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安価なものでVOC測定機能の付いている場合、純粋なCO2濃度は測れないことが多いです。(VOCセンサーで擬似的にCO2濃度を計算して求めているため)
2波長NDIR方式であることが最低限必要かと思います。(センサー単体で数千円以上です)
また息を吹きかけるのはセンサーを破損する可能性があるので本当はやめた方がよく、少なくとも直接吸気部に吹きかけないようにした方がよいです。
最近は直接CO2を測定できるMEMSセンサーも出てきてるようです。最終製品はまだ出てきてないようだけど、例えばInfineonのこれ。https://www.infineon.com/cms/jp/product/sensor/co2-sensors/ [infineon.com]他にもMEMS大手のInvenSense(現TDK)やBoschなんかも同様の物を開発してるようです。
NDIR方式は価格も問題だけど、消費電力大きすぎるのも問題。早く低電力で高精度なMEMS型が普及するといいな。
> 早く低電力で高精度なMEMS型が普及するといいな。Senseair(スウェーデン)とGSS(英国)はLEDを使ったNDIR方式のCO2センサ出してますよ。Infineonのそれに近いもの(光音響効果を利用したもの)だとSensirion(スイス)がちょっと前に販売開始しました。ただ、> 直接CO2を測定できるMEMSセンサーというと、TDKのこれのほうが近いです。https://www.tdk.com/ja/news_center/press/20210108_01.html [tdk.com]個人的にはこのTDKの方式は正確性に欠けそうだな、と思っています。
# 業務でNDIR方式のガスセンサの開発やってます。
工業向けではともかく、一般的なオフィスではVOC測定でも問題ないですけどね。人間以外に特別な煙や気体を出さない環境なら、ほとんどCO2を測ってるのと違いはない。
センサー単体よりも、ちゃんと校正してるか適切に気体を取り込める設計になってるかの方が重要。これを外から見分けるのは難しく、大手メーカー製を買うか定量的なレビューがあるものを買うぐらいしか思いつかない。#NDIR方式と書いてあっても、本当にセンサー使ってるかどうか怪しいものもあるので…
ある程度売れているブツなら、きっと物好きによる解体記事があるからセンサーの確認ぐらいならできるんじゃないかなあ。
安いTVOCセンサーは電源投入時に1時間程度屋外で校正が必要なものが多いのですが、論文を読んでみるとどうも電源投入後、校正せずにいきなり実験開始しているようなので、こんな無茶苦茶な結果になっているのではないかと思います。
どこかでこの手の安物CO2センサのマニュアルを公開してないかなあ。マニュアルに「電源投入時に1時間程度屋外においてください」って書いてあるならそのとおりだと思うけど。そんなこと全く書いてない気がして仕方がない。
1個上のACとは別の者ですが。全部がそうか知らないけど、私が見たものは、CO2濃度が外気以下になることはないという前提で、最低値を記録したらそれが400ppmに違いないという形で校正するものでした。だから、電源起動後にある程度の時間がたてば、いずれ十分に換気されたタイミングで校正が終わる。ユーザから見たら起動直後は不安定で、時間がたてば安定するように見える。原理が分かってれば、起動直後に屋外にしばらく出しておけばいい。最終製品のマニュアルにどう書いてあったかは覚えてないです。
この方法だと400ppm付近でオフセットの調整はできるのですが、ゲインの調整はできないので、濃度が高い領域で誤差が大きいです。ただ、換気が十分かどうか知るにはこの方法で何の問題もなく、よく考えられてるなと思いました。
何が言いたいかというと、こういう設計上の工夫がしてあっても、今回の試験では意味が無さそうなんです。実環境で試験するならいいのですが、短時間のモデル化試験を行うなら、ちゃんと製品の特性を理解してから試験してほしいなと。
アルコールが数百ppm以上ずっと空気中に留まるオフィスなら、まずはそこを改善したほうがいいと思うが…あくまで一般的なオフィスでは問題ないと言ってるだけで、アルコールが常時存在するような環境では別のセンサー使ってください。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
見分け方? (スコア:2, 参考になる)
安価なものでVOC測定機能の付いている場合、純粋なCO2濃度は測れないことが多いです。
