子どものプライバシーをある程度犠牲にするってのは RFID の導入コストに相当すると思うのですが、これは消費者が負担する(非経済的な)コストですね。
業者としてはこれを突破口に RFID を広範囲に流通のでしょうし、その際 #698440 [srad.jp] のコメントにあるようなプライバシー保護の仕組みは、組み込まない方がコストがかからないわけです。こっちは業者が負担する(経済的な)コストの話ですね。
いや、完全に勘違いした理解を元に「お前はもっと勉強しろよ!」みたいな反論されて、おかげでわざわざ手間隙かけてその間違いを指摘しなければ、これを見た読者が「Technical Type はアホな奴」と見なされてしまうような投稿をモロにされるのって、すっごい迷惑なんですよね。だから、こういうのはやめて欲しいな、と思って。これ、下手すると子供の命にも関わるんだからさ。
日本の親たちは (スコア:2, 興味深い)
子供のプライバシーを優先するかなあ? 子供が小学生以下ならしないと思うけど。
Re:日本の親たちは (スコア:2, すばらしい洞察)
子どものプライバシーをある程度犠牲にするってのは RFID の導入コストに相当すると思うのですが、これは消費者が負担する(非経済的な)コストですね。
業者としてはこれを突破口に RFID を広範囲に流通のでしょうし、その際 #698440 [srad.jp] のコメントにあるようなプライバシー保護の仕組みは、組み込まない方がコストがかからないわけです。こっちは業者が負担する(経済的な)コストの話ですね。
二つ並べて考えた時に、安っぽい仕組みで導入してしまうと消費者側にコスト負担が偏ってしまうんじゃないかという問題提起だと思っています。
業者の負担コストが金銭的なものであるのに対して消費者のそれが定量的に表現できないもんだから、焦点がぼけがちなのではないでしょうか。
子どものプライバシーを守りつつ RFID のもたらす恩恵も確保する方法を模索しようという話なので、両者は必ずしも相反するものではないと思いますが、どうでしょうか。
[わかってもらうことは難しい。わかってあげることは、もっと難しい。]
Re:日本の親たちは (スコア:2, 興味深い)
つまり、技術的に解決可能な問題が、力量の低いシステム構築側の都合を受け売りしたような
ヘタクソなRFID児童監視システムは、「誘拐犯人お助けシステム」に成り下がるって事だけは肝に銘じて欲しい。
簡単に言えば、固定IDをそのまま流すのじゃなくて、暗号化するとかしてワンタイムパスワード発生器が生成するIDみたいな物を通知するように工夫したシステムを児童に持たせれば問題は解決する。それを、コストがかかるとか、子供にプライバシーは不要とか、そんな低技術力の意見に接すると脱力するね。
暗号化しても解決しない!? (スコア:1)
この中で、高木さんは、、『「IDを識別できないように暗号化するという感じで」と早速、問題が解決されていると誤って理解している。』人の多さを嘆いていました。
Re:暗号化しても解決しない!? (スコア:0, フレームのもと)
Re:暗号化しても解決しない!? (スコア:1, 参考になる)
言ってることが正しくても、1行目のネガティブな発言で全文が読まれなくなるよ?
投稿前にコーヒー飲んで、深呼吸すべきだと提案
# まぁ、無感情なACの戯言なんてどうでもいいと無視してくれや
Re:暗号化しても解決しない!? (スコア:2, 興味深い)
「暗号化なんか、したってどうせ無駄だぜ。もっと勉強しろよ」みたいな愚論がまかり通るようじゃ、たまらないと思ってね。少なくとも、ここスラッシュドットでは。
Re:暗号化しても解決しない!? (スコア:0)
日経バイトの記事 [nikkeibp.co.jp]によると、東京国際ブックフェア2003で大日本印刷らが展示した書籍管理システムは、タグのユーザエリアに商品名そのものや商品名に対応したコード(例えばISBN)を格納する替わりにそういうデータを暗号化したものを格納するシステムです。RFIDチップに暗号化回路を載せてうんぬんというようなものではありません。ですので、比較的低価格で利用可能かと思われます。そして、たとえそれが書籍用RFIDシステムとして採用されたとしても、もちろんその暗号化はID追跡問題に対して全く無力です。
『「暗号化はできる。な~ん
Re:日本の親たちは (スコア:1, 興味深い)
監視され、保護されることに子供が慣れ、成長してしまうと、現在我々が反感を持ちがちな監視社会にあっという間になってしまうでしょう。
むろん技術の進歩を否定するつもりは毛頭ないので、このような技術は、子供を監視しなくても安全な社会の成立のために活用して欲しいと切に願うのです。
本当に親が子供(の安全とその将来)を心配するなら、安易にRFIDを選択して欲しくないな。
「RFIDが必要かも知れない」と思わせる社会にした責任の一端は我々にもあるのだから・・・
技術の活用法 (スコア:1)
お望みなのは、子供に対する犯罪歴を持った人間の体内にFRIDを埋め込むとかですか?
Re:日本の親たちは (スコア:1)
>子供のプライバシーを優先するかなあ?
ほら、ひっかかった。
その2つは二者択一じゃないですよ。
本当に安全になるの? (スコア:1, すばらしい洞察)
例えば校門や教室など限られた場所にリーダーを設置したとしても、子供が誘拐されたときには(風邪をひいて休むときにも)、校門を通過しなかった教室にこなかったことが分かるだけですよね。そして、それが本当に誘拐によるものだと分かるのは従来どおり犯人から接触があってはじめてです。
誘拐犯の隠れ家(例えば犯人の自宅とか河川敷のボロ小屋とか)にまであるいは道路にいう道路にリーダーを設置して日本全国を隈無く監視下に置くなら理屈として分からなくはないですが、子供を守るためといえそこまでの監視社会が受け入れられるとおもいますか?
Re:本当に安全になるの? (スコア:1, 参考になる)
同じIDを出すRFIDはストーカー御用達システムになりえます。
コストが安いからと言って安易に導入すると本来意図されてない
使い方をされて悪い方向に進むこともあるのです。
結局のとこセキュアに作られたGPS内蔵の携帯あたりの方がずっと
優れているのです。
RFIDは人間に使うものでないです。モノに使うものです。