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衛星のジャイロとモーメンタムホイールはよく混同されるようですが別物です。前者は自分の角速度を検出する為の装置で、後者は回転数を変える (→自分が保持する角運動量を変える) 事で衛星全体の角速度を変化させる為の物です。ジャイロは飛行機の慣性航法装置とかもしかするとカーナビの類とかにも使われていますが、モーメンタムホイールは恐らく宇宙機にしか使われていないでしょう。(空気や地面がある環境では、そちらを押す方が遥かに効率が良い筈です。)
円
ああ、やっぱり。ファイバ光路長だけじゃなくてレーザとファイバの光カップリングや、半導体レーザを使ってればそっちの波長変化も問題になりそうな気がします。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
何でそんなに消費するんだろうか (スコア:1)
Re:何でそんなに消費するんだろうか (スコア:3, 参考になる)
特に高精度のモーメンタムホィールは消耗品と言っていいでしょう。ハードディスクの親玉を常に回転速度を可変させながら、真空中で動かしつづけるのです。
という訳で、メンテナンスを考慮した設計になっています。もしそうなっていなければ、打ち上げ直後に発覚した光学系の設計ミスに、補償光学系を挿入して対処するような事も出来ず、ハッブルはとうの昔に捨てられていたでしょう。
ハッブル計画は打ち上げ
Re:何でそんなに消費するんだろうか (スコア:3, 参考になる)
衛星のジャイロとモーメンタムホイールはよく混同されるようですが別物です。前者は自分の角速度を検出する為の装置で、後者は回転数を変える (→自分が保持する角運動量を変える) 事で衛星全体の角速度を変化させる為の物です。ジャイロは飛行機の慣性航法装置とかもしかするとカーナビの類とかにも使われていますが、モーメンタムホイールは恐らく宇宙機にしか使われていないでしょう。(空気や地面がある環境では、そちらを押す方が遥かに効率が良い筈です。)
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衛星のジャイロスコープは,今でも機械式なの? (スコア:1)
これを読んで,衛星のジャイロスコープは今で
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
Re:衛星のジャイロスコープは,今でも機械式なの? (スコア:2, 参考になる)
自分で裏もとってみましたので,年表にまとめときます。
1976年:光ファイバジャイロが提案される[* [kmt-ti.or.jp].pdf論文より]
1990年:ハッブル打ち上げ(ソース多数・・ 確かに間に合いそうもない)
1999年:民間衛星も輸出統制品に[* [tokyo-np.co.jp]大学衛星の記事解説より]
2002年:チューンドドライジャイロ(TDG,機械式)をこだま(DRTS)で性能試験[* [nasda.go.jp]]
--- [リンク
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
使った感想。 (スコア:1)
……といった感じです。要するに、光ファイバが熱で伸縮して光路長が可変してしまうので、温度センサ積んで補正しないといけません。
ジッタとドリフト、確かにありましたが、そう酷いものでは無かったように思います。
圧電振動ジャイロも温度に弱いです。こっちは個体差が激しく、まともな精度を出そうと思ったら、温度で補正をかけるより、ヒーターで一定温度に保つほうが手っ取り早いという代物でした。
という訳で、MEMSジャイロには期待しています。
Re:使った感想。 (スコア:0)
ああ、やっぱり。ファイバ光路長だけじゃなくてレーザとファイバの光カップリングや、半導体レーザを使ってればそっちの波長変化も問題になりそうな気がします。