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水はありました. でも観測の結果全て蒸発して無くなりました.
ってことも無いとは言えず.
気体が天体の表面に存在できるかどうかは, 表面重力よりもむしろ重力井戸の深さ, 平たく言えば表面からの第2宇宙速度と気体の温度によります. 気体が高温になればそれだけ分子の運動速度が上がり, その速度が第2宇宙速度を越えると天体から逃げ出してしまうことになります.
月の第2宇宙速度が大体2.4km/s, 水分子の300Kあたりでの平均速度が大体0.7km/sなので一見大丈夫そうに見えますが, 水分子の速度はあくまでも「平均」なので, 一定の割合で第2宇宙速度を越えて逃げてしまいます. さらに月面では高エネルギの紫外線などにさらされて, 水分子の状態を保てず水素と酸素に分解されてしまう可能性が高くなります. そうすると軽量の水素はより高速で動き, 酸素を残してさらに逃げやすくなります.
こんな理由で, 気体の水が月面に長期間留まるのは難しいということで, 水が残っているとすれば低温が保たれた地中に氷の形でって話になります. 第2宇宙速度とか気体分子の運動速度については, こちらのページ [s-yamaga.jp]に数式も交えてまとまっていました.
# テレビのジョンを呼びたくなってきたのでID
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
破壊検査 (スコア:1)
水はありました. でも観測の結果全て蒸発して無くなりました.
ってことも無いとは言えず.
Re:破壊検査 (スコア:1)
# やぼ?
Re:破壊検査 (スコア:0)
でなければ、月は大気を留めて置く力が無いと見る方が正しいような。
Re:破壊検査 (スコア:1)
水のような比較的軽い分子は蒸発するでしょうね…でも、水がかたまってあれば、衝突の直後に蒸発することになるから、
偏光望遠鏡のようなもので光学的なデータを取れば水とかその他の蒸発する分子の組成は分析できると言うあたりを狙っているのかも…
Re:破壊検査 (スコア:1)
気体が天体の表面に存在できるかどうかは, 表面重力よりもむしろ重力井戸の深さ, 平たく言えば表面からの第2宇宙速度と気体の温度によります. 気体が高温になればそれだけ分子の運動速度が上がり, その速度が第2宇宙速度を越えると天体から逃げ出してしまうことになります.
月の第2宇宙速度が大体2.4km/s, 水分子の300Kあたりでの平均速度が大体0.7km/sなので一見大丈夫そうに見えますが, 水分子の速度はあくまでも「平均」なので, 一定の割合で第2宇宙速度を越えて逃げてしまいます. さらに月面では高エネルギの紫外線などにさらされて, 水分子の状態を保てず水素と酸素に分解されてしまう可能性が高くなります. そうすると軽量の水素はより高速で動き, 酸素を残してさらに逃げやすくなります.
こんな理由で, 気体の水が月面に長期間留まるのは難しいということで, 水が残っているとすれば低温が保たれた地中に氷の形でって話になります. 第2宇宙速度とか気体分子の運動速度については, こちらのページ [s-yamaga.jp]に数式も交えてまとまっていました.
# テレビのジョンを呼びたくなってきたのでID