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米国にしてみれば、軒先を共有させて自由にルーティングさせることで母屋を拡大していたら、いきなり「母屋をよこせ」と迫られた、という感じでしょうか。ICANNのような団体は別に米国内で発祥しなくてもよさそうでしたが、いずれにせよ勝手な言い分であることは確かでしょう。
今まで国連がインターネットに対して何をしてくれたというのでしょうか? インターネットは米国で発祥し、そこに参加する多数のユーザが同時にインフラを提供することによって皆で作り上げたものであり、国連がそれらユーザ以上の貢献をしたという話は寡聞にして知りません。CNETの記事等を読む限り、各国の思惑はさまざまで国連が具体的に何をしたいのか見えないし、「世界中の人々により開かれたもの」という事務総長の発言が説得力を持つほど国連は開かれているのでしょうか?
「パックス・アメリカーナ」に対する警戒感はもっともだし、現米政権の為政がその雰囲気を強化しているのも確かでしょうが、支配者が国連になったら良い方向に変わる、という保証はない。具体的な改善策があるとも思えない。もっとも国連には主権国家に対する強制力を持っていないし、まさか各国が米国に経済制裁を加えるわけにもいかないので、当分の間は他国は何も変えられないでしょう。アメリカ人マジョリティにとっては、言わせておけ、という感じではないでしょうか。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
何も変わらない… (スコア:5, すばらしい洞察)
米国にしてみれば、軒先を共有させて自由にルーティングさせることで母屋を拡大していたら、いきなり「母屋をよこせ」と迫られた、という感じでしょうか。ICANNのような団体は別に米国内で発祥しなくてもよさそうでしたが、いずれにせよ勝手な言い分であることは確かでしょう。
今まで国連がインターネットに対して何をしてくれたというのでしょうか? インターネットは米国で発祥し、そこに参加する多数のユーザが同時にインフラを提供することによって皆で作り上げたものであり、国連がそれらユーザ以上の貢献をしたという話は寡聞にして知りません。CNETの記事等を読む限り、各国の思惑はさまざまで国連が具体的に何をしたいのか見えないし、「世界中の人々により開かれたもの」という事務総長の発言が説得力を持つほど国連は開かれているのでしょうか?
「パックス・アメリカーナ」に対する警戒感はもっともだし、現米政権の為政がその雰囲気を強化しているのも確かでしょうが、支配者が国連になったら良い方向に変わる、という保証はない。具体的な改善策があるとも思えない。もっとも国連には主権国家に対する強制力を持っていないし、まさか各国が米国に経済制裁を加えるわけにもいかないので、当分の間は他国は何も変えられないでしょう。アメリカ人マジョリティにとっては、言わせておけ、という感じではないでしょうか。
Re:何も変わらない… (スコア:3, すばらしい洞察)
もし、アメリカが方針をかえてICANNを使って現在のインターネットを統制しようとしたらとか考えているのかもしれませんが、逆にこれは不可能だと思います。
民間負担の相互接続で有る故に、使いにくくなったらユーザーは逃げ去っていくだけです
相互接続で生き物のように広まってきたネットを国家が制御しようとしても無駄でしょう
ベースはアメリカの作ったネットワークですが、拡大は個人や企業や各団体の利益が故起こった事でしょうから
だいたい現行の国連じゃ、良い方向に向くとはとうてい思えないなぁ、それに代わる機関も無いからお手軽にって事なんだろうけど(苦笑)
現状だとアメリカがインターネットを統制管理する恐れを拭いたい他国が文句を言って取り上げたいだけにしか見えませんね
だけどもし国連に移ったとしても、その先にあるのは混沌と混乱しかないように思えます
インターネットは国家間の利益衝突とはなるべく無縁で居たいものです
無論無縁に居るための管理移行なら賛成しますが、国連じゃ泥沼に踏み込むようなものでしょうし...