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>別に凹凸でなくとも指先の感覚で判別できる情報(温度変化とか)の出力に>対応するならそれでなんとかできなくもないような。
あまり現実的じゃないですね。もともと「指先が凹凸を読み取る能力」というのは人間の触覚の中でもかなり優秀で、そのおかげで点字だとだいたい1cm四方で1文字という情報量を持つことができ、麻雀だと盲牌も可能なわけです。
逆に言えば視覚なしで凹凸もないとなるとミリ単位での情報の読み取りは非常に困難で、同じ情報量を伝えるのにずっと大きな面積を必要とするはずです。
情報は画像のみで提供されて、それに対するアクションが「タッチ」である事が視覚障害者にとって問題な訳ですよね。情報の取得を触覚に頼ろうとすると、情報の取得とアクションが分離できないのが問題になるわけで。
情報を視覚で取得できるように、たとえば触覚刺激を与えるような指サックをはめてもらって、手をかざした位置に応じてそこにある文字を指に伝えるようにとかできないかな。タッチスクリーンそのものへの変更が要らないので比較的実現しやすそうだと思うのですが。
そういえば最近購入したサムスンのLCDモニタのOSDボタンが静電誘導式スイッチになっていて、表示も見づらく、ボタンの位置が分からず苛ついた記憶があります。ちょっとだけ視覚障害者の気持ちがわかった気になりました。
>情報の取得とアクションが分離できないのが問題になるわけで。
根本的にポインティングデバイスを使ったインターフェースそのものが問題になると思います。だって、「マウスカーソルを特定のボタンなりリンクテキストなりに持って行く」という操作だって、ターゲットであるボタンやリンクテキストが「見えていればこそ」可能な操作ですよ。ターゲットがどこにあるか分からない状態では、どこをポイントしていいかすら分かりません。
重度の視覚障碍者向けにはGUIでなく、CUIによる情報の提供と操作こそ必要なのだと思います。CUIなら1行ずつ順にテキストをたどって目標に到達できるわけですから。多用な手段で情報を提供することが求められているのではないでしょうか。
>重度の視覚障碍者向けにはGUIでなく、CUIによる情報の提供と操作こそ必要なのだと思います。
CUIでアクセスするのが(も)適切なデータならば、ですね。そうでないものもいっぱいある。
絵を描く、とか言い出すとまた変な話になりそうなので、仮に「バーチャル彫刻」「バーチャル浮き彫り」あたりを考えてみることにすればいいかなと思います。それを見る(目の見えん人は触るなど)ときとか作るときに、PCにどんなInterfaceが接続されてるといいだろうか?と。
そういえば、「点図」という言葉は存在するようですね。あと、「点星」というんだったかな、先日新聞で見かけた気がします。夜空の星の配置とかなんとかを点字(字じゃないな、図か)であらわした本らしく。
>ポインティングデバイスを使ったインターフェースそのものが問題
われわれが見慣れたPointingDevice「は」、フィードバックとしてもっぱら視覚のみを使ってる、ってのが問題なんじゃないでしょうか。
ターゲットであるボタンやリンクテキストが触れれば(触ったことを非破壊に知ることが出来れば)いいのかなと。
ようは複数のものの位置関係とかをフィードバックする手段を複数提示できれば、もっといえばプラグインとして追加可能であれば、道は拓けるのかなと。
(いいかえれば、その辺が全くプラガブルになってない現状主流のパソコンのAPIが不味い、ともいう)
視覚障碍者用のインターフェースとして統一するべきでしょう。たとえばFireFox3で/.を見ているときだって、TABキーで次々とリンクをたどる事ができ、それで一応操作できますが、はっきり言って何の意味もないでしょう。コメントの投稿するのに何回キーを押せばいいのか。「ブックマーク」というのは「セクション」なのか「トピック」なのか。
それよりもESCキーは常にキャンセルだとか、Ctrl+←で常に親コメントに飛べるとか、そういう操作を統一規格として定めるべきなんです。
みんな見える人だから、こういう議論の流れになるのもしかたないのかもしれないけど「UIとしてタッチパネルに不満があるぜ」という以前に「(iPodなど)視覚障害者でも楽しめるものをなぜタッチパネル化するか」というのが問題提起のきっかけとしてあると思うのですがどうでしょう。
スティービーワンダーは隣でiPod Touch使ってる人がいてもうらやましがらないと思いますが、新しく音楽プレーヤを買ってみたらつるんとしていて操作ボタンがないってぇと面食らうだろうな、ということで。
無闇に触覚に拘る必要は無いかもしれません。指の位置に対応して、音や振動でリアクションを返しても良いわけですから。指を滑らせると、ボタンの境界をまたぐ度にブルっと震える、そんな方法でも指先だけでボタンを探る手段は提供できるでしょう。
逆に、完全にメカニカルなスイッチであっても、即座に的確なリアクションが無いシステムは使いにくくて仕方ありませんね。押せたのか押せてないのかよく分からないキーボードに、押しても即座に反応できないトロいCPUとか。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
点字に対応するタッチスクリーンとか出来ないですかね (スコア:1)
対応するならそれでなんとかできなくもないような。
というか落としどころがその辺しか思いつかない
# >権利擁護派によれば「製品設計者が視覚障害者のニーズを考慮に入れれば、視覚障害のない人にも使いやすい製品ができるだろう」とのこと。
# 異議あり!まずはその説の証明責任を果たせ!(違
Re:点字に対応するタッチスクリーンとか出来ないですかね (スコア:3, 参考になる)
>別に凹凸でなくとも指先の感覚で判別できる情報(温度変化とか)の出力に
