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言いたいことが色々ありすぎて考えがまとまりませんが,少しだけ.
サイエンスライターを育成するのはいいですけど,育成されたサイエンスライターはどこで活動すればいいんでしょう.
今,サイエンスライターが執筆者のメインであるような科学雑誌って,「ニュートン」と「Popular Science」くらいじゃないんですか.ほかの科学雑誌の記事の執筆者はたいてい研究者ですよね(岩波の「科学」とか「日経サイエンス」など).また,科学雑誌以外には科学記事なんてほとんど載りません.
要するに,科学記事に対する需要なんてあまり無いってことでしょ
もう1点.サイエンスライターを育成するなら,同時に,彼らが活動しやすい環境を整えてもらいたいものです.
最先端の研究を的確に理解するには,普段から学術論文にある程度は目を通している必要があるはずです.しかし,大学や研究所に在籍していない人間が学術論文誌などの一次資料へアクセスするのはかなり面倒だったり,お金がかかったりします.
こういう問題を(web を活用するなりして)解決していくのは,サイエンスライターだけではなく,科学に関心のある人全員にとって嬉しいことでしょう.
たとえば,今回の話は「科学研究費補助金(科研費)のあり方を検討している文部科学省の科学技術・学術審議会の部会」(ってどこなんですか?>朝日新聞 推測はできますけど)から出てきたわけですが,日本学術振興会 [jsps.go.jp]の研究成果の概要(科学研究費補助金データベース)の説明 [jsps.go.jp]を読むと,
利用可能な方は以下の通りです。 大学、短大、高専、大学共同利用機関の教員、図書館職員、研究職員、大学院生 国公立試験研究機関、特殊法人の研究所、学術研究法人の研究職員、図書館職員 研究助成法人の研究助成担当職員 学会の正会員 大学等と研究協力関係を有する民間企業の研究者
なんて書いてあるわけです.どこかの学会に入ればいいのでしょうけど,なぜ「科研費の研究成果に関心を持つすべての人」じゃないんですかね.
研究成果報告書についても,国会図書館で読めとか「研究者の所属する大学等の図書館においても可能な限り閲覧サービス等をしていただくようお願いしています」とか書いてあります.朝日の記事には「研究成果の発表ができるホームページの開設」を支援する,とあるんですから,報告書は web で公開したらいいじゃないですかねえ.
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
育てっ放しはやめてね (スコア:3, 興味深い)
言いたいことが色々ありすぎて考えがまとまりませんが,少しだけ.
サイエンスライターを育成するのはいいですけど,育成されたサイエンスライターはどこで活動すればいいんでしょう.
今,サイエンスライターが執筆者のメインであるような科学雑誌って,「ニュートン」と「Popular Science」くらいじゃないんですか.ほかの科学雑誌の記事の執筆者はたいてい研究者ですよね(岩波の「科学」とか「日経サイエンス」など).また,科学雑誌以外には科学記事なんてほとんど載りません.
要するに,科学記事に対する需要なんてあまり無いってことでしょ
Re:育てっ放しはやめてね (スコア:4, 興味深い)
もう1点.サイエンスライターを育成するなら,同時に,彼らが活動しやすい環境を整えてもらいたいものです.
最先端の研究を的確に理解するには,普段から学術論文にある程度は目を通している必要があるはずです.しかし,大学や研究所に在籍していない人間が学術論文誌などの一次資料へアクセスするのはかなり面倒だったり,お金がかかったりします.
こういう問題を(web を活用するなりして)解決していくのは,サイエンスライターだけではなく,科学に関心のある人全員にとって嬉しいことでしょう.
たとえば,今回の話は「科学研究費補助金(科研費)のあり方を検討している文部科学省の科学技術・学術審議会の部会」(ってどこなんですか?>朝日新聞 推測はできますけど)から出てきたわけですが,日本学術振興会 [jsps.go.jp]の研究成果の概要(科学研究費補助金データベース)の説明 [jsps.go.jp]を読むと,
なんて書いてあるわけです.どこかの学会に入ればいいのでしょうけど,なぜ「科研費の研究成果に関心を持つすべての人」じゃないんですかね.
研究成果報告書についても,国会図書館で読めとか「研究者の所属する大学等の図書館においても可能な限り閲覧サービス等をしていただくようお願いしています」とか書いてあります.朝日の記事には「研究成果の発表ができるホームページの開設」を支援する,とあるんですから,報告書は web で公開したらいいじゃないですかねえ.
Re:育てっ放しはやめてね (スコア:1)
> 関心を持つすべての人」じゃないんですかね.
話がずれますけど、学会の中にもアレな人おりますよねえ。
おりませんか?「名物男」>どちらかに在籍中の皆様
私が所属していた、某大手の農芸化学関係な学会でよく講演されてたアレさんとか
(腹巻で草の種あっためて発芽率とか成長がどうかわってくるかとか研究してた人、
今、元気にしてるかなあ)とか、
某零細学会(食品)で、毎度とにかく試料をかたっぱしからガスクロにかけて、
出てきたチャートをそのままOHPにして「ここに山があって、ここに山があって…」
って説明するだけの人とか…。
(プラの指示棒からはレーザーは出ませんが、覚えてもらえたかなあ)
・・・・・・・
なんか、そういう逸話を集めた「学会偉人伝」みたいなページが欲しいなあ(わらい
さて、普通の人は、まずは「生活ありき」で、生活から発生する疑問をYes/Noで
直感的に答えてくれる方を選びますね。私もそうです。
一方で、「科学記事」は、まず科学ありきで、その解説が続く形式だから、
普通の人にとっては、目的の情報(生活)にたどりつくまでの(研究者には有用な)
基礎知識を「余計な情報」として捉えてしまうのも、いたしかたないところで。
そして、前者の形式であっても「科学的に正しい」記事は書けるはずです。
「○○はガンに効く!」
「××が体脂肪にガツン!」
とかに対して、
「○○の効果は客観的に認められていない」
「××に体脂肪を減らす効果は認められていない」
と、まっすぐ返すだけでも、かなり有効だと思うのです。
# こーいうの、「暮らしの手帖」向きだと思うのです。
# がんばれ「暮らしの手帖」