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有効数字を知っている我々としてはこんなわざとらしい問題は4.8と答えたくなります。 ただ、この答えの背景には1.精度(有効数字)の概念 2.四捨五入の概念 3.精度の異なる計算の加算は精度が低い方に合わせる事、という背景知識が必要です。 別に小学生でも手続くらいは簡単に覚えられそうですが、有効数字の概念や理由を理解させるのは難しいでしょう 。 大抵の人は、有効数字に関する手続きを丸暗記するのではなく、理由を考えて導出していると思います。その方が楽です。 ですから、小学生に有効数字を教えず、順序だって教えていくのは合理的な事だと思います。
というわけで別コメにもありましたが、小学校の算数での数字は有効数字の概念はありません。 言ってみれば無限の精度を持ちます。 恐らく唯一の例外は円周率の3.14で、「円周率を3.14とするよりほぼ3とする方が正確だ」という人がいるのはそういう事です。 世の中にも実際そういう(3.9+5.1=9の方がいい)数字は溢れていて、例えば パイナップルは林檎3.9個分、メロンは5.1個分の価値があるとしたときは合計金額を林檎9.0個分で1円位は誤差としては話がおかしくなります。合計はピッタリ9個分の値段で誤差なしです。3.9+5.1=9.0はそういう時に誤解を招きます。 元値の4.6%割引+0.197%割引は4.797%割引です。0.003%が行方不明になっては客が困ります。 小学校の算数というのはそういう世界で、別におかしくはありません。
ただ、この話のおかしな点、多くの人が違和感を感じる点は別にあると思います。 他の小学校教育でもありますが、他人より勉強して有効数字を知っている人が損をする事です。 小学生でも頭がよくて、高校生レベルの問題が解ける人はそれなりにいるでしょう。それは素晴らしい事だと思います。 そしてこの問題には「ただし有効数字は考慮しないものとする」なんて書いてありませんから9.0も正解と言えば正解です。 でも、小学校では×です。勉強家のA君は褒められるどころか減点を食らいます。良くない事だと思います。 他にも国語で勉強した事を社会で使っちゃいけないとか、習ってない解き方を使ってはいけないとか不思議な不文律がたくさんあったのを覚えています。 小学校の勉強というのは一生大事なものです。ですから着実に飛ばさずに勉強する必要があるのは分かります。 それでも、小学校以上の先進的な内容を学ぶ事を制限し、子供の知的欲求を抑圧しています。 それだけでなく、そういったルールは複雑で、語られる事はなく、空気を読むような事が強要されます。 それが実際に批判の対象になった事で、小学校教育の見直すべき点ではないでしょうか。
>それが実際に批判の対象になった事で、小学校教育の見直すべき点ではないでしょうか。
その手の話は昔からよく聞くということは、日本の小学校教育ってずっと何も変わってないのか、変わる必要はないのか、変わることは許されないのか。
確実に変えた方が良いと判断できる事なら良いですが、大抵の場合は本当に変えた方が良いかどうかやってみないと分からない、かといって教育という重大な事項で安易に変えてみて失敗しましたとなったら目も当てられない (ゆとり教育ェ…)、というのがなかなか変わらない大きな理由ではないかと思います。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
4.6+0.197= (スコア:2)
有効数字を知っている我々としてはこんなわざとらしい問題は4.8と答えたくなります。
ただ、この答えの背景には1.精度(有効数字)の概念 2.四捨五入の概念 3.精度の異なる計算の加算は精度が低い方に合わせる事、という背景知識が必要です。
別に小学生でも手続くらいは簡単に覚えられそうですが、有効数字の概念や理由を理解させるのは難しいでしょう 。
大抵の人は、有効数字に関する手続きを丸暗記するのではなく、理由を考えて導出していると思います。その方が楽です。
ですから、小学生に有効数字を教えず、順序だって教えていくのは合理的な事だと思います。
というわけで別コメにもありましたが、小学校の算数での数字は有効数字の概念はありません。
言ってみれば無限の精度を持ちます。
恐らく唯一の例外は円周率の3.14で、「円周率を3.14とするよりほぼ3とする方が正確だ」という人がいるのはそういう事です。
世の中にも実際そういう(3.9+5.1=9の方がいい)数字は溢れていて、例えば
パイナップルは林檎3.9個分、メロンは5.1個分の価値があるとしたときは合計金額を林檎9.0個分で1円位は誤差としては話がおかしくなります。合計はピッタリ9個分の値段で誤差なしです。3.9+5.1=9.0はそういう時に誤解を招きます。
元値の4.6%割引+0.197%割引は4.797%割引です。0.003%が行方不明になっては客が困ります。
小学校の算数というのはそういう世界で、別におかしくはありません。
ただ、この話のおかしな点、多くの人が違和感を感じる点は別にあると思います。
他の小学校教育でもありますが、他人より勉強して有効数字を知っている人が損をする事です。
小学生でも頭がよくて、高校生レベルの問題が解ける人はそれなりにいるでしょう。それは素晴らしい事だと思います。
そしてこの問題には「ただし有効数字は考慮しないものとする」なんて書いてありませんから9.0も正解と言えば正解です。
でも、小学校では×です。勉強家のA君は褒められるどころか減点を食らいます。良くない事だと思います。
他にも国語で勉強した事を社会で使っちゃいけないとか、習ってない解き方を使ってはいけないとか不思議な不文律がたくさんあったのを覚えています。
小学校の勉強というのは一生大事なものです。ですから着実に飛ばさずに勉強する必要があるのは分かります。
それでも、小学校以上の先進的な内容を学ぶ事を制限し、子供の知的欲求を抑圧しています。
それだけでなく、そういったルールは複雑で、語られる事はなく、空気を読むような事が強要されます。
それが実際に批判の対象になった事で、小学校教育の見直すべき点ではないでしょうか。
Re:4.6+0.197= (スコア:1)
>それが実際に批判の対象になった事で、小学校教育の見直すべき点ではないでしょうか。
その手の話は昔からよく聞くということは、日本の小学校教育ってずっと何も変わってないのか、変わる必要はないのか、変わることは許されないのか。
Re:4.6+0.197= (スコア:1)
なんだかんだ言っても諸外国よりレベルが高いですし、致命的な破綻とも言えない。
小学校教育なんてのは国家のあらゆる点に影響するもので、実験するにも時間がかかり、変える時は日本中で変わってしまう。
単純にレベルを上下するならまだしも、根本的な変更はリスクが高すぎると考えるのも道理です。
今のやり方も一応それなりの理由があっての事ですし。
Re:4.6+0.197= (スコア:1)
確実に変えた方が良いと判断できる事なら良いですが、
大抵の場合は本当に変えた方が良いかどうかやってみないと
分からない、かといって教育という重大な事項で安易に変えてみて
失敗しましたとなったら目も当てられない (ゆとり教育ェ…)、
というのがなかなか変わらない大きな理由ではないかと思います。