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まず前提としてストラディバリウスのようないわゆる「名器」は現在のコンサートホールも無い,マイクやスピーカー,CDもレコードもない時代のものだということを考慮すべきではないかと.当時ストラディバリウスなどが珍重されたのは,まずもって「音が大きく響くこと」が理由です.
その上バイオリンは一般に制作されてから150年目くらいが一番よい音がされるとされており,200年以上昔に制作されたバイオリンは言ってみれば盛りを過ぎた状態なので,音質だけから言えばもっとよいバイオリンがあるのは不思議ではありません.
一方で「最高の状態の」ストラディバリウスの音を再現しようとしても,寸法をまったく同じに作ったバイオリンが同じ音にはならなかったこと,ニスをはがしても音質に影響がなかったことなどから,今では手に入らない木材が鍵であろうと考えらていました.そこで木材にある処理を施すことで,「失われた材料」を再現できたとしたら,過去に存在した真の(あるいは幻想の)ストラディバリウスを手に入れることができることになるだろう,ということになっているわけです.
こうやって楽器の構成要素を一つ一つ再構築することで,我々が何を持ってよい音としているかまたよい楽器というものがいかなるものかを理解するというのは,全く科学的な態度だと思います.
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
ストラディバリウスは、いい音がする分けではない (スコア:3, 興味深い)
ストラディバリウスは、遠くまで減衰しないで音が届くというのが
売りであって、音色が格段にいいという分けではないというのが、
当日の主催者の解説だった。
直近で聴いていた人も、半分くらいは名もないヴァイオリンの方が
いい音だと評価していた。
Re:ストラディバリウスは、いい音がする分けではない (スコア:2, 参考になる)
まず前提としてストラディバリウスのようないわゆる「名器」は現在のコンサートホールも無い,
マイクやスピーカー,CDもレコードもない時代のものだということを考慮すべきではないかと.
当時ストラディバリウスなどが珍重されたのは,まずもって「音が大きく響くこと」が理由です.
その上バイオリンは一般に制作されてから150年目くらいが一番よい音がされるとされており,
200年以上昔に制作されたバイオリンは言ってみれば盛りを過ぎた状態なので,音質だけから
言えばもっとよいバイオリンがあるのは不思議ではありません.
一方で「最高の状態の」ストラディバリウスの音を再現しようとしても,寸法をまったく同じに
作ったバイオリンが同じ音にはならなかったこと,ニスをはがしても音質に影響がなかったこと
などから,今では手に入らない木材が鍵であろうと考えらていました.
そこで木材にある処理を施すことで,「失われた材料」を再現できたとしたら,過去に存在した
真の(あるいは幻想の)ストラディバリウスを手に入れることができることになるだろう,という
ことになっているわけです.
こうやって楽器の構成要素を一つ一つ再構築することで,我々が何を持ってよい音としているか
またよい楽器というものがいかなるものかを理解するというのは,全く科学的な態度だと思います.
Re:ストラディバリウスは、いい音がする分けではない (スコア:1)
ただなぁ。弾き込んで育っちゃうのがヴァイオリンなので、多分材料やら製法だけ真似ても同じにはならないんだろうなぁ。。
Re: (スコア:0)
大きい音の方が小さい音より音質がよく聞こえるってこったね。
大きい音の方が良く聞こえるってので思うけど、
最近のCDって、度を越してレベルを突っ込むけど
全然いい音だとは思わない。
そりゃ、大きい音の方が聞きやすいけど、限度ってもんがあるからね。
するってえと、ストラディバリウスは音の大きさと音質のバランスがとれていると言うことだろうな。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)