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文字コードは字形コードじゃない (スコア:1)
>JISの規格票に例示されている字形が、JISとして何らの規範性をもたない
文字コードは、字形の許容範囲に対してある程度の合意を求め、それに一つのコードを振る。文字コードは、字形を規定するものではなく、字形についての規範性をもたない。ところが、国語審議会答の示した印刷用標準字体につられて、それと同じ字形を例示字形とする(変更して採用する)という暴挙を冒した。本来、字形は多少の差異が許容されるもので、それに「中心」という概念は似合わない(が、例示字形が中心だという認識が存在するようだ)。
ともあれ、これによって、字形の標準化を図ろうとする意図が、文字コードの規格に盛り込まれたことになる。本来、それらは包摂の範囲内の事なのに、現実には市場でのフォント(コードに対して特定の字形を割り当てたもの)変更を期待するという仕儀になっている。
実際のところ、DTPレベルでは包摂範囲の字形が、個々に選択できた方が便利だ。グリフコードはフォント内に用意されているべきものだ(CID値のように)。各種文字コードとの対応は、CMap(character Mapping File)ファイルに書いてあればよい。
でも、テキストでの情報交換では、古い例示字形(に基づいて実装されているフォント)のままで構わない。
#では、グリフコードをJIS化すればよいのか? 多分それはフォントメーカーの仕事だろう。業界団体でスタンダードを決めるなら、論理的には可能かも。
#ちなみに、葛飾の「葛」は古文書ではこの字なのだ。だから今の(旧)例示字形の方が、由緒という点では合っている。