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波形の立ち上がり(ランプ)とか、変調スペクトルのサイドの切れ方とか見るのでしょうつーか、ビーコンには固有MACアドレス載ってないんだっけ?と思ったら匿名化のためにMACアドレスをランダム化してるのか・・・
ソースの記事を見ると、Carrier Frequency Offset (CFO) と I/Q imperfections (I/Q offset, I/Q imbalance)の2つをパラメータとする特徴量という話が出てますね。
I/Q imperfectionsってなんだろう、こちらもクロックの誤差みたいなもの?ペーパーのp.3くらいに説明があるのでエロい人お願いします。
https://cseweb.ucsd.edu/~nibhaska/papers/sp22_paper.pdf [ucsd.edu]
論文紹介ありがとうございます。
I(In-Phase)とQ(Quadrature)の信号は、90度位相が異なって、振幅が等しいことが理想の条件。それに対して、位相が90度からずれていたり、お互いの信号振幅に差があることを"I/Q imperfections"と言ってます。ずれる理由は2点あって、変調前の信号にオフセットが乗ってしまうことを"I/Q Offset"、I経路とQ経路のアナログ回路のミスマッチでずれてしまうことを"I/Q Imbalance"と呼んでるようです。
"I/Q Offset"の方は設計によるICごとの固定値が発生しそうなので、ICの型番が同じならば割と近い値かもしれない。"I/Q Imbalance"の方はアナログ回路の製造誤差の問題なので、個体差を埋めるのは容易ではなさそう。
要は水晶発振器とI/Qのアナログ系の特徴で、個体識別すっぞってことですね。
・CFOは送信側のキャリア周波数の受信側とのズレ。水晶発振器の個体差で決まるので、個体識別に使える。
・I/Q offsetは復調信号のコンステレーションの中心がオフセットする効果で、1) キャリア信号がミキサーにて変調後の信号に漏れる 2) 変調に用いる(情報を持っている方の)信号にDCオフセットが乗っている(DAC後のアナログステージのオフセットとかかね)、といった2点が原因となる。
・I/Q imbalanceはDACやミキサー回路・アンプなどのゲイン差や位相差(非直交性)によって、受信側でみたとき振幅や位相にゆがみ(縦横斜めに引き延ばされたり)が現れる。
ということかと。
こういうのは認識率みたいなのを語らないとFUD的な取り上げ方されるだけで、あんまり意味がないような・・・
CFOの方は長期的にずれていくものだし、携帯電話なんかだと基地局のクロックでキャリブレーションが働くので、特定のデバイスを短期的に追跡するのには使えるとおもうけど、多数のデバイスを長期的に識別するのは困難じゃね。
そうそう、ストーカー予防でWi-FiとかBluetoothは各社ともランダム化するようになったんだよな
が、製造のばらつきで物理層レベルで追跡できましたというオチ。変調を工夫して誤魔化すようになるのかしらね。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
アマチャ無線のCWとかでも固有特徴で特定してましたね (スコア:0)
波形の立ち上がり(ランプ)とか、変調スペクトルのサイドの切れ方とか見るのでしょう
つーか、ビーコンには固有MACアドレス載ってないんだっけ?
と思ったら匿名化のためにMACアドレスをランダム化してるのか・・・
Re:アマチャ無線のCWとかでも固有特徴で特定してましたね (スコア:1)
ソースの記事を見ると、Carrier Frequency Offset (CFO) と I/Q imperfections (I/Q offset, I/Q imbalance)の2つをパラメータとする特徴量という話が出てますね。
I/Q imperfectionsってなんだろう、こちらもクロックの誤差みたいなもの?ペーパーのp.3くらいに説明があるのでエロい人お願いします。
https://cseweb.ucsd.edu/~nibhaska/papers/sp22_paper.pdf [ucsd.edu]
Re:アマチャ無線のCWとかでも固有特徴で特定してましたね (スコア:3, 参考になる)
位相と振幅の両方を変調に使うには、0度ずらした波(In-phase, I)と90度ずらした波(Quadrature, Q)をそれぞれ振幅変調して合成してやる(IQ変調)という手があるのですが、実装では振幅のずれとか位相のずれとかがあるわけで(=imperfection)…という話ですにゃん
Re:アマチャ無線のCWとかでも固有特徴で特定してましたね (スコア:1)
論文紹介ありがとうございます。
I(In-Phase)とQ(Quadrature)の信号は、90度位相が異なって、振幅が等しいことが理想の条件。
それに対して、位相が90度からずれていたり、お互いの信号振幅に差があることを"I/Q imperfections"と言ってます。
ずれる理由は2点あって、変調前の信号にオフセットが乗ってしまうことを"I/Q Offset"、I経路とQ経路のアナログ回路のミスマッチでずれてしまうことを"I/Q Imbalance"と呼んでるようです。
"I/Q Offset"の方は設計によるICごとの固定値が発生しそうなので、ICの型番が同じならば割と近い値かもしれない。
"I/Q Imbalance"の方はアナログ回路の製造誤差の問題なので、個体差を埋めるのは容易ではなさそう。
Re: (スコア:0)
要は水晶発振器とI/Qのアナログ系の特徴で、個体識別すっぞってことですね。
・CFOは送信側のキャリア周波数の受信側とのズレ。水晶発振器の個体差で決まるので、個体識別に使える。
・I/Q offsetは復調信号のコンステレーションの中心がオフセットする効果で、1) キャリア信号がミキサーにて変調後の信号に漏れる 2) 変調に用いる(情報を持っている方の)信号にDCオフセットが乗っている(DAC後のアナログステージのオフセットとかかね)、といった2点が原因となる。
・I/Q imbalanceはDACやミキサー回路・アンプなどのゲイン差や位相差(非直交性)によって、受信側でみたとき振幅や位相にゆがみ(縦横斜めに引き延ばされたり)が現れる。
ということかと。
Re: (スコア:0)
こういうのは認識率みたいなのを語らないとFUD的な取り上げ方されるだけで、あんまり意味がないような・・・
CFOの方は長期的にずれていくものだし、携帯電話なんかだと基地局のクロックでキャリブレーションが働くので、特定のデバイスを短期的に追跡するのには使えるとおもうけど、多数のデバイスを長期的に識別するのは困難じゃね。
Re: (スコア:0)
そうそう、ストーカー予防でWi-FiとかBluetoothは各社ともランダム化するようになったんだよな
Re: (スコア:0)
が、製造のばらつきで物理層レベルで追跡できましたというオチ。
変調を工夫して誤魔化すようになるのかしらね。