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もともとは合流式(雨水も家庭排水も一緒の管に流す)であふれれば川に流すという方式で全国の下水道を整備。昭和45年に下水道法が改正され、それ以降は雨水と家庭排水は別の管を使う分流式が採用されるようになっている「ハズ」。https://www.mlit.go.jp/crd/sewerage/shikumi/kousei-haijo.html [mlit.go.jp]
ですが、財政の問題から古い合流式が残り続けているようで。お役所の資料だともの凄く分かりづらいのですが、概ね半分以上はまだまだ合流式が現状の様子。そして、ちゃんと対策したはずなのに実はナイショであふれた分を川に流していましたという事例も。https://www.asahi.com/articles/ASK3W7T2FK3WUNHB017.html [asahi.com]
クリーンディーゼルや電気自動車の件もそうですが、現状無視して理想論で突っ走るとこういうことになって、現場の人間の責任だけで終わるという図式ですね。都市部の河川できれいなモノは存在しないという認識でいます。途中に濾過槽もうけましたといっても、大雨ふればあふれてあれこれ流れてくるはずなので。(そうしないとご家庭の排水溝に逆流したりマンホールからドバーとなるだけ)
昭和45年の公害対策基本法制定と下水道法の改正以降、全国的に分流式が採用されてきてはいますが、大都市の下水道事業ってもっと昔から開始しているところが多くて、京都市だと基礎調査は明治27年から。実際の事業着手は昭和5年、戦争で中断はしていますが、昭和45年までの間に相当の延長が整備されています。都の下水道 その歩みと発展 (京都市上下水道局) [kyoto.lg.jp]調べたところ、京都市の合流区域は約6,000haだそうです。記事掲載時点(2006年)で全体の40%。京都市における合流式下水道改善への取組 (環境技術誌, PDF) [jst.go.jp]
その後も合流下水の雨天時放流は問題とされていて、平成14年度に合流式下水道緊急改善事業が創設され、各自治体は「改善計画」を策定し、計画期間終了後には「事後評価」の公表と国交省への提出が義務づけられてます。なお、事業は令和5年の完了が目標です。合流式下水道の改善 (国土交通省) [mlit.go.jp]
都市部では、合流をやめて分流化するというのは夢のまた夢です。理由は大きなところでは、現在の合流管を供用させつつ分流管つまり汚水管と雨水管に入れ替える、というのが実質不可能だからです。交通は止められないし、そもそも埋める場所がありません。そんな訳で合流式下水道管は今でも公的に存在しています。ただ、改善対策によって、分流式並みの汚濁負荷量にはしています(数値上)。
なお、「合流式下水道緊急改善事業 事後評価」でググるといろんな自治体の公表結果が見られます。参考までいくつかあげておきます。東京都下水道局 [tokyo.lg.jp]横須賀市上下水道局 [kanagawa.jp]防府市上下水道局 [yamaguchi.jp]
まあ大雨の後、東京湾がウンコ臭い理由と一緒だよな。目立つ色だったので話題になっただけで。
工業排水と生活排水の区別くらいつけて考えろよ
工業排水だろうが生活排水だろうが"流す"ヤツなら溢れたら川だぞ?"貯める"工業排水と区別くらいつけて考えろよ
やれというなら金を出せとはっきりいうべきだと思う
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
公的には存在しないはず (スコア:2, 参考になる)
もともとは合流式(雨水も家庭排水も一緒の管に流す)であふれれば川に流すという方式で全国の下水道を整備。
昭和45年に下水道法が改正され、それ以降は雨水と家庭排水は別の管を使う分流式が採用されるようになっている「ハズ」。
https://www.mlit.go.jp/crd/sewerage/shikumi/kousei-haijo.html [mlit.go.jp]
ですが、財政の問題から古い合流式が残り続けているようで。お役所の資料だともの凄く分かりづらいのですが、
概ね半分以上はまだまだ合流式が現状の様子。
そして、ちゃんと対策したはずなのに実はナイショであふれた分を川に流していましたという事例も。
https://www.asahi.com/articles/ASK3W7T2FK3WUNHB017.html [asahi.com]
クリーンディーゼルや電気自動車の件もそうですが、現状無視して理想論で突っ走るとこういうことになって、現場の人間の責任だけで終わるという図式ですね。
都市部の河川できれいなモノは存在しないという認識でいます。途中に濾過槽もうけましたといっても、大雨ふればあふれてあれこれ流れてくるはずなので。(そうしないとご家庭の排水溝に逆流したりマンホールからドバーとなるだけ)
いいえ、公的に存在しています (スコア:4, 興味深い)
昭和45年の公害対策基本法制定と下水道法の改正以降、全国的に分流式が採用されてきてはいますが、
大都市の下水道事業ってもっと昔から開始しているところが多くて、京都市だと基礎調査は明治27年から。
実際の事業着手は昭和5年、戦争で中断はしていますが、昭和45年までの間に相当の延長が整備されています。
都の下水道 その歩みと発展 (京都市上下水道局) [kyoto.lg.jp]
調べたところ、京都市の合流区域は約6,000haだそうです。記事掲載時点(2006年)で全体の40%。
京都市における合流式下水道改善への取組 (環境技術誌, PDF) [jst.go.jp]
その後も合流下水の雨天時放流は問題とされていて、平成14年度に合流式下水道緊急改善事業が創設され、
各自治体は「改善計画」を策定し、計画期間終了後には「事後評価」の公表と国交省への提出が義務づけられてます。
なお、事業は令和5年の完了が目標です。
合流式下水道の改善 (国土交通省) [mlit.go.jp]
都市部では、合流をやめて分流化するというのは夢のまた夢です。理由は大きなところでは、現在の合流管を供用させつつ分流管
つまり汚水管と雨水管に入れ替える、というのが実質不可能だからです。交通は止められないし、そもそも埋める場所がありません。
そんな訳で合流式下水道管は今でも公的に存在しています。ただ、改善対策によって、分流式並みの汚濁負荷量にはしています(数値上)。
なお、「合流式下水道緊急改善事業 事後評価」でググるといろんな自治体の公表結果が見られます。参考までいくつかあげておきます。
東京都下水道局 [tokyo.lg.jp]
横須賀市上下水道局 [kanagawa.jp]
防府市上下水道局 [yamaguchi.jp]
Re: (スコア:0)
まあ大雨の後、東京湾がウンコ臭い理由と一緒だよな。
目立つ色だったので話題になっただけで。
Re: (スコア:0)
工業排水と生活排水の区別くらいつけて考えろよ
Re: (スコア:0)
工業排水だろうが生活排水だろうが"流す"ヤツなら溢れたら川だぞ?
"貯める"工業排水と区別くらいつけて考えろよ
Re: (スコア:0)
やれというなら金を出せ
とはっきりいうべきだと思う