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現物を見ていないので確かではないが、件の画像のどこに走査線が現れているの?
単にプログレッシブを1ラインごとに黒ラインを挿入しているか、インターレースを1フィールドごと黒フレーム挿入しているように見えるのだが何か勘違いしている?
売価から考えてもTMDS信号を直接処理してそう
古いゲーム機ってそもそもインターレースじゃなかったりする。よーするに260本程度しか走査線がない。だから1ライン毎に黒入れてるだけだと思う。
偶数/奇数ラインの変更とか書いてあるから間違いなかろう。
>よーするに260本程度しか走査線がない。
テレビの525ラインのことを示しているならインターレースだと思いますが...
昔の(据え置き)ゲーム機ってブラウン管テレビが表示機器じゃありませんかアーケードゲームならわからなくもないですが...
昔のゲーム機などは、NTSC映像信号としては正しくない信号を出力していたんですよ。
テレビ放送(NTSC)では、525本の走査線(映像が乗る領域は480本程度)がある画像を、一ラインずつ交互に分解した262.5本の走査線を持つ「奇数フィールド」と「偶数フィールド」に分けて、それぞれ1/60秒ずつ二回に分けて伝送します。1/30秒かけてこの二つのフィールドをあわせることで、縦480ピクセルな「1フレーム」の絵になるわけで、映像信号的には「奇数フィールド」「偶数フィールド」「奇数フィールド」「偶数フィールド」…と、両方のフィールドが交互に伝送されます。
ところが
> そういうゲーム機が出す信号をテレビに映すと、奇数フィールドは映像が表示されますが、偶数フィールドで表示すべき所には、信号がこないため黒のまま、ということになって、それだと秒30コマになりそうだけど、60コマになるんですか?
1枚のフィールドを伝送(=表示)にかかる時間は1/60秒正しいNTSC信号では、奇数フィールド→偶数フィールド→奇数フィールド→偶数フィールド…と、交互に送るので、2フィールド(1/30秒)で、1フレーム縦480ピクセルの絵が完成するわけです。ところが昔のゲーム機などは、奇数フィールド→奇数フィールド→奇数フィールド…と片方のフィールドだけを送り続けるので、本来は偶数フィールドを表示するタイミングでも、奇数フィールドを表示することになります。画面上では、偶数フィールド部分は表示されない(黒になる)代わりに、奇数フィールド部分は通常の2倍の頻度で表示しているわけです。で、縦240ピクセルですが更新は秒60コマになるわけです。
よくわからないのですが252H+0.5H(not 0.5H+252H)がずっと出力されているということですか?
奇数フィールドしか出力していないならV方向2倍になっているPsFなだけでは?
それとも奇数フィールドを送信しているときは偶数フィールド(16.66ms)は真っ暗になるってこと?
>ゲーム機の場合は光らない(黒い)箇所が出る代わりに、表示部分は二倍の頻度で光らせてることになります。
そうだとするとどうやって上記を実現するの?コンポジット信号にそんな信号のせられるなんて知らなかった。
そもそも根本的なブラウン管の表示原理から始めないとだめな感じですね。ブラウン管では、ある瞬間に光っている箇所は一点だけです。その光らせる場所を高速に動かしつつ、その場所に応じて光らせる色を変えることで、(蛍光体の残光と、人間の眼の残像効果によって)二次元的な絵を作ります。
> 奇数フィールドを送信しているときは偶数フィールド(16.66ms)は真っ暗基本的にはその通りです。それどころか、もっと長い時間真っ暗。
ちょっと不正確ですがざっくり言うと、通常のインターレース表示では「1ライン目を表示」→「3ライン目を表示」→「5ライン目を表示」→…→「239ライン目を表示」(1フィールド目ここまで)→「2ライン目を表示」→「4ライン目を表示」→「6ライン目を表示」→…→「240ライン目を表示」(2フィールド目ここまで)→1ライン目に戻るという繰り返し。それぞれのラインを表示しているときに、他の(光らせおわった)ラインはどんどん暗くなっていき、画面の大半は真っ暗です。
で、ブラウン管は受け取った信号に基づいた位置に信号に基づいた色を表示するだけですので、映像信号として奇数フィールドのみの繰り返しにした場合は、
「1ライン目を表示」→「3ライン目を表示」→「5ライン目を表示」→…→「239ライン目を表示」→1ライン目に戻るという繰り返しになります。このとき、偶数ラインは真っ暗なままで、奇数ラインは二倍の頻度で光ることになるわけです。
イメージ的には、残光込みでこんな感じ [doga.jp]で表示されているものが、残像により人間の目にはこんな静止画 [doga.jp]と認識される、という流れ。それを、奇数フィールドだけ繰り返したらこういう表示 [doga.jp]になって、こう見える [doga.jp]わけです。#20年ぐらい前に作った解説GIF [doga.jp]を発掘しちゃいましたよ…
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
どこに走査線が現れているの? (スコア:0)
現物を見ていないので確かではないが、件の画像のどこに走査線が現れているの?