(VOCセンサーで擬似的にCO2濃度を計算して求めているため)
2波長NDIR方式であることが最低限必要かと思います。(センサー単体で数千円以上です)
また息を吹きかけるのはセンサーを破損する可能性があるので本当はやめた方がよく、
少なくとも直接吸気部に吹きかけないようにした方がよいです。
Re:見分け方? (スコア:1)
最近は直接CO2を測定できるMEMSセンサーも出てきてるようです。
最終製品はまだ出てきてないようだけど、例えばInfineonのこれ。
https://www.infineon.com/cms/jp/product/sensor/co2-sensors/ [infineon.com]
他にもMEMS大手のInvenSense(現TDK)やBoschなんかも同様の物を開発してるようです。
NDIR方式は価格も問題だけど、消費電力大きすぎるのも問題。
早く低電力で高精度なMEMS型が普及するといいな。
Re: (スコア:0)
> 早く低電力で高精度なMEMS型が普及するといいな。
Senseair(スウェーデン)とGSS(英国)はLEDを使ったNDIR方式のCO2センサ出してますよ。
Infineonのそれに近いもの(光音響効果を利用したもの)だとSensirion(スイス)がちょっと前に販売開始しました。
ただ、
> 直接CO2を測定できるMEMSセンサー
というと、TDKのこれのほうが近いです。
https://www.tdk.com/ja/news_center/press/20210108_01.html [tdk.com]
個人的にはこのTDKの方式は正確性に欠けそうだな、と思っています。
# 業務でNDIR方式のガスセンサの開発やってます。
Re: (スコア:0)
工業向けではともかく、一般的なオフィスではVOC測定でも問題ないですけどね。
人間以外に特別な煙や気体を出さない環境なら、ほとんどCO2を測ってるのと違いはない。
センサー単体よりも、ちゃんと校正してるか適切に気体を取り込める設計になってるかの方が重要。
これを外から見分けるのは難しく、大手メーカー製を買うか定量的なレビューがあるものを買うぐらいしか思いつかない。
#NDIR方式と書いてあっても、本当にセンサー使ってるかどうか怪しいものもあるので…
Re:見分け方? (スコア:2)
ある程度売れているブツなら、きっと物好きによる解体記事があるからセンサーの確認ぐらいならできるんじゃないかなあ。
Re:見分け方? (スコア:1)
安いTVOCセンサーは電源投入時に1時間程度屋外で校正が必要なものが多いのですが、論文を読んでみるとどうも電源投入後、校正せずにいきなり実験開始しているようなので、こんな無茶苦茶な結果になっているのではないかと思います。
Re: (スコア:0)
どこかでこの手の安物CO2センサのマニュアルを公開してないかなあ。マニュアルに「電源投入時に1時間程度屋外においてください」って書いてあるならそのとおりだと思うけど。
そんなこと全く書いてない気がして仕方がない。
Re: (スコア:0)
1個上のACとは別の者ですが。
全部がそうか知らないけど、私が見たものは、CO2濃度が外気以下になることはないという前提で、最低値を記録したらそれが400ppmに違いないという形で校正するものでした。
だから、電源起動後にある程度の時間がたてば、いずれ十分に換気されたタイミングで校正が終わる。
ユーザから見たら起動直後は不安定で、時間がたてば安定するように見える。
原理が分かってれば、起動直後に屋外にしばらく出しておけばいい。
最終製品のマニュアルにどう書いてあったかは覚えてないです。
この方法だと400ppm付近でオフセットの調整はできるのですが、ゲインの調整はできないので、濃度が高い領域で誤差が大きいです。
ただ、換気が十分かどうか知るにはこの方法で何の問題もなく、よく考えられてるなと思いました。
何が言いたいかというと、こういう設計上の工夫がしてあっても、今回の試験では意味が無さそうなんです。
実環境で試験するならいいのですが、短時間のモデル化試験を行うなら、ちゃんと製品の特性を理解してから試験してほしいなと。
Re: (スコア:0)
アルコールは酒や消毒用など一般家庭にもあるから、その点の注意は必要かも。
Re: (スコア:0)
アルコールが数百ppm以上ずっと空気中に留まるオフィスなら、まずはそこを改善したほうがいいと思うが…
あくまで一般的なオフィスでは問題ないと言ってるだけで、アルコールが常時存在するような環境では別のセンサー使ってください。
Re: (スコア:0)