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ごく一部に対する訂正で申し訳ありませんが。
緑は一種の保水層ですから。
これは違います。あるいは、誤解を招く表現です。
樹木や草本などの植物は、むしろ水を多大に消費するものです。光合成のためのガス交換を行うために、植物は気孔を開けます。すると同時に、そこから多量の水が出て行くことになります(これが蒸散ですね)。乾燥地帯の植物ではまた別ですが、ふつうは光合成で有機物を合成するために使用する水の数十~数百倍の水が蒸散によって失われます。
また、植生があることによって、その土地の蒸発面の表面積が格段に増え、気流の動きも複雑に
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
打ち水とは言っても (スコア:3, 興味深い)
むしろ、都内とかで、建造物の外壁を濡らす実験とかして欲しいなぁ
エアコンの代わりにならんかね?
Re:打ち水とは言っても (スコア:2, 興味深い)
超親水性素材で建物を覆い、そこに水をチョロチョロ流す(というか湿らす?)ことで
冷そうという実験って、場所は知りませんがどっかで行なわれてるっていうことでしたよね。
#以前にスラドでも取り上げられなかったっけかな…
#NHKの化学系や商売系(笑)の番組でも取り上げられていたような。
#実用的な建物で既にやってるかどうかは覚えてません。
あと、ビルの屋上を緑化しようという発想(運動?)も、それに近いものが有りますね。
緑は一種の保水層ですから。
この緑を維持するために水をまけば、それが最終的
Re:打ち水とは言っても (スコア:2, 参考になる)
ごく一部に対する訂正で申し訳ありませんが。
これは違います。あるいは、誤解を招く表現です。
樹木や草本などの植物は、むしろ水を多大に消費するものです。光合成のためのガス交換を行うために、植物は気孔を開けます。すると同時に、そこから多量の水が出て行くことになります(これが蒸散ですね)。乾燥地帯の植物ではまた別ですが、ふつうは光合成で有機物を合成するために使用する水の数十~数百倍の水が蒸散によって失われます。
また、植生があることによって、その土地の蒸発面の表面積が格段に増え、気流の動きも複雑に
Re:打ち水とは言っても (スコア:2, 参考になる)
ちょっと補足。
「打ち水」ってキーワードで話が進んでいるので「水分による気化熱」の話がメインになっていますが、緑化でもう一つ重要なこととして、葉の表面にはマグネシウムが多く、赤外線を反射やすい、ってのがあります。これによって太陽光による地表やコンクリート構造物の蓄熱が押さえられます。
この辺の話は新宿御苑界隈の温度が夜になっても低い、って測定や研究結果(これ [mlit.go.jp]とか)が出ています。
「打ち水」は根本的なヒートアイランド現象対策にはなりにくいのですが、『とりあえずできることをやろうよ』って話なんだと考えればよいのではないかと思います。
ちなみに、大学にいたとき研究室の先生のところにデータを可視化してくれ、って持ち込まれたデータでは東京での測定では人間の活動での一番廃熱が多いのは首都高と幹線道路でした。特に熱プリュームがきのこ雲みたいに出ていたのは渋滞の発生する交差点とかでした。
やっぱ、根本対策は渋滞の解消とコンクリート構造物の蓄熱対策なんでしょうね。