単にプログレッシブを1ラインごとに黒ラインを挿入しているか、
インターレースを1フィールドごと黒フレーム挿入しているように見えるのだが何か勘違いしている?
売価から考えてもTMDS信号を直接処理してそう
Re: (スコア:0)
古いゲーム機ってそもそもインターレースじゃなかったりする。
よーするに260本程度しか走査線がない。
だから1ライン毎に黒入れてるだけだと思う。
偶数/奇数ラインの変更とか書いてあるから間違いなかろう。
Re: (スコア:0)
>よーするに260本程度しか走査線がない。
テレビの525ラインのことを示しているならインターレースだと思いますが...
昔の(据え置き)ゲーム機ってブラウン管テレビが表示機器じゃありませんか
アーケードゲームならわからなくもないですが...
Re: (スコア:2)
昔のゲーム機などは、NTSC映像信号としては正しくない信号を出力していたんですよ。
テレビ放送(NTSC)では、525本の走査線(映像が乗る領域は480本程度)がある画像を、一ラインずつ交互に分解した262.5本の走査線を持つ「奇数フィールド」と「偶数フィールド」に分けて、それぞれ1/60秒ずつ二回に分けて伝送します。
1/30秒かけてこの二つのフィールドをあわせることで、縦480ピクセルな「1フレーム」の絵になるわけで、映像信号的には「奇数フィールド」「偶数フィールド」「奇数フィールド」「偶数フィールド」…と、両方のフィールドが交互に伝送されます。
ところが
Re: (スコア:0)
> そういうゲーム機が出す信号をテレビに映すと、奇数フィールドは映像が表示されますが、偶数フィールドで表示すべき所には、信号がこないため黒のまま、ということになって、
それだと秒30コマになりそうだけど、60コマになるんですか?
Re:どこに走査線が現れているの? (スコア:1)
1枚のフィールドを伝送(=表示)にかかる時間は1/60秒
正しいNTSC信号では、奇数フィールド→偶数フィールド→奇数フィールド→偶数フィールド…と、交互に送るので、
2フィールド(1/30秒)で、1フレーム縦480ピクセルの絵が完成するわけです。
ところが昔のゲーム機などは、奇数フィールド→奇数フィールド→奇数フィールド…と片方のフィールドだけを送り続けるので、
本来は偶数フィールドを表示するタイミングでも、奇数フィールドを表示することになります。
画面上では、偶数フィールド部分は表示されない(黒になる)代わりに、奇数フィールド部分は通常の2倍の頻度で表示しているわけです。
で、縦240ピクセルですが更新は秒60コマになるわけです。
Re: (スコア:0)
よくわからないのですが252H+0.5H(not 0.5H+252H)がずっと出力されているということですか?
奇数フィールドしか出力していないならV方向2倍になっているPsFなだけでは?
それとも奇数フィールドを送信しているときは偶数フィールド(16.66ms)は真っ暗になるってこと?
>ゲーム機の場合は光らない(黒い)箇所が出る代わりに、表示部分は二倍の頻度で光らせてることになります。
そうだとするとどうやって上記を実現するの?
コンポジット信号にそんな信号のせられるなんて知らなかった。
Re:どこに走査線が現れているの? (スコア:1)
そもそも根本的なブラウン管の表示原理から始めないとだめな感じですね。
ブラウン管では、ある瞬間に光っている箇所は一点だけです。その光らせる場所を高速に動かしつつ、その場所に応じて光らせる色を変えることで、(蛍光体の残光と、人間の眼の残像効果によって)二次元的な絵を作ります。
> 奇数フィールドを送信しているときは偶数フィールド(16.66ms)は真っ暗
基本的にはその通りです。それどころか、もっと長い時間真っ暗。
ちょっと不正確ですがざっくり言うと、通常のインターレース表示では
「1ライン目を表示」→「3ライン目を表示」→「5ライン目を表示」→…→「239ライン目を表示」(1フィールド目ここまで)
→「2ライン目を表示」→「4ライン目を表示」→「6ライン目を表示」→…→「240ライン目を表示」(2フィールド目ここまで)
→1ライン目に戻る
という繰り返し。それぞれのラインを表示しているときに、他の(光らせおわった)ラインはどんどん暗くなっていき、画面の大半は真っ暗です。
で、ブラウン管は受け取った信号に基づいた位置に信号に基づいた色を表示するだけですので、映像信号として奇数フィールドのみの繰り返しにした場合は、
「1ライン目を表示」→「3ライン目を表示」→「5ライン目を表示」→…→「239ライン目を表示」→1ライン目に戻る
という繰り返しになります。このとき、偶数ラインは真っ暗なままで、奇数ラインは二倍の頻度で光ることになるわけです。
イメージ的には、残光込みでこんな感じ [doga.jp]で表示されているものが、残像により人間の目にはこんな静止画 [doga.jp]と認識される、という流れ。
それを、奇数フィールドだけ繰り返したらこういう表示 [doga.jp]になって、こう見える [doga.jp]わけです。
#20年ぐらい前に作った解説GIF [doga.jp]を発掘しちゃいましたよ…