It (ES のこと) consumes 5 megawatts of power,
and it cost $350 million, or about $8.75 per gigaflops.
ASCI Purple will cost $1.90 per gigaflops, and while
this is a big improvement over the ASCI White parallel
supercomputer IBM built for DOE a few years back (which
is rated at 12.3 teraflops and which cost a little over
$8 per gigaflops), Blue Gene/L only cost 28 cents
per gigaflops. That's one hell of a big improvement
in price/performance.
このご時世 (スコア:1, 興味深い)
とはいえ,環境問題に疎いのでAC
Re:このご時世 (スコア:1)
# 次世代地球シミュレータが「自分が環境に与える影響」も織り込んでシミュレートできるとすごいかも。
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:2, 参考になる)
>> それに見合うだけの成果を当初の予定どおり に出さなきゃいけない.
官僚はいくら論文出せば900億に見合った成果だと認定してくれるんですかね?
例えば,文科省のタンパク3000プロジェクト [mext-life.jp]では
昨年度約90億の予算 [mext.go.jp]で約750報の論文 [mext-life.jp]が出ています(3年で2000報).
小泉首相も素晴らしいと言ったとか言わなかったとかいう噂も耳にしますが,
とりあえず財務省からも比較的よい評価を受けているそうです.
だとすると,10倍だから年7500報出さないといけないの?
もちろん,成果 = 論文数ではないのですが,
もし官僚が 成果 = 論文数 と見なしているのなら,それに対する対策はしないといけない訳で・・・.
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:2, 参考になる)
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)
しつこいようだけど,官僚にとっては「自分でぶんどった予算」=「省庁内部での権力」なわけで,
1000億で済むところを1100億位に水増しして,天下り先増やすぐらいのことは,
本当に平気でやってのける(こないだもどこぞの副総裁がつかまったばかりじゃないかい?)
ほっときゃ掘っ建て小屋にだって理由つけて1000億払わせようとするだろう.
今度のプロジェクトにしたって,NECと官僚が結託して予算通してるんだから,
NECと官僚のどっちにとっても,値段が高けりゃ高いほどいいわけで,
予算の使い方としてものすごく不健全な
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:1)
>SPring-8のシンクロトロン放射光は砒素の検出で大活躍だったみたいだけど
これだってカレー事件があって良かったみたいですよね。
地球シミュレータだって、コンピューティングのおいしくて重要なところからはかなりはずれてるよね。だけどそこに既得権があるので、「計算科学」という名前をつけてメーカー、官僚、学者も含めてつるんでいるんだが、いくらお金を投下しても、NECがインテルやM$に近づける訳では全然なさそうなところがプロジェクトを暗いものにしている。
第5世代に夢があったとは言わないが、それなりに一般の人にもアピールしていたし、今になってみるとprologのような面倒なものは使わないがJavaプログラムの中で当時考えられていたことがありきたりに行われているので、全く無駄な失敗というほどではなさそう。
最近の精密な気象衛星画像を見ていると、台風といっても「台」と書いた丸い駒みたいのが動いているわけでは決してない。進むに従って渦や雲の固まりが、割れてしまうように見えることもある。前線という「線」があるようでもない。これらは20世紀の気象の理解、可視化だと思うが、実際の気象はもっと多彩に見える。それを、10kmのメッシュを1kmにすればよいとか、複雑系の一言で片付けているのを見ると実につまらないと思う。
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:1)
この話をニュースで聞いたとき、そんなくだらないことに使うなよと思ったのが正直なところ。
でも専門家以外の人に訴えるのには効果あったんですね。宣伝って重要なんですね。官僚さんも非専門家なので、いくら論文みせたって評価できませんよ。声の大きい人の言うなりでしょう。
私は、この手の装置は専門家たちが本当に使いたいと思うかどうか、つまり利用率で評価するのがいいと思うんですけどね。
地球シミュレータの場合はどうだったんでしょうね、と思って調べたらこんなの [jamstec.go.jp]がありますね。及第点だがこれからの需要は見込まれる、といったところしょうか。
スパコンの値段と投資対効果について (スコア:1, 興味深い)
とりあえず、Blue Gene 計画は総額 $290M (約 290 億円)で、 開発されたアーキテクチャのサブセット実装である Blue Gene /L 自体は $100M (約 100 億円)程度のようです。
で、Blue Gene 計画は $290M のフルスペック化した状態(Blue Gene /L のコンポーネントを 65K 個フル接続したもの)で 1PFlops ということなので、10PFlops が 900 億円なら、 Blue Gene の CP 比をさらに 30 倍向上させており、旧 ES と 比較すると性能は 250 倍、CP 比は 900 倍の改善を見る訳です。 技術上は投資対効果が非常に高いといえます。
後は産業上、競争力維持という点で投資効果が高いのかという 点ですが、スパコン自体は結果を保証するものではないので、 正直議論不能です。ただ、より高速なシミュレータによってのみ 取り組める産業・技術上の問題は多数あり、その各々が 潜在的に大きな技術分野での競争力の根本となっています。
