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(よく知らないのですけれども)メインフレームのCPUは独特な仕様が必要で、信頼性を担保するには独自開発が重要になるのでしょうか?
それとも、大々的に市場に売り出すというよりも、顧客のアテができたから、細々とCPU生産の火を絶やさないためのリリース?
この分野だと、信頼性担保のためにIntelが言うところのMCA、PAL、SAL等といった機能が重要なんです。このうち、MCAはXeon(E7系)にあるんですが、他が無いのでItaniumの代用にできないんだろうと思います。
MCA, PAL, SALって何だろうと思ったら、ブレードで実現する「小規模基幹システム」 [hp.com]と言う解説が。ハードウェア障害を検知すると、それを起こしたプロセッサを殺すシステム?そこら辺のCPUだと、障害起こしてもスルーかそのまま逝っちゃうけど、Itaniumだとしっぽ切って生き残る?
私の知ってるFT機(FT機とメインフレームって違うんだっけ?)だと、CPUボードは3枚積んでました。
で、3枚で常に同じ計算をし、3枚で相互に計算結果を比較しています。2枚から見て、「1枚からの計算結果が違う」と、このCPUボードは自動的に切り離されます。
当然残る2枚で処理は継続するし、「壊れてるらしい1枚を切り離す」際、一切ダウンタイムは出ません。
>2枚から見て、「1枚からの計算結果が違う」と、このCPUボードは自動的に切り離されます。すごい。エヴァンゲリオンのMAGIじゃん。3という数字はとても合理的なんだなと。
ぜんぜん違うよ。全く逆。MAGIはそれぞれが違う観点から答えを求めて合議制で結論を出す個体の差異を組み込んだシステム(多数決やその内訳までが結果に含まれる。だから、結論に対して賛成2,保留1みたいな曖昧な結果になる)だけど、多重系は全く同じ挙動を示すものを複数用意してうち一つが壊れても他の2つと比較すれば間違ったのがわかるし間違ったのを切り離してそのまま動けるねというシステム。
# 1でも2でもなく3というのは対立が起きて(2以上)、偶数じゃない最小の数という点で重要だけど。
>MAGIはそれぞれが違う観点から答えを求めて合議制で結論を出す個体の差異を組み込んだシステム(多数決やその内訳までが結果に含まれる。>だから、結論に対して賛成2,保留1みたいな曖昧な結果になる)だけど、これが機能するとしたら、計算機の世界で、ここで妥協する代わりに別の条件で譲るといった、政治的な取引が行なわれないからだろうな。
個体の差異を組み込んだ合議制のシステムって実用例はあるのだっけ?
> 個体の差異を組み込んだ合議制のシステム
コンピュータ将棋での「激指」、「GPS将棋」、「Bonanza」、「YSS」の4つの将棋プログラムを使用した多数決合議制システム「あから」 [srad.jp]とか?
#実際には、アルゴリズムごとの重み付けがかなり偏ってる [livedoor.jp]ので、合議というより「激指メイン、迷ったら他のアルゴリズムの意見も聞いてる」って感じですかね。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
メインフレームに独自CPUを載せる理由について (スコア:0)
(よく知らないのですけれども)メインフレームのCPUは独特な仕様が必要で、
信頼性を担保するには独自開発が重要になるのでしょうか?
それとも、大々的に市場に売り出すというよりも、顧客のアテができたから、
細々とCPU生産の火を絶やさないためのリリース?
Re: (スコア:2, 参考になる)
この分野だと、信頼性担保のためにIntelが言うところのMCA、PAL、SAL等といった機能が重要なんです。
このうち、MCAはXeon(E7系)にあるんですが、他が無いのでItaniumの代用にできないんだろうと思います。
Re: (スコア:1)
MCA, PAL, SALって何だろうと思ったら、
ブレードで実現する「小規模基幹システム」 [hp.com]
と言う解説が。
ハードウェア障害を検知すると、それを起こしたプロセッサを殺すシステム?
そこら辺のCPUだと、障害起こしてもスルーかそのまま逝っちゃうけど、
Itaniumだとしっぽ切って生き残る?
TomOne
Re: (スコア:1)
私の知ってるFT機(FT機とメインフレームって違うんだっけ?)だと、CPUボードは3枚積んでました。
で、3枚で常に同じ計算をし、3枚で相互に計算結果を比較しています。
2枚から見て、「1枚からの計算結果が違う」と、このCPUボードは自動的に切り離されます。
当然残る2枚で処理は継続するし、「壊れてるらしい1枚を切り離す」際、一切ダウンタイムは出ません。
Re: (スコア:0)
>2枚から見て、「1枚からの計算結果が違う」と、このCPUボードは自動的に切り離されます。
すごい。エヴァンゲリオンのMAGIじゃん。
3という数字はとても合理的なんだなと。
Re: (スコア:0)
ぜんぜん違うよ。全く逆。
MAGIはそれぞれが違う観点から答えを求めて合議制で結論を出す個体の差異を組み込んだシステム(多数決やその内訳までが結果に含まれる。
だから、結論に対して賛成2,保留1みたいな曖昧な結果になる)だけど、多重系は全く同じ挙動を示すものを複数用意してうち一つが壊れても
他の2つと比較すれば間違ったのがわかるし間違ったのを切り離してそのまま動けるねというシステム。
# 1でも2でもなく3というのは対立が起きて(2以上)、偶数じゃない最小の数という点で重要だけど。
Re:メインフレームに独自CPUを載せる理由について (スコア:0)
>MAGIはそれぞれが違う観点から答えを求めて合議制で結論を出す個体の差異を組み込んだシステム(多数決やその内訳までが結果に含まれる。
>だから、結論に対して賛成2,保留1みたいな曖昧な結果になる)だけど、
これが機能するとしたら、計算機の世界で、
ここで妥協する代わりに別の条件で譲るといった、
政治的な取引が行なわれないからだろうな。
個体の差異を組み込んだ合議制のシステムって実用例はあるのだっけ?
Re:メインフレームに独自CPUを載せる理由について (スコア:1)
> 個体の差異を組み込んだ合議制のシステム
コンピュータ将棋での「激指」、「GPS将棋」、「Bonanza」、「YSS」の4つの将棋プログラムを使用した多数決合議制システム「あから」 [srad.jp]とか?
#実際には、アルゴリズムごとの重み付けがかなり偏ってる [livedoor.jp]ので、合議というより「激指メイン、迷ったら他のアルゴリズムの意見も聞いてる」って感じですかね。