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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
incentiveの分解 (スコア:4, おもしろおかしい)
不正を行う正のincentiveとしては、
(A) 経済:金銭的欲求
(B) 制度:不正が発覚しにくいシステムになっていたこと
不正を行う負のincentiveとしては
(a) 道徳:不正はよくないという内なる理性
(b) 罰則:万一発覚した場合のペナルティ
が考えられる。
では、順番に検討していこう。
(A)については、アカポスの要職であれば十分に金銭を与えられているはずであり、
その上で、もっと欲しい、もっともっと欲しい、と
際限なくエスカレートしていくのは人間の弱さとしてはしょうがない面もあるが。
残念ながらこの果て無き欲求を満たすほどの金銭は、
社会のコスト負担という面から考えれば考えにくい。
「不正を防ぐためのコスト」>「不正によって失われる損失」であれば、対策をする意味がないのだ。
ゆえに、今回はこの要因には手を触れない。
(B)であるが、
これは研究者は不正をしないという前提のもとにたって監査を怠ったツケであるといえよう。
これはただちに改善できる部分ではないだろうか。
(a)についてはもはや言うまでも無いだろう。
研究に従事する者の腐敗ぶりは現場の皆様が最も詳しいのではないだろうか。
その上、教育や指導の成果は、若く、柔軟であるほど効果が見込めるが、
いい年こいた大人に何を言っても馬耳東風、聞き流すだけで効果は期待できない。
(a)の減少のみに頼った対策は、絵に描いた餅で終わると断言してよい。
さて、即効性が見込まれるのは(b)である。
特に(B)を下げることによって、不正を行えば必ず罰せられるという認識が広がり
より高い効果が期待できる。
ただし、実効性がなければ意味を持たない。
罰則を決めたい上は、断固として実行する必要がある。
以上から、必然的に結論は導かれるだろう。
「放置した研究者は不正を行う」という前提のもとに厳しく監視し、
わずかでも不正を行えば、直ちに鞭。
事情があっても鞭。言い訳をしても鞭。またやったら、もっと、鞭。
これこそが最高の解決策ということになる。
知に携わる者にとってもっとも重要なのは、鞭の知、というわけだ。
Re:incentiveの分解 (スコア:2, 参考になる)
>> 「不正を防ぐためのコスト」>「不正によって失われる損失」であれば、対策をする意味がないのだ。
…と本気で考えるのが米国のシステムです.だから,不正防止の制度なんてのは最低限しか存在しない.その代わり,悪いことしたら,めちゃめちゃ罰せられる.もう実刑判決くらって刑務所とか入れられちゃうレベルで.
逆に,日本のお役所的発想ってのは,上記の不等式がモロに成立する状況であっても「対策をすること自体が大事」って考え方ですね.しかも,それでも悪いことしちゃうヤツがいたような場合でも,予算の返納+ショボい罰則で許しちゃう.ま,それが日本の国民性ってことなんでしょう.
こういうことを書くとフレームの元になるかもしれないけど,上記の違いは,BSE対策に関する考え方(「統計的に合理的だ」という米国の主張と,「全頭検査をするべきだ」という日本の主張)でも明らかですね.
注:別にどちらの考え方が正しいとかいう話じゃなくて,「考え方が違うね」ってだけのヨタ話っす.
Re:incentiveの分解 (スコア:1)
ある程度まで(30ヶ月くらい?)低年齢の牛の危険部位の除去を行っていれば、これまでの輸入量を続けたとしても、日本全国でのvCJDによる死者は、肉食が原因の大腸ガンを上回ることはないと思います。
Re:incentiveの分解 (スコア:1)
--- (´-`)。oO(平和な日常は私を鈍くする) ---
Re:incentiveの分解 (スコア:0)
Re:incentiveの分解 (スコア:0)
Re:incentiveの分解 (スコア:0)
こういうのを何て言うんだ?文武両道?違うか。