Why do children in developing nations need laptops? Laptops are both a window and a tool: a window into the world and a tool with which to think. They are a wonderful way for all children to "learn learning" through independent interaction and exploration.
情報機器なら、PCよりも紙が先だ (スコア:1)
初等教育はコンピュータにはできない。教師が手取り足取り3Rs(Read,wRite,aRithmetic)を教えなくてはならない。
ユニセフやユネスコが苦労して1セット100円以下の読み書きセットを配っているのに、その100倍もの価格のするPCなど宝の持ち腐れだろう。1台のPCで、100個の読み書きセットと、教師の10日分の給与が賄える。
Re:情報機器なら、PCよりも紙が先だ (スコア:3, すばらしい洞察)
文部科学省が発表している「学校における教育の情報化の実態等に関する調査(中間調査)結果 [mext.go.jp](平成17年度)」によると、例えば、「小学校で教育のために使われている」コンピューターは、総数で73万4083台です。これを小学校の生徒一人あたりに直すと、9.6人に1台でしかありません。
また、普通教室でLAN接続が確保されている割合は41.9%でしか無い、という部分も問題かもしれません。学校としては99.9%がインターネットに接続できているのですが、それが個々のコンピューターまで伸びてきていない事が判ります。Webに繋がらないコンピューターは非力です。
私には、特殊教室にコンピューターがあって、それを「使わせてもらう」状態よりも、自分のノートパソコンを持ち歩ける方がずっと良いように思えます。
ちなみに日本の教育現場では、高校の段階であっても5.5人に1台しかパソコンは与えられていません。また、普通教室でLAN接続が確保されている割合は、74.3%でしかありません。
そういう環境は、コンピューターを「扱えない」(プログラムを組めなくても良いですが)大人を作り出してしまいます。 文部科学省は「コンピュータを操作できる教員」は、学校教育のどの段階でも95%を超えているとしていますが、操作できるとされる内容についての資料を読むと、なんだか悲しくなるような事が書かれていたりします。今後あたりまえに使う必要がある技術について、教える側が知識・技術を持たない、というのは教わる子どもにとっての「災難」なのです。
普通にコンピューターを使える大人を増やすためにも、子ども達に早い時期からコンピューターを与えておく事が必要なのではないか、とつくづく考えました。100ドルPCの報道を見ていると、「所得の低い国向け」のものみたいな論調ばかりですが、本当にそうだろうか? と思っています。
ちょっと興味深いので個人的に御返事
> 初等教育はコンピュータにはできない
実際は、特殊教育を必要とする障碍を持った子供達の為の学校では、特殊な教材が必要とされる為もあるのですが、現在でも普通校よりもコンピューターの導入率ははるかに高くなっています。耳が良く聞こえなかった子どもだった自分の体験から言っても、動機付けが出来れば、教師の行う授業とは無関係に知識の習得は進みますので、なにもかもが人間の教師によって行われなければ教育では無い、とは考えない方がいいと思います。(人間の教師が不必要だとは絶対に思わないですが)
> 1台のPCで、100個の読み書きセットと、教師の10日分の給料
1人の教師が教えることが出来る生身の子どもは限られます。「印刷された書物」の偉大さは、その辺りにあるわけで … それがもっと拡大されているのがWebだと思っています。Web上に置かれたコンテンツの再利用性は、印刷された本よりも遙かに高いのです。例えば、検索エンジンからしか読めない私の所の記事には、年間20万人を超えるユニーク・ユーザーがやってきます。Webは巨大な輪転機で、いつでも開いて読める巨大な情報倉庫への窓になっているのだと、私は思っています。
# だから、多分両方が必要なのです 。 [mypress.jp]
$100PCは先進国でも価値がある? (スコア:1)
Re:情報機器なら、PCよりも紙が先だ (スコア:1)
一昔前にはやったネチケットって言葉があるが、現代のそれは例えばワクチンソフトを入れる、パッチは最新にしておく等、
守らなかった場合の社会的影響が大きくなっている。
インターネットが社会的インフラとしての地位を確立している日本で、
そこに参画するための最低限のルールを学ぶために、
義務教育機関で設備を調達する必要がある・・・というニーズに対しては、
とてもいいソリューションだと思う。
Re:情報機器なら、PCよりも紙が先だ (スコア:1)
$100 Laptop [mit.edu]のFAQ [mit.edu]によると、以下の事のようです。
Why do children in developing nations need laptops?
Laptops are both a window and a tool: a window into the world and a tool with which to think. They are a wonderful way for all children to "learn learning" through independent interaction and exploration.
もちろんこれらの事は日本の教育にも必要な事ですが、それなりに行き渡っているでしょう。
個別の教材や教員というより、校舎であるとか、図書館であるとか鉛筆とかノートとか、そういった位置づけにあるようです。
校舎が有り、教員が充分にいる日本のような土地は、コンピュータの有無はともかく後回しではないでしょうか。コンピュータを利用する事「だけ」が目的ではないようですし。
one laptop par child. がスローガンのようです。
「安い」事が最大限に生かされる土地で出回りつくしたら、日本の教育現場にも回ってくるかもしれません。
Re:情報機器なら、PCよりも紙が先だ (スコア:0)
この記事では、それぞれの言葉として、教師が教えることだけが子ども達が学ぶための手だてでは無いことや、コンピューターの有無が教育(学力・ひいては国力)の格差になっている事、ネットワークと共有・共同作業が鍵なのだ、などの事が語られています。
校舎が有り、教員が充分にいる日本で、なぜ極端な学力の二極化が生じ始めているのか(学力試験の結果は既に正規分布では無く、2こぶらくだ型になってきている)、
Re:情報機器なら、PCよりも紙が先だ (スコア:0)
>Webに繋がらないコンピューターは非力です。
いまを去ること15年前にわたしが学校ではじめて出会ったコンピュータはWebに何ぞつながっておりませんでした。けれども、ワープロで文書を作成したり、スキャナで絵を取り込んだり、Basicを使ってプロッタを動かしたり、取り込んだ絵とBasicでスライドショーを作ったり、MIDIで音楽を作ったり、させていただきました。
決して非力ではないと思います。
ただ、それだけのエクスペリエンスを生徒に与えられる教師がどれだけいるのか、と言われるといささか困惑するところです。
# いわゆる、モルモットだったのでAC。
Re:情報機器なら、PCよりも紙が先だ (スコア:0)