>対応するならそれでなんとかできなくもないような。
あまり現実的じゃないですね。
もともと「指先が凹凸を読み取る能力」というのは人間の触覚の中でもかなり優秀で、そのおかげで点字だとだいたい1cm四方で1文字という情報量を持つことができ、麻雀だと盲牌も可能なわけです。
逆に言えば視覚なしで凹凸もないとなるとミリ単位での情報の読み取りは非常に困難で、同じ情報量を伝えるのにずっと大きな面積を必要とするはずです。
うじゃうじゃ
Re:点字に対応するタッチスクリーンとか出来ないですかね (スコア:4, 興味深い)
情報は画像のみで提供されて、それに対するアクションが「タッチ」である事が
視覚障害者にとって問題な訳ですよね。情報の取得を触覚に頼ろうとすると、
情報の取得とアクションが分離できないのが問題になるわけで。
情報を視覚で取得できるように、たとえば触覚刺激を与えるような指サックを
はめてもらって、手をかざした位置に応じてそこにある文字を指に伝えるように
とかできないかな。タッチスクリーンそのものへの変更が要らないので比較的
実現しやすそうだと思うのですが。
そういえば最近購入したサムスンのLCDモニタのOSDボタンが静電誘導式スイッチ
になっていて、表示も見づらく、ボタンの位置が分からず苛ついた記憶があります。
ちょっとだけ視覚障害者の気持ちがわかった気になりました。
Re:点字に対応するタッチスクリーンとか出来ないですかね (スコア:4, すばらしい洞察)
>情報の取得とアクションが分離できないのが問題になるわけで。
根本的にポインティングデバイスを使ったインターフェースそのものが問題になると思います。
だって、「マウスカーソルを特定のボタンなりリンクテキストなりに持って行く」という操作だって、ターゲットであるボタンやリンクテキストが「見えていればこそ」可能な操作ですよ。ターゲットがどこにあるか分からない状態では、どこをポイントしていいかすら分かりません。
重度の視覚障碍者向けにはGUIでなく、CUIによる情報の提供と操作こそ必要なのだと思います。
CUIなら1行ずつ順にテキストをたどって目標に到達できるわけですから。
多用な手段で情報を提供することが求められているのではないでしょうか。
Re:点字に対応するタッチスクリーンとか出来ないですかね (スコア:1, 参考になる)
>重度の視覚障碍者向けにはGUIでなく、CUIによる情報の提供と操作こそ必要なのだと思います。
CUIでアクセスするのが(も)適切なデータならば、ですね。
そうでないものもいっぱいある。
絵を描く、とか言い出すとまた変な話になりそうなので、
仮に「バーチャル彫刻」「バーチャル浮き彫り」あたりを考えてみることにすればいいかなと思います。
それを見る(目の見えん人は触るなど)ときとか作るときに、
PCにどんなInterfaceが接続されてるといいだろうか?と。
そういえば、「点図」という言葉は存在するようですね。
あと、「点星」というんだったかな、先日新聞で見かけた気がします。夜空の星の配置とかなんとかを点字(字じゃないな、図か)であらわした本らしく。
>ポインティングデバイスを使ったインターフェースそのものが問題
われわれが見慣れたPointingDevice「は」、
フィードバックとしてもっぱら視覚のみを使ってる、
ってのが問題なんじゃないでしょうか。
ターゲットであるボタンやリンクテキストが
触れれば(触ったことを非破壊に知ることが出来れば)
いいのかなと。
ようは複数のものの位置関係とかをフィードバックする手段を
複数提示できれば、
もっといえばプラグインとして追加可能であれば、
道は拓けるのかなと。
(いいかえれば、その辺が全くプラガブルになってない現状主流のパソコンのAPIが不味い、ともいう)
Re: (スコア:0)
マウス操作は素人向けであって、基本的にはキーボードのみで操作できるように、状態遷移がいつも同じになるように、作るべきです。
その点、いちばんマズいのはWebですね。
コロコロとUIを変えてしまうので、肝心な部分だけを抽出して読み上げエンジンに渡す、なんてことがやりにくいです。
Re:点字に対応するタッチスクリーンとか出来ないですかね (スコア:1, 興味深い)
視覚障碍者用のインターフェースとして統一するべきでしょう。
たとえばFireFox3で/.を見ているときだって、TABキーで次々とリンクをたどる事ができ、それで一応操作できますが、はっきり言って何の意味もないでしょう。コメントの投稿するのに何回キーを押せばいいのか。「ブックマーク」というのは「セクション」なのか「トピック」なのか。
それよりもESCキーは常にキャンセルだとか、Ctrl+←で常に親コメントに飛べるとか、そういう操作を統一規格として定めるべきなんです。
Re:点字に対応するタッチスクリーンとか出来ないですかね (スコア:1)
みんな見える人だから、こういう議論の流れになるのもしかたないのかもしれないけど
「UIとしてタッチパネルに不満があるぜ」という以前に
「(iPodなど)視覚障害者でも楽しめるものをなぜタッチパネル化するか」というのが問題提起のきっかけとしてあると思うのですがどうでしょう。
スティービーワンダーは隣でiPod Touch使ってる人がいてもうらやましがらないと思いますが、新しく音楽プレーヤを買ってみたらつるんとしていて操作ボタンがないってぇと面食らうだろうな、ということで。
Re: (スコア:0)
無闇に触覚に拘る必要は無いかもしれません。
指の位置に対応して、音や振動でリアクションを返しても良いわけですから。
指を滑らせると、ボタンの境界をまたぐ度にブルっと震える、そんな方法でも指先だけでボタンを探る手段は提供できるでしょう。
逆に、完全にメカニカルなスイッチであっても、即座に的確なリアクションが無いシステムは使いにくくて仕方ありませんね。
押せたのか押せてないのかよく分からないキーボードに、押しても即座に反応できないトロいCPUとか。