アカウント名:
パスワード:
元々の河川環境の維持には影響でないんかなぁ?と心配してみる。
今までも放流していた、川を涸らさないための河川維持流量のエネルギーを利用するだけなので、特に影響はないと思います。
大規模なダム作ってる時点で元々の河川環境って何?という気もしますが。
けれど、流速(もしくは圧力)は変化するのではありませんか?元々日本の川は急峻で山に降った雨水が海に至るまでの期間が短いから、多少流れが遅くなっても支障はないかもですが。けど、それも程度問題で、あまり緩やかになると生物相も変化しそうだし、なにより水が澱むんじゃないかなぁ。
そもそも川の流水の受ける重力と抗力が拮抗する終端速度がどれくらいで、発電で一度低下した流速が終端速度に達するまでの距離がどの程度なのか知らないので、問題になるほど長い距離は必要ないのかもしれませんが……
流速は変化しますが、そもそもダムとかは基本流速を下げたりする目的もあるような気もしますよ。
そもそも環境維持水量ってのは、古いダムで発電もやる大規模なところではダム直下の水が(水力発電所とかで水を取るようなところだと、規模によってはkm単位で)季節によってまったくなくなるもんだからそれを解消するために河川法の97年法改正 [wikipedia.org]で決まったわけでして、どちらかというと無水区間の解消がメインかなとも。どちらにせよダムができたら渓流に住む魚は上流域に逃げるわけだし、落差の大きいダムで魚道がつけられないようなところはそこで生物相が遮断されて、上流と下流は断絶されるわけだし。
従来の大規模なダム単体による生物相などへの影響は本ストーリーの範囲外ではありませんか?環境維持水量の目的や設立の経緯など仰ることはその通りですし、ダムが環境に影響するというのは議論の必要はないと思うのですが。だからこそ、ダム建設前や運用中には環境への影響を調査し、それに基づいて評価、対策するわけですし。環境維持水量が設定されたのも、そういった対策の一つですよね。その内容が適切か否かはまた別の議論でしょうが、ともかくも配慮しようという動きは為されてきたわけです。
小水力でも同様に環境アセスメントをした上での話であればまだ良いのですが、そこまで慎重で厳密な調査を経て認可されているのでしょうか?別スレッドで語られている用水路での小水力発電の事例を見ると、そうは思えないのですが……自分の住んでいる場所、田畑、あるいは故郷など丸ごと水の底に沈むダムと違って住民の反対運動も起きにくいうえ、脱原発の掛け声が追い風となっている現状では、ほぼノーブレーキで突っ走れてしまうんじゃないかな、と。そして、もちろん既存のダムの環境アセスメントでは小水力発電を行うことなど考えてはいないですしね。
私の個人的な所感として、個々の小水力発電単体の河川環境への影響は微少だと思っています。しかし、今後次々と手が上がったときや、今回のようにダムと併用するとき、その全体での環境への影響を適切に評価できるのか評価できたとして、適切に認可や規制できるか、既存の水利権や漁業権との兼ね合いをどうするかなどをきちんと考えておかないと、後で問題が生じるんじゃないかという懸念が拭えません。
#単なる環境問題対策や脱原発などへのポーズ・一過性のブームで廃れて、なんの問題も起きない可能性も低くないですがw
なんかいろいろ脳内で「問題があるに違いない!!!1!」って感じで完結されてるようですがいくつか。
結局のところ、流速と生物相などの環境とは無関係だという主張でしょうか?
今までのダムで流速をほとんど気にしておらず、ダムでは問題は起きてないという話はわかりました。しかし、それはあくまでもダムの事例です。ご指摘の通り、ダム水位によってダム出口の流速が変化するのは事実でしょうが、それは同時に川の水量が変化することによる環境への影響の方が支配的であるため、流速の影響が相対的に小さく、無視しても問題なかったというだけではないでしょうか。小水力発電のように水量をほぼ変化させずに流速を変化させる場合に、流速の環境へ与える影響を無視して良い根拠としては薄弱であるように思えます。
別に、こんな雑談で環境に影響が無いことを証明しろなんて悪魔の証明を求めるつもりもなければ、無視できないレベルの問題が生じると決めつけようとも思っていません。むしろ個別の小水力発電のレベルではさほど大きな問題は発生しないだろうと思っています。前回のコメントの繰り返しですけどね。しかし、前述の通りダムと小水力発電では条件が違うのに、今までダムで無視してきたんだから小水力でも無視して良いだろ、というのはいくら雑談とはいえ乱暴な主張であるように思えますが、いかがでしょうか?
