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「番人」に幸福をもたらすってことはパノプティコンってことになるぞって誤変換はおいといて。
私は実際の講演と質疑を聴いてないので 細かいニュアンスはわかりませんが、 坂村先生 vs. RMS の部分については、 そういう議論をするつもりできてるわけでもないということで アバウトな話になってるようですね。
「便利になるぞ」ってのと「監視強化」ってのと、 それは両方あるわけだけど、 利便性を確保しつづ 「監視を困難にする構造」を技術的に実現することも 場合によっては可能なわけで、 何故そこに話がいかなかったのかな、とは思う。 また、 RMSと Linus のスタンスの違いは、 単に興味の問題であって対立するものではないし、 「フリー」と「オープン」と、どっちも大事だし お互いに依存しあう関係でもあろうしって感じだよね。 まぁ、どっちの場合もそういう話は この三人よりは、Lawrence Lessig教授とか、 Marc Rotenberg (EPIC)とか、Pam Samuelson 教授とか、 そういう人々のほうが得意かと。
ま、受賞式のほうは行かなかったものの、 坂村先生個人の受賞パーティには行く予定なので、 ちょっときいてみるかな?
「便利になるぞ」ってのと「監視強化」ってのと、 それは両方あるわけだけど
PS. 明日のリチャードのスケジュールは、午後から青学会館で講演会、夜は横浜パシフィコでBoFです。
たしかに、個々の機器の「実装」が何をしているか オープンにしなくてもいい(からオープンにならない)という ことはあると思います。 が、ここでの主な論点は こういうもの [tron.org]のプロトコルの評価に落ちる、 と私は考えます。 これ自体は、ある程度できてきたら「仕様」として公開されるものですよね。 あとは、どれだけプライバシーのことを考えて決められていくかで(なお、私は坂村研出身者ではあるけど 今はTRONにかかわっていないので、実際のところは 知らないですから念のため)。
TRONじゃなくて WIDE InternetCAR がらみでは [wide.ad.jp]こんな論文 [isoc.org] ありますがどうなんでしょうね(細かくは読んでないです)。
プロトコルの評価に落ちる
WIDE InternetCAR がらみでは [wide.ad.jp]こんな論文 [isoc.org] ありますがどうなんでしょうね
ひろのぶさんの書いてることは間違ってはいないのだけど、 ただ、TRONって実装ではなくて仕様なわけです。 BTRONみたいにreference実装以外のものがほとんど存在しないものもありますが、 ITRONをみればわかるようにオープンな仕様のもとにいろんな実装がある、ということ。 それにはオープンな実装もあればクローズな実装もある。 仕様の評価をするとなれば、APIやプロトコルの評価しか ないわけです。 ひろのぶさんが問題にしているのは個別実装の問題で、 それはあくまで個別問題であって仕様の問題ではない。 仕様を作るところに期待すべきなのは、 仕様としてちゃんとプライバシーを守る配慮をすることです。 バックドア問題は仕様を採用する各メーカーや キャリアを監視しないとしょうがない。
逆に、オープンな実装、 例えば GPL ものを組み合わせた形でひとつの大きなシステムを組み上げたとして、 GPLに抵触しない形でクローズドな形はとれますよね。 そこで問題のあるポリシーをつくることはできるわけです。 例えば、GPLなMTAがあったとして、そこで流れるメッセージを 全て管理者が読んで監視するような設定は可能ですよね。 「オープンソース」「フリーソフトウェア」を使ってるからそれでOKという問題ではないわけです。
TRONだけでなく、オープンでないソフトはなにも使えない事になります。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
世代の差なのかな? (スコア:2, 興味深い)
RMSの意見と言うのは「技術が不幸をもたらす事が少なからずあるから大衆の倫理で克服せねばならない」と言うもの。
Linusの意見と言うのは「おもしけりゃいーじゃん」と言うもの。
少しはしょり過ぎてると書いていて思いましたが、武田賞の講演会のやりとりを見てい
世代とは違うような(Re:世代の差なのかな?) (スコア:2)
「番人」に幸福をもたらすってことはパノプティコンってことになるぞって誤変換はおいといて。
私は実際の講演と質疑を聴いてないので 細かいニュアンスはわかりませんが、 坂村先生 vs. RMS の部分については、 そういう議論をするつもりできてるわけでもないということで アバウトな話になってるようですね。
「便利になるぞ」ってのと「監視強化」ってのと、 それは両方あるわけだけど、 利便性を確保しつづ 「監視を困難にする構造」を技術的に実現することも 場合によっては可能なわけで、 何故そこに話がいかなかったのかな、とは思う。 また、 RMSと Linus のスタンスの違いは、 単に興味の問題であって対立するものではないし、 「フリー」と「オープン」と、どっちも大事だし お互いに依存しあう関係でもあろうしって感じだよね。 まぁ、どっちの場合もそういう話は この三人よりは、Lawrence Lessig教授とか、 Marc Rotenberg (EPIC)とか、Pam Samuelson 教授とか、 そういう人々のほうが得意かと。
ま、受賞式のほうは行かなかったものの、 坂村先生個人の受賞パーティには行く予定なので、 ちょっときいてみるかな?