もっとも、リターンが不明確だから投資するなとは誰も 主張しないと思います。要するに議論点は、1)投資失敗の リスクが予算の許す範囲になっているか、2)また、成功時の 効果および波及分野が十分広いか、という所になります。
まず前者ですが、日本政府の予算の内訳 [mof.go.jp]によると単年度で研究開発(科学技術振興)に1兆数千億を投じており、2011 年までの長期計画に 900 億であれば予算配分上も問題ないかと思われます。ちなみに 他に興味を引きそうな予算項目としては、防衛費5兆、文教費(上の科学技術振興費含む)6兆、国債費17兆、社会保障20兆、公共事業8兆などがあります。
そして後者ですが、現段階でも適用可能分野が見えており、 また、リアルワールドのシミュレーションが今後ますます 困難になることを踏まえると、研究・産業分野によらず 有用なこの設備への投資はどちらかといえば必然です。 どの分野も程度の差はあれシミュレータなしというのは 「実験なしに成果を出せ」「検証なしに設計しろ」といった 無茶と同義に近く、ES はその中でも先端に位置する分野の 要望に応えるための施設です。計算結果だけならともかく 評価・考察まで含めた成果は納期を定めて出せるわけもなく、 現状の成果を云々するのではなく、不足ならば、より一層の 高度利用のために何をすべきかチェックを入れるのが 正しい方向と思われます。
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)
>ころからはかなりはずれてるよね。だけどそこに既得権があるので
>、「計算科学」という名前をつけてメーカー、官僚、学者も含めて
>つるんでいるんだが、いくらお金を投下しても、NECがインテルやM$
>に近づける訳では全然なさそうなところがプロジェクトを暗いもの
>にして
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:1)
考えは人それぞれだから評価が大事だと言われているわけだが。
計算科学以外でも使っているのは事実で、バイオ系はもしかしたらイケてるかも知れない。じゃあ、知識工学的なもの(ロボットの研究は日本でも盛んだ)、e-business的なもの(バックグラウンドにグリッド技術などが重要という話あり)、インターネット上の有象無象(世界最大のスーパーコンピューティングはgoogleかも知れないという話はここでもあった)への、地球シミュレーターのインパクトはどんなものだろう。
コンピュータのハードウエア(CPU、ロジック、メモリ、ストレージ、ネットワークその他)、ソフトウエア(OS、コンパイラ、ミドルウエア、アプリケーションその他セキュリティとかも含めて)の進歩に、地球シミュレータが積極的に貢献したということが言えれば誰でも納得するでしょう。
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)
そういった意味では既存ハードの大量活用であるグリッドの方が、貢献できていないような気がするのは気のせい....
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)
こういった考えは、通用しなくなってるんじゃないかな。NASA/JAXAがライブストリーミング放送をしたり、特設Webページを用意するのもそのためだ。いわゆる国民の血税ってや
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)
私個人としてはタンパクの立体構造がわかるってことで是非ともチャレンジしたいとは思っていましたけどね。
#上に申請すれば許可もらえたかも。
でもタンパクを結晶化させて撮影(?)するんですけど、この結晶化がまた大変なんですよね。結晶化す
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)
少なくとも今の税金を投入している研究機関は、広報を専業としつつももちろんちゃんとわかっている人がいないと駄目じゃないだろうか。
のぞみやはやぶさに搭載されたたくさんの人々の名前を書いたプレート。あれこそ専門家からすればなぜそんなくだらないことを、と思われていたらしい。だけれど蓋を開けてみると非常にたくさんの思いがあって
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:1)
ぴたりといっても、雨が降るタイミングが1時間くらいずれても良いけど。
俺の部屋クーラー無し&パソコン常時稼動で、窓を閉めると.....
先日の台風の時だって窓開けてましたよ。
風向きとか降水量とかぴたりと当てて欲しいです。
とんでもなことになってしまうので....
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)
印刷したページ数だと思います。
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:2, 参考になる)
>論文が出ているのでしょうか? 専門的な人の評価が聞いてみたいものだと思う.
学問的なヘゲモニーという点ではアメリカが握っています。
地球物理関係だとAGU(米国地球物理学連合)の権威が高いでしょう。
固体・流体・電磁気の総合学会ですが、気候の研究が絡む流体系でも権威です。
また、気象という観点では米国気象学会(AMS)も重要でしょう。
これらの学会のjournalに出せば、ほぼ世界中の気候・気象関係の研究者の目に触れられることになります。
その他、モデリング・数値計算などの専門雑誌はありますが、計算物理ではなく現象を解析している一流の研究者の目からも
「その数値モデルは現実を正しく表現しているか」という視点で論じられているという面ではこの2つが欠かせないでしょう。
#Nature、ScienceなどのI.F.の高いjournalは「世間をあっと驚かす」成果しかでないので
#一般研究者はあまり注目していない
AGU、AMSのjournalにはESの論文も既にでていますよ。
#内部の人ではないけどAC.
Re:本当に国民の利益になっているだろうか? (スコア:0)