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この調査 [nejm.org]が従来のと違うのは調査対象に禁煙に興味がない者も含まれている事(約9.2%は禁煙する気はないと答えてる)。禁煙を継続しているかどうかの調査は、継続していると回答した対象の血液又は尿を提出させて検査している。1ヶ月目の時点で継続していると回答した約半数が検査によって弾かれている。6ヶ月目で禁煙が継続していた対象については12ヶ月目に追加調査をしているが約半数が継続中だった。タレコミはかなり間違いがあるので指摘をしとく:
この調査では米国企業54社の協力の下、喫煙をする従業員数6,006人を対象にさまざまな禁煙支援方法を使って禁煙を行わせた。この調査全体における6か月間の禁煙成功率は3%未満だったそうだ。
6ヵ月の時点での禁煙成功率(検査の結果が陰性)は約1.3%(80人/6006人)
調査ではさまざまな禁煙方法が試されており、その1つは電子メールで禁煙を応援するメールを送るというもの。しかし、このサービス利用者で6か月間の禁煙成功率は1%以下だったという。また、ニコチンパッチ、ロゼンジ、ガムなどの禁煙グッズを使用したグループの同期間の成功率は2.9%以下だった。電子タバコの利用者のグループは6か月間の禁煙成功率を4.8%にまで増やしたものの、全体の統計的には影響を与えなかったという。
禁煙を応援するメールという方法での成功率は約0.1%(1人/813人)禁煙グッズでの成功率は約0.5%(8人/1588人)電子タバコでの成功率は約1.0%(12人/1199人)
いっぽうで最も成果を上げたのは、タバコから離れた場合に現金報酬を渡す方式のグループ。最初の月は100ドル、3か月の時点では200ドル、6か月間禁煙の場合は300ドルという形で現金を増やした。この結果、グループ参加者の9.5%が禁煙に成功したという。さらに6か月間禁煙できなかった場合、600ドルを失うという脅しを掛けたグループでは12.7%の禁煙成功率になったという。
禁煙を継続していると1ヶ月目で100ドル3か月目で200ドル6か月目で300ドルの報酬が貰えるグループと、600ドルが預金してある口座を与え1ヶ月目で100ドル3か月目で200ドル6か月目で300ドルが引き出せるが禁煙を失敗すると残金は没収されるグループの二つに分けられている。実質的には同じ事だが、人間心理的に違う事で結果に違いが現れるかを調べるための措置。
報酬グループの成功率は約2.0%(24人/1198人)預金グループの成功率は約2.9%(35人/1208人)結論では有意な差は認められなかったと書かれている。
上記の間違いは全体の数字と「engaged」(調査内容の紹介をしているウェブページに一度でも訪れた「関心を持っている」サブグループ)の数字を混同していることによると思われる。
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
補足 (スコア:5, 参考になる)
この調査 [nejm.org]が従来のと違うのは調査対象に禁煙に興味がない者も含まれている事(約9.2%は禁煙する気はないと答えてる)。禁煙を継続しているかどうかの調査は、継続していると回答した対象の血液又は尿を提出させて検査している。1ヶ月目の時点で継続していると回答した約半数が検査によって弾かれている。6ヶ月目で禁煙が継続していた対象については12ヶ月目に追加調査をしているが約半数が継続中だった。
タレコミはかなり間違いがあるので指摘をしとく:
この調査では米国企業54社の協力の下、喫煙をする従業員数6,006人を対象にさまざまな禁煙支援方法を使って禁煙を行わせた。この調査全体における6か月間の禁煙成功率は3%未満だったそうだ。
6ヵ月の時点での禁煙成功率(検査の結果が陰性)は約1.3%(80人/6006人)
調査ではさまざまな禁煙方法が試されており、その1つは電子メールで禁煙を応援するメールを送るというもの。しかし、このサービス利用者で6か月間の禁煙成功率は1%以下だったという。また、ニコチンパッチ、ロゼンジ、ガムなどの禁煙グッズを使用したグループの同期間の成功率は2.9%以下だった。電子タバコの利用者のグループは6か月間の禁煙成功率を4.8%にまで増やしたものの、全体の統計的には影響を与えなかったという。
禁煙を応援するメールという方法での成功率は約0.1%(1人/813人)
禁煙グッズでの成功率は約0.5%(8人/1588人)
電子タバコでの成功率は約1.0%(12人/1199人)
いっぽうで最も成果を上げたのは、タバコから離れた場合に現金報酬を渡す方式のグループ。最初の月は100ドル、3か月の時点では200ドル、6か月間禁煙の場合は300ドルという形で現金を増やした。この結果、グループ参加者の9.5%が禁煙に成功したという。さらに6か月間禁煙できなかった場合、600ドルを失うという脅しを掛けたグループでは12.7%の禁煙成功率になったという。
禁煙を継続していると1ヶ月目で100ドル3か月目で200ドル6か月目で300ドルの報酬が貰えるグループと、600ドルが預金してある口座を与え1ヶ月目で100ドル3か月目で200ドル6か月目で300ドルが引き出せるが禁煙を失敗すると残金は没収されるグループの二つに分けられている。実質的には同じ事だが、人間心理的に違う事で結果に違いが現れるかを調べるための措置。
報酬グループの成功率は約2.0%(24人/1198人)
預金グループの成功率は約2.9%(35人/1208人)
結論では有意な差は認められなかったと書かれている。
上記の間違いは全体の数字と「engaged」(調査内容の紹介をしているウェブページに一度でも訪れた「関心を持っている」サブグループ)の数字を混同していることによると思われる。
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