>川を涸らさないための河川維持流量のエネルギーを利用するだけ
その河川維持流量の何%の水を使うのかで変わるとおもいますよ。100%使うのであれば、発電所の上流・下流は生物的には分断されるわけですし。
うん?勘違いしてたらスミマセンが。
そもそもが、ダムの脇から放出される「生物的には分断」されてる水路から電力を取ろうって図に見えるんですけど、違うんでしょうか。ダムを迂回して設置された自然(?)河川とかじゃないですよね。
>100%使うのであれば、発電所の上流・下流は生物的には分断されるわけですし。いやいや他のコメントで指摘している人がいますがダムが出来ている時点ですでに分断されていると思いますが。だから今更発電所があろうが無かろうがたいしてかわらないと思いますよ。
そのチョイ前までは止めていたりした奴なんで、そこから見れば少々減っても改善のレベル以外有り得んだろう。
河川上流部の小規模な砂防堰堤に発電施設を設置するなら、河川環境に影響はないでしょうね。(既存の砂防堰堤を想定しています。)
実際の事例として、山形県の樋ノ沢第1号砂防堰堤で設置された小規模水力発電施設です。(日経BPケンプラッツの記事)http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20120213/557930/ [nikkeibp.co.jp]河川管理用施設への送電のための発電なので出力は小さいのですが、その地点まで電力線を引こうとしてもそれなりの費用がかかりますから、よい案と言えるのではないでしょうか。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
河川環境維持 (スコア:0)
元々の河川環境の維持には影響でないんかなぁ?
と心配してみる。
Re:河川環境維持 (スコア:0)
今までも放流していた、川を涸らさないための河川維持流量の
エネルギーを利用するだけなので、特に影響はないと思います。
大規模なダム作ってる時点で元々の河川環境って何?という気もしますが。
Re:河川環境維持 (スコア:1)
けれど、流速(もしくは圧力)は変化するのではありませんか?
元々日本の川は急峻で山に降った雨水が海に至るまでの期間が短いから、多少流れが遅くなっても支障はないかもですが。
けど、それも程度問題で、あまり緩やかになると生物相も変化しそうだし、なにより水が澱むんじゃないかなぁ。
そもそも川の流水の受ける重力と抗力が拮抗する終端速度がどれくらいで、
発電で一度低下した流速が終端速度に達するまでの距離がどの程度なのか知らないので、
問題になるほど長い距離は必要ないのかもしれませんが……
Re: (スコア:0)
流速は変化しますが、そもそもダムとかは基本流速を下げたりする目的もあるような気もしますよ。
そもそも環境維持水量ってのは、古いダムで発電もやる大規模なところではダム直下の水が(水力発電所とかで水を取るようなところだと、規模によってはkm単位で)季節によってまったくなくなるもんだからそれを解消するために河川法の97年法改正 [wikipedia.org]で決まったわけでして、どちらかというと無水区間の解消がメインかなとも。どちらにせよダムができたら渓流に住む魚は上流域に逃げるわけだし、落差の大きいダムで魚道がつけられないようなところはそこで生物相が遮断されて、上流と下流は断絶されるわけだし。
Re:河川環境維持 (スコア:1)
従来の大規模なダム単体による生物相などへの影響は本ストーリーの範囲外ではありませんか?
環境維持水量の目的や設立の経緯など仰ることはその通りですし、ダムが環境に影響するというのは議論の必要はないと思うのですが。
だからこそ、ダム建設前や運用中には環境への影響を調査し、それに基づいて評価、対策するわけですし。
環境維持水量が設定されたのも、そういった対策の一つですよね。
その内容が適切か否かはまた別の議論でしょうが、ともかくも配慮しようという動きは為されてきたわけです。
小水力でも同様に環境アセスメントをした上での話であればまだ良いのですが、そこまで慎重で厳密な調査を経て認可されているのでしょうか?