Re:世代とは違うような(Re:世代の差なのかな?) (スコア:1)
PS. 明日のリチャードのスケジュールは、午後から青学会館で講演会、夜は横浜パシフィコでBoFです。
すずきひろのぶ
Re:世代とは違うような(Re:世代の差なのかな?) (スコア:2)
たしかに、個々の機器の「実装」が何をしているか オープンにしなくてもいい(からオープンにならない)という ことはあると思います。 が、ここでの主な論点は こういうもの [tron.org]のプロトコルの評価に落ちる、 と私は考えます。 これ自体は、ある程度できてきたら「仕様」として公開されるものですよね。 あとは、どれだけプライバシーのことを考えて決められていくかで(なお、私は坂村研出身者ではあるけど 今はTRONにかかわっていないので、実際のところは 知らないですから念のため)。
TRONじゃなくて WIDE InternetCAR がらみでは [wide.ad.jp]こんな論文 [isoc.org] ありますがどうなんでしょうね(細かくは読んでないです)。
Re:世代とは違うような(Re:世代の差なのかな?) (スコア:1)
すずきひろのぶ
TRONは実装ではないので (スコア:3, 参考になる)
ひろのぶさんの書いてることは間違ってはいないのだけど、 ただ、TRONって実装ではなくて仕様なわけです。 BTRONみたいにreference実装以外のものがほとんど存在しないものもありますが、 ITRONをみればわかるようにオープンな仕様のもとにいろんな実装がある、ということ。 それにはオープンな実装もあればクローズな実装もある。 仕様の評価をするとなれば、APIやプロトコルの評価しか ないわけです。 ひろのぶさんが問題にしているのは個別実装の問題で、 それはあくまで個別問題であって仕様の問題ではない。 仕様を作るところに期待すべきなのは、 仕様としてちゃんとプライバシーを守る配慮をすることです。 バックドア問題は仕様を採用する各メーカーや キャリアを監視しないとしょうがない。
逆に、オープンな実装、 例えば GPL ものを組み合わせた形でひとつの大きなシステムを組み上げたとして、 GPLに抵触しない形でクローズドな形はとれますよね。 そこで問題のあるポリシーをつくることはできるわけです。 例えば、GPLなMTAがあったとして、そこで流れるメッセージを 全て管理者が読んで監視するような設定は可能ですよね。 「オープンソース」「フリーソフトウェア」を使ってるからそれでOKという問題ではないわけです。
おいおい。その話だと (スコア:1)
APIのレベルで互換性があれば、クローズドでも乗り換える自由がある、というのがTRONの思想だと思いますが。
組み込みの世界では、コードをすべて公開しろと迫るGPLの方が、よっぽどメーカー的にはトロイの木馬の語感に近いでしょう。
Re:おいおい。その話だと (スコア:1)
すずきひろのぶ
Re:おいおい。その話だと (スコア:1)
はまさにそのとおりだと思います。
ならば同様に、ソースコードを無制限に閲覧できる
TRON 仕様の OS を使えば良いとも言えますよね?
注)TRON 以外の OS を否定するものではない。
TRON の API は無償(または書籍として購入可能)で
公開されているので、これを使って TRON 仕様 OS を
実装する自由が全ての人にあります。
masamic
組み込み系で (スコア:1)
Re:おいおい。その話だと (スコア:0)
Re:おいおい。その話だと (スコア:0)
Re:世代とは違うような(Re:世代の差なのかな?) (スコア:1)
それはそうですね。TRON の場合は、どう実装しようと、どのような形でリリースしようとそれは自由だから。
セキュリティーの観点から、
「そんなんじゃダメだ!いかなる理由があっても
ソースコードは全て公開しなければならない!」
という意見であれば、その気持ちもよく分かります。
だから、フリーでオープンな TRON 仕様 OS がたくさん
作られているし、今も、作られようとしているのです。
masamic