り組みは必要なんですね。
あとは、おかしい点を気軽に指摘出来る風通しの良い文化。上司の顔色を伺って、それはまずいんじゃないですか?って指摘出来ないようではまずい。
そういう意味では、下手に懲罰的な雰囲気がからむのも良くありません。
しかし、再発防止策の一環と称される意味不明な事務手続きの数々、あれを言われた通りにちゃんとやる人は、そもそも問題起こす事自体が稀な人のはずなんです。そこに皺寄せとして負担を求めるのは筋が悪すぎます。仮に、問題起こしそうな人のスクリーニングになるとしても、それはそれで筋違いな話です。
uxi
Re: (スコア:0)
実効性はともかくパフォーマンスが必要というのはその通りだとおもいますね。
そしてパフォーマンスに向くのがやっぱり目に見える手間をかけるってことです。
なので、こうやって問題になるのもいいことでしょう。
不正が起こる度にコストを増大させ、増大したところで問題として喧伝する、
というのがある意味ベターなんでしょう。
Re: (スコア:0)
どこにひっつけようか迷ったのですが。
たしかに「再発防止策を講じましたよというパフォーマンス」であることは間違いないのですが、
でも事務方からのボトムアップだと、どうしてもそういう安全サイドというかきちんとやっていますと、という
言い訳ができる傾向になるんですよね。
それを解決するのであれば、より上位の人間が「俺が責任もつから簡単にしろ」というトップダウン
で進めるしかなく、大学の学長/総長がいうしかないのだと思います。
私の理解だと、学長/総長というのは教授から選ばれるので、ここでいう問題は非常にわかっていると
思うのですが、なぜそのような行動をしないのでしょうか?
大学の組織がよくわかっていないので、学長/総長よりも事務方のトップ(事務局長とか?)の方が、より上位に位置する
のかもしれませんが。
Re:皆さん全く分かっていらっしゃらないようですが (スコア:2)
これ、上位省庁から降ってくる予算に関わることなので、上位省庁から対策をやってないじゃないですかと言われるリスクを、各組織のトップは絶対に取れないんです。
言い換えると、問題を起こした人の後始末としての責任は取れても、再発防止策について上位省庁から文句を言われた結果、予算を削られることに対しては責任の取りようがないし、万が一それをされてしまうとそれは組織運営、特に財政面で取り返しが付かない事になるため、絶対に避けなくてはならない。
従って、上位省庁の方から、「それはしなくて良いですよ」と言う言質を積極的に下ろしてもらわないことには、各組織のトップの裁量では改善のしようがないのです。
各組織のトップは、外部から見ると絶対権力者のように見えるかもしれませんが、実は上位省庁に対する中間管理職でしかないんですね。
組織内の力関係の問題じゃないんです。
uxi
Re: (スコア:0)
ということは、ここの議論の中では「事務方が悪い」という声が大きいようにみえますが(私の勘違いかもしれませんが)、
学長/総長を含めたより上位からの指示に従っているだけで、事務方は特に悪くない、ということなんですね。
本来なら、学長あたりが上位省庁とかけあってほしいところですが、予算が減らされるおそれがあるのであれば、
普通の大学には少し難しいところですね。
東大とかがここらへんを積極的に頑張ってくれればいいのですが、東大はひょっとして、こういうローカルルールとは
無関係?