別スレッドで語られている用水路での小水力発電の事例を見ると、そうは思えないのですが……
自分の住んでいる場所、田畑、あるいは故郷など丸ごと水の底に沈むダムと違って住民の反対運動も起きにくいうえ、脱原発の掛け声が追い風となっている現状では、ほぼノーブレーキで突っ走れてしまうんじゃないかな、と。
そして、もちろん既存のダムの環境アセスメントでは小水力発電を行うことなど考えてはいないですしね。
私の個人的な所感として、個々の小水力発電単体の河川環境への影響は微少だと思っています。
しかし、今後次々と手が上がったときや、今回のようにダムと併用するとき、その全体での環境への影響を適切に評価できるのか
評価できたとして、適切に認可や規制できるか、既存の水利権や漁業権との兼ね合いをどうするか
などをきちんと考えておかないと、後で問題が生じるんじゃないかという懸念が拭えません。
#単なる環境問題対策や脱原発などへのポーズ・一過性のブームで廃れて、なんの問題も起きない可能性も低くないですがw
Re: (スコア:0)
なんかいろいろ脳内で「問題があるに違いない!!!1!」って感じで完結されてるようですがいくつか。
Re:河川環境維持 (スコア:1)
結局のところ、流速と生物相などの環境とは無関係だという主張でしょうか?
今までのダムで流速をほとんど気にしておらず、ダムでは問題は起きてないという話はわかりました。しかし、それはあくまでもダムの事例です。
ご指摘の通り、ダム水位によってダム出口の流速が変化するのは事実でしょうが、それは同時に川の水量が変化することによる環境への影響の方が支配的であるため、流速の影響が相対的に小さく、無視しても問題なかったというだけではないでしょうか。
小水力発電のように水量をほぼ変化させずに流速を変化させる場合に、流速の環境へ与える影響を無視して良い根拠としては薄弱であるように思えます。
別に、こんな雑談で環境に影響が無いことを証明しろなんて悪魔の証明を求めるつもりもなければ、無視できないレベルの問題が生じると決めつけようとも思っていません。
むしろ個別の小水力発電のレベルではさほど大きな問題は発生しないだろうと思っています。前回のコメントの繰り返しですけどね。
しかし、前述の通りダムと小水力発電では条件が違うのに、今までダムで無視してきたんだから小水力でも無視して良いだろ、というのはいくら雑談とはいえ乱暴な主張であるように思えますが、いかがでしょうか?
Re: (スコア:0)
>川を涸らさないための河川維持流量のエネルギーを利用するだけ
その河川維持流量の何%の水を使うのかで変わるとおもいますよ。
100%使うのであれば、発電所の上流・下流は生物的には分断されるわけですし。
Re:河川環境維持 (スコア:1)
うん?
勘違いしてたらスミマセンが。
そもそもが、ダムの脇から放出される「生物的には分断」されてる水路から電力を取ろうって図に見えるんですけど、違うんでしょうか。
ダムを迂回して設置された自然(?)河川とかじゃないですよね。
Re: (スコア:0)
>100%使うのであれば、発電所の上流・下流は生物的には分断されるわけですし。
いやいや
他のコメントで指摘している人がいますがダムが出来ている時点ですでに分断されていると思いますが。
だから今更発電所があろうが無かろうがたいしてかわらないと思いますよ。
Re: (スコア:0)
そのチョイ前までは止めていたりした奴なんで、そこから見れば少々減っても改善のレベル以外有り得んだろう。
Re: (スコア:0)
河川上流部の小規模な砂防堰堤に発電施設を設置するなら、河川環境に影響はないでしょうね。
(既存の砂防堰堤を想定しています。)
実際の事例として、山形県の樋ノ沢第1号砂防堰堤で設置された小規模水力発電施設です。(日経BPケンプラッツの記事)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20120213/557930/ [nikkeibp.co.jp]
河川管理用施設への送電のための発電なので出力は小さいのですが、その地点まで電力線を引こうとしてもそれなりの費用がかかりますから、よい案と言えるのではないでしょうか。