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準結晶は来るなら物理だとばっかり.
いや,準結晶って物性物理的に凄く面白い対象なんですよ.結晶のような周期性が無いから電子は平面波状態(ブロッホ状態)ではなく全然違う状態を取らなきゃいけなかったり,かといって完全にランダムな液体金属だのアモルファス金属と一緒かと思うとある種の対称性を持つんでそれに起因する異常点があったり.最近ではまさかの応用研究まであって(といっても実用化はなかった気が……),なかなか広がりのある分野です.
でも化学か……いや,まあ,マテリアルなんで化学も有りっちゃあ有りなんですが,ちょっと意表を突かれた.
現状から考えると、準結晶は物理で取るべきものだと思いますねぇ。
下村先生の奴とかもそうですけど、化学賞って他でもっと適切な領域があるんじゃないか、って思うようなものが取ることありますよね。他ではそんなに感じないんだけど、気のせいかな? 一応自分の分野だから?
誰が見ても「これは化学だ」って断言できるようなものには受賞させるものがないのか、それとも単に物理や生物学との境界とやらがもはやなんだかわからないので勢いあまってわりとなんでもありになってるのか。
準結晶の発見ではなく、準結晶構造を持つ化合物の合成と見れば化学なのでしょうがもともとノーベル賞の部門の区分が偏ったものなので、何らかの方法で整合を取らないとならないのでしょう
無機固体化学とか物理寄りな化学の人からすれば納得の結果だったり。
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化学なんだ…… (スコア:4, 参考になる)
準結晶は来るなら物理だとばっかり.
いや,準結晶って物性物理的に凄く面白い対象なんですよ.
結晶のような周期性が無いから電子は平面波状態(ブロッホ状態)ではなく全然違う状態を取らなきゃいけなかったり,かといって完全にランダムな液体金属だのアモルファス金属と一緒かと思うとある種の対称性を持つんでそれに起因する異常点があったり.
最近ではまさかの応用研究まであって(といっても実用化はなかった気が……),なかなか広がりのある分野です.
でも化学か……
いや,まあ,マテリアルなんで化学も有りっちゃあ有りなんですが,ちょっと意表を突かれた.
Re:化学なんだ…… (スコア:2)
今本棚から岩波講座の現代の物理学「固体-構造と物性」を取り出してみてますが、 D. Schechtman さんの電子線回折図が載ってます。 ちなみにこの教科書の第11章はまるごと準結晶のお話ですね。
キッテルのはじめのほうに書いてあった気がする。 (スコア:1)
同感 (スコア:1)
現状から考えると、準結晶は物理で取るべきものだと思いますねぇ。
下村先生の奴とかもそうですけど、化学賞って他でもっと適切な
領域があるんじゃないか、って思うようなものが取ることありますよね。
他ではそんなに感じないんだけど、気のせいかな? 一応自分の分野だから?
誰が見ても「これは化学だ」って断言できるようなものには受賞させる
ものがないのか、それとも単に物理や生物学との境界とやらがもはや
なんだかわからないので勢いあまってわりとなんでもありになってるのか。
Re: (スコア:0)
準結晶の発見ではなく、準結晶構造を持つ化合物の合成と見れば化学なのでしょうが
もともとノーベル賞の部門の区分が偏ったものなので、何らかの方法で整合を取らないとならないのでしょう
Re: (スコア:0)
無機固体化学とか物理寄りな化学の人からすれば納得の結果